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タワーレコードのフリーマガジン「intoxicate」にVittorio Grigoloのインタビュー記事 [インタビュー&記事]

 タワーレコードの無料配布の冊子「intoxicate」にヴィットリオ・グリゴーロのインタビュー記事が掲載されています。もちろんネットでも読めるので見つけたんですけど。こちらです→Vittorio Grigolo/インタビュー & 本文:秋島百合子「ソニー・クラシカル専属第1弾となるオペラ・アリア集!」
 「ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで話をきいたのは去年の7月上旬、マスネの『マノン』の騎士デ・グリューを歌ってロイヤル・オペラにデビューした直後だった。」ということですから、グリゴーロがニューヨークタイムズの記者マイケル・ホワイト氏に「インタビュー、とにかく多いです.....うんざりだ..疲れてるし..」と言ったと書かれたのと同じ頃のインタビューですよ、日本からのインタビューもあったんですね。



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ヴィットリオ・グリゴーロ 34才.....スイスでのインタビュー記事 [インタビュー&記事]

 2月19日はヴィットリオ・グリゴーロの誕生日、34歳.....ちょうどチューリヒに滞在中で、「今日、ヴィットリオ・グリゴーロは34才.....」という書き出しのJournal21の記事が掲載されました。もう1つ、16日にスイス各紙、Tages-Anzeiger, Der Bund, BernerZeitung, Basler Zeitung に配信された記事 "Der Senkrechtstarter in der Opernwelt" 、こちらもJournal21の記事同様、筆者は女性ジャーナリストですが、「舞台で恋に落ちたことは?」と女性ならではの質問とか、「歌手は指揮者より重要...」とか、なかなか面白い内容です。その一部をいつもの同好の方に訳してもらいました。

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自信満々

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Opera Britannia:ヴィットリオ・グリゴーロ 2010年最優秀テノール ☆アメリカ国内のDiamondsとRust 賞 [インタビュー&記事]

 Opera Britanniaの『2010年オスカーとラズベリー賞』が発表され、ヴィットリオ・グリゴーロが「最優秀テノール」に選ばれました。イギリス国内の劇場で上演されたオペラからの選考です。manonj.jpg

Opera Britannia 2010年オスカーとラズベリー賞

☆最優秀ソプラノ:
 Christine Brewer(1955.1.26- アメリカ出身)
 バービカンでのヨーゼフ・マルクスJoseph Marxの歌曲
☆最優秀メゾ:
 スーザン・ビックリー Susan Bickley(イギリス)
 ENOのカーチャ・カバノヴァーKat’a Kabanovaの
☆最優秀カウンターテノール:
 デヴィッド・ダニエルズ David Daniels (1966- アメリカ)
 ウィグモアホールの演奏
☆最優秀テノール:
 ヴィットリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo(1977.2.19 -)
 ROHの《マノン》騎士デ・グリュー
☆最優秀バリトン:
 ロデリック・ウィリアムズ Roderick Williams(1965-)
 St Endellion Festival《エウゲニ・オネーギン》
☆最優秀自称バリトン:
 プラシド・ドミンゴ Placido Domingo(1941.1. 21)
 シモン・ボッカネグラ
☆最優秀バス:
 フェルッチョ・フルラネットFerruccio Furlanetto(1949.5.16 )
 ROHの《シモン・ボッカネグラ》のフィエスコ
☆新人賞:Elisabeth Meister/ROHのJette Parker Young Artists Programme
☆期待はずれだったで賞:アンナ・ネトレプコ(下品なインタビューとROHのマノン)
☆とんでもない歌だったで賞:ミカエラ・カロージ Micaela Carosi(アイーダのショッキング歌唱)
☆ラズベリー準優勝 :Angela Denoke (ROHのサロメ)/Rolando Villazon (ヘンデル・コンサート)/Jeanne-Michele Charbonnet (バービカンのエレクトラ)

 以上、詳細は、記事をご覧下さい。右の写真をクリックすると記事にリンクしています。ベスト、ワースト演出、ベスト声楽リサイタルもあります。次の"Confessions of a Bow Street Runner"も面白そうなことが書いてあります。更にスクロールするとアメリカ国内の"The First Annual Diamonds and Rust Awards (US)"これも面白い。メトの公演に関しては、交流ブログのMadokakipさんのレポートをリンクさせていただきました。けっこう似た印象が書かれています。

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ヴィットリオ.グリゴーロのインタビュー(2011.1.24) グラディエーターと同じ....最後に観衆が親指を立てるか、下げるか... [インタビュー&記事]

 ドイツ国内ツァーも中休み、次は2月12日、チューリヒで《リゴレット》、共演はヌッチとモシュク、その後、チューリヒ、ベルン、ベルリンとコンサート、その後3ヶ月舞台の予定はないようです。6月スカラ座の《ロメオとジュリエット》の勉強に集中でしょうか、2枚目のCDの準備もあるのかな.....けっこうゆったりしたスケジュールだと思います。

 ドイツでのインタビューもいろいろ紹介しましたが、ちょっと今までとは違った趣向のインタビュー記事が掲載されました。5年間バチカンで初等教育を受けただけあって、当然ですが、考え方がカトリック的ですし、才能は神から与えられたもので「能ある鷹は爪を隠す」という発想はないので、このあたりが謙虚さがない...とか批判されるのかもしれません。「声のために気をつけていることは...」に対して、マリオ・デル・モナコ同様におしゃべりを自粛しているそうですが、電話はSMSというのが、なるほど....ですし、「オペラに外見は必要ですか....」という質問も、グリゴーロならではですし、最後の「典型的なイタリア人と違うところがありますか」という質問に「以前はいつも遅刻していたし、明日やればいい、と思っていたけど.....」なんて言ってます。そういえば、チューリヒの中央駅の《椿姫》のリハーサルでも、グリゴーロだけがなかなか来なくて、スタッフがペレイラ氏に確認の電話をしてましたけど、最近は時間厳守しているって本人は言ってますが、確かハンブルグのインタビューでは、遅刻してますけどね。

 外見といえば、グリゴーロも言っているように観客は30メートルも先にいるので、顔の細かい造作は関係ないかもしれませんが、体格、体型は重要だと思います。太っていないだけの歌手は、ゴロゴロいますが、グリゴーロのようにモデル並みの体型の歌手はなかなかいません。特にテノールにピッタリの体型といえます。背も高すぎず低すぎずですし。このモデル並のスタイルは、どんな衣装も着こなせますし、遠目にもかっこ良くみえる効果もありますし、舞台人としては重要だと思います。

★インタビュー
Vittorio Grigolo:Eine Oper ist wie ein Tennismatch. 「オペラはテニスマッチと同じようなものだ」
Interview: Jakob Buhre
10時45分ですが、この時間、あなたの声はどうですか。朝でも歌えますか。
はい。声は常に準備万端です。ウォーミングアップは必要ないです。

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Vittorio Grigolo パリで仏語インタビュー(Marc Zisman 2010.9.21) [インタビュー&記事]

 ヴィットリオ・グリゴーロは、初クラシックアルバム "The Italian Tenor"発売にあたって、プロモートのために世界各地でインタビューを受けています。ハンブルグでは、疲れてふらふらとかでチーズケーキを食べて、今からロンドンに行くとか言っていますから、このパリでのインタビューはその後ではないかと思います。
 さて、このパリでのインタビューですが、過去記事で『グリゴーロのフランス語のインタビューは、podcastで聞くことができます。実際には、CDからの曲を間にはさんでいて約40分ですが、それを削除して、おしゃべりの部分だけこちらにアップしました(右の音声ファイル)。パリのカフェでお茶をしながらのようで、車の騒音とか、鐘の音が聞こえたりします。フランス語ですが、ちょっとトロヴァトーレの一部"Ah! sì, ben mio"を鼻歌で歌った後、英語になってしまったところが、面白い......たくさん喋ってますが、何を言ってるのか......ライモンディの名前もあがってます.....』と紹介したところ、なんと全部日本語に訳して下さった方が.......感謝感激です......本当に嬉しい!ありがとうございます。

レコーディングの準備、指揮のモランディと

レコーディングの合間に声楽の先生リゴーザ

 インタビューは、記事になるとどうしても筆者の考え方に左右されますし、中にはかなり脚色されてしまう部分もあるのではないかと思います。その点、こういう生のインタビューは、グリゴーロのそのままが伝わってきますので、とても貴重です。またこれも訳によって微妙に違うのかも知れませんが、とても分かり易く訳して下さっていますし、いつものように熱く語るグリゴーロです。

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続々インタビュー記事 ☆USA TODAY☆ドルトムント☆ドイツ雑誌その他 [インタビュー&記事]

 初オペラアリア集"The Italian Tenor"発売から約3ヶ月、まだまだ話題性があるようで、新しいグリゴーロのインタビュー記事も次々出て来ます。クリスマスプレゼントにも、クリスマス休暇にも "The Italian Tenor"のCDをどうぞ!.....ということもあるようです。どこでインタビューを受けているのか分からなくなって、フランス語のインタビューで突然英語になったり、インタビューにはうんざり.....とか言ったなんて書かれたり、まあ、確かにネット上だけでもいろいろヒットしますから、ネットにはアップしていないラジオ、テレビ、雑誌等いろいろあるんでしょう。

 右の写真はメトの《ボエーム》のカーテンコール(2010.10.16)ですが、野暮ったいチェック柄のスラックスもカッコよく着こなしているのに感心しました。太っていないというだけでなくモデル並の体型ですね。先日紹介したインタビュー"A model tenor"でも『明日、声を失ったとしても、多分数年は、ミラノのファッションショーで稼ぐことができるだろう.....』と書いてあったり、『アルマーニなどのモデルをやろうと考えたことがあるかという質問』をしたくなるようなスタイルのようです。

インタビュー記事いろいろ
Vittorio Grigolo could match the tenor of our times Elysa Gardner, USA TODAY/14.12.2010

 メトのボエームのピアノリハーサルのビデオもあります。サイモン・コーウェルについてもジョークかなんだかわからないようなことも言っています。グリゴーロのユーモアのセンスが分らない人には生意気ってことかな.....同好の方が全文訳してくれました。

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インタビュー記事 "A model tenor"(2010.12.12 The Sunday Times) [インタビュー&記事]

 イギリスの新聞「タイムズ」(The Times)の日曜版"The Sunday Times"にヴィットリオ・グリゴーロのインタビュー記事"A model tenor"が掲載されました。全文読むには、有料なので、どうしようかな...いつもと同じような内容だろうし....と思いましたが、1ポンド(約130円)けちっても、と思ってお支払いしました。日本の三大一般全国紙は、朝夕刊で1ヶ月3950円ですから、130円は妥当だと思いますし。
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At 33, Vittorio Grigolo has become a lyric-tenor sensation (Rex Features)

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ヴィットリオ・グリゴーロとヨナス・カウフマン比較記事 ☆ ついでにゲオルギューとカウフマン [インタビュー&記事]

 Vittorio Grigoloの記事には、同世代の若手テノール歌手ではなく、41才のJonas Kaufmannの名前がしばしば見られます。私に言わせれば、全く違ったタイプの歌手で、今のところレパートリーも違っていますし......カウフマンは15年くらい下積みとアンサンブル歌手でしたので、なんでも歌っているのですが、ドイツものを除いて、フランスものでは《カルメン》、イタリアものでは《トスカ》がカウフマン節もいいんじゃない....と認められている役ではないかと思います......ということで、今のところ、同じオペラで比較はできないですし、それこそ「人の好みは千差万別」ということつきると思います。ただ、イタリアオペラに関しては、どう転んでもイタリアオペラの伝統的声質発声とは言えないカウフマン(だからこそ長い間トップに立てなかった)には好き嫌いではなく違和感があります。カウフマンのような声というか発声は、「お団子(クヌーデル)声」と言うそうです。私には、カウフマンがイタリアオペラにこだわる理由が分りません。
 ドイツでは、最近なにかと話題豊富で、来年にはドイツの各地でコンサートを行うイタリア人テノールのグリゴーロとドイツ人のカウフマンとどうしても比べてみたくなるんでしょうね、「比較してみました.....」という記事が掲載されました。

オペラスターたち/目でも聴くってこと/2010.11.19/Lars von der Gönna
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41才遅咲きのミュンヘンっ子
 無精髭、ロマッチックで大胆な言動、そして黒い巻き毛の外見は瓜二つだ。実りの時を迎えたテノール、ヨナス・カウフマンとヴィットリオ・グリゴーロは専門分野のスターとして多分対立することはないだろう。
 ミュンヘン対ローマ。ひとりはまずは数学を学んだ遅咲き。もうひとりは、システィーナ礼拝堂で早々に幸運をつかんだ。少年聖歌隊員だった。
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33才ローマっ子
 両人の疑問の余地のないスマートなオペラ業界への登場、その歩みの確かさは、間違いなく共通性があるように見える。そうでなければ、比較することには、ほとんど意味がない。両人が上位に残るなら、彼らの声は異なる方向に向かうだろう。カウフマンはもう魔笛のような軽い役は難しいから、その恵まれた声の美しいバリトン的色彩を生かす方向、将来的にはオテロが予想される。

著しい可動性
 一方、グリゴーロの能力は「レッジェーロ」と「スピント」の間で最上のものだ。両方とも、特別な素質が必要で、それにふさわしい役がある、テノール分野である。著しい可動性、明るさ、耳障りでない輝かしさなどは、ロッシーニの理髪師のアルマヴィーヴァが考えられるし、リゴレットの公爵のようなヴェルディの役もいい。おまけに、33歳の彼の声には、トスカのカヴァラドッシで苦悩したり、ヴェルディのトロヴァトーレのあんまり楽しくないジプシー人生に転落したりするような、オペラ的男らしさの極みの役のために十分な重量感と光り輝く最高音がある。

 イタリアン・テノール(ソニー)は、グリゴーロが自らを演じてみせた信条告白音楽だ。まず、どれもオペラハウスでこんな歌手を生で聞けるのはうれしい。巨大な声ではないし、実際、オテロや、カウフマンがもうすぐ歌う予定のジークムントといった英雄的な方向へは決していかないだろうが、この歌手には十分な余裕がある。もうひとつ、例えば仮面舞踏会からのアリアでは、卓越した艶やかさと繊細の弱音を聞かせる。コヴェントガーデンからスカラ座まで、人気の的になることは疑いない。

 声に関して言えば、グリゴーロはまさしく声を贅沢に使っている。(ヴェルディの初期の海賊からの„Si de’ Corsari“という歌の終わりでも最高音をあえて出している)だが、全体的にまだなんとなくしっくりしていない。まれにしか安定していない。彼の耐久性に関しては興味津々だ。

感情のドラマ
 一方、ヨナス・カウフマンのアルバム「ヴェリズモ」は彼のCDの中でもっとも成功している。マスカーニのカヴェレリア、ジョルダーノのアンドレア・シェニエ、ボイトのメフィストフェレなどの諸役のキャラクタをよく表現している。道化師はすごい挑戦だ。危うさのあるヘルデンテノールではない彼の声で見事に支えられている。おまけに、彼の歌唱は間違いなく感動的で瞬時に心のドラマを物語る。むせび泣くようなカウフマン・マニエリズムを気にしなければ、その団子声傾向は長い間ドイツのテノールとして認められなかった無名時代に成熟させた声(カウフマンは現在41歳)の大きさと美しさと結合している。

 ほとんど音楽的なことを動機としないやり方で、両歌手を売り出すPR戦略とスタイリストに腹を立てても仕方がない。目は耳と一緒に聞いているのだし、素敵な写真になら金を払うものだ。
☆   ☆   ☆

比較:イタリア声とお団子声
容貌だけではなく声も比べてみましょう。私も並べて聞くのははじめてです。

☆   ☆   ☆

★ついでにゲオルギューとカウフマンの話題
01_Titel.jpg ドイツのオペラ雑誌"Das OPERNGLAS" のインタビューで、ゲオルギューが、「チューリヒでアンサンブルだった彼を見つけて、大劇場に推薦したのは私なのよ、私はテノールには鼻が利くのよ....カウフマンの今のキャリアは、私あってのものだわ....」という趣旨の発言をしています。チューリヒ歌劇場の《ニーナ》をDVDで見て、ヨナス・カウフマンに目をつけて、ROHの《つばめ》、それから、メトロポリタンとスカラ座の《椿姫》、《蝶々夫人》の全曲録音の相手役に選んだのもゲオルギュー。今、現在も《アドリアーナ・ルクヴルール》で共演しています。これは、劇場というよりは、ゲオルギュー主導のプロダクションですから、相手役にカウフマンを選んだのはゲオルギューに間違いないでしょう。確かに、ゲオルギューの引きがなければ、大劇場での抜擢はなかったのではないかと私も思いますし、ゲオルギューに見出されたことが、今のカウフマンのキャリアに多いに貢献していることは事実だと思います。《アドリアーナ・ルクヴルール》絡みの"The Times"のインタビューで、「ゲオルギューさんがこんなことを言ってますが....」とちょっと意地悪っぽく話題をふったんですが、カウフマンの反応が、なんとも.....もっと大人の答え方があるでしょうに。

 私は彼に、ゲオルギューは彼女こそが41歳の歌手を発見したのだと吹聴して楽しんでいますよと話した。「おやおやそうですか。彼女が私を<発見した>のは・・・2002年か2003年だったかな。でも、今まで失業したことは一度もありません」と、しかめっつらで答えた。「最初に一緒に歌ったのはロンドンでプッチーニのつばめでした。私達は、為すべきこと、つまり、聴衆のために、どうすれば火に油をそそげるかということをすぐに理解しました。何がおこっているかはわかるものです。私達は一緒にやりすぎないのようにしています。そういうことは、いつか問題になる可能性があります.....アンジェラとの共演は大好きです。......でも、美しくて、素敵で、魅力的なソプラノは大勢います」と、にやりと笑った時、冷徹な男、カウフマンが突如なごやかになったように見えた。「これこそが私の職業における贅沢です」
全文訳は、トラックバックにあります。

関連記事:
アンジェラ・ゲオルギュー 両手にアルフレード
ゲオルギューとグリゴーロ★☆Rai3のラジオ番組"La Barcaccia"
La stampa記事:Jonas Kaufmann "Cari teatri italiani se mi volete, svegliatevi"

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ヴォーグ"Opera’s Rising Star: Vittorio Grigolo” ☆ハンブルクのAbendblatt:甘いものが欲しい 疲れちゃったんで [インタビュー&記事]

 月刊誌『ヴォーグ』の文化・音楽のページに"Opera’s Rising Star: Vittorio Grigolo”という記事が掲載されました。右の写真から本文にリンクしています。《ボエーム》がはじまる数時間前の楽屋でのインタビューです。女性向けファッション雑誌ですから、ニューヨークタイムズのマイケル・ホワイト氏をむっとさせた「インタビュー、とにかく多いんです.....うんざりだ・・疲れてるし・・」なんてこともなかった様子で、グリゴーロもリラックスしていてご機嫌だったようです。

 もう一つ、面白いインタビュー記事 "疲れたから、甘いものが欲しい Ich brauche Süßes, ich fühle mich schwach"がありました。グリゴーロは、9月末にソニーからオペラアリア集"The Italian Tenor"のCDアルバムを発売しましたので、そのプロモーションツァーで、来年2011年1月から3月かけてドイツ(ドルトムント、ハンブルグ、ミュンヘン、ベルリン)とスイス(チューリヒ、ベルン)をまわります。ハンブルグでそのための打合せでもあったのでしょうか、ホテルのロビーで待ち合わせてのインタビューだったようです。この後、ロンドンでテレビ収録がある....と書かれていますから、9月15日のインタビューだと思います。9月4、5日はマントヴァで衛星中継された《再現リゴレット》、9日にはスイスのルガーノでコンサートでしたし、確かにくたくただったんでしょう。

Vittorio Grigolo
「疲れたから、甘いものが欲しい」
Von Verena Fischer-Zernin/20. Oktober 2010

若いイタリア人テノール、ヴィットリオ・グリゴーロは、ベルカントの天空に輝く、美しい新星だ。彼はモデルのように見えるが、歌うこともできる。

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ニューヨーク・タイムズにヴィットリオ・グリゴーロの(センセーショナルな)紹介記事(2010.10.14) [インタビュー&記事]

 10月5日の記事で紹介したニューヨーク・タイムズの"The Great Tenor Hope (Just Ask Him)" は、グリゴーロのインタビュー(ロンドンのマノンの公演中)を織り交ぜて書かれたグリゴーロの紹介記事です。毎シーズン、メトロポリタン歌劇場にデビューする歌手はたくさんいますが、ニューヨーク・タイムズがこれだけ大きな記事で紹介するのはめずらしいことのようです。

 パヴァロッティのインタビューもしたことがあるという筆者のマイケル・ホワイトは、かなりセンセーショナルな記事に仕上げていて、読者の受け取り方も様々、カチンときた人もいるようですが、グリゴーロに興味を持った人も多いようです。私にとっては、内容的に目新しいことはそれほどありませんが、さすがニューヨーク・タイムズ、かなり詳細に調べていて、面白い内容です。なんでグリゴーロだけ特別扱いなんだ....とか、カウフマンの名前がないのが悲しいとか、バカみたいなコメントも投稿されていますが、かなり反響があって、ヴィットリオ・グリゴーロの知名度がぐーんとあがったのは間違いないと思います。イタリアの新聞"Corriere della sera"でも、"Grigolo, il «Pavarottino» alla conquista del Met(グリゴーロ"パヴァロッティーノ"、メトを征服"という見出しで、「ニューヨークタイムズ紙は、グリゴーロに2ページを割いて....」と書いています。


The Great Tenor Hope (Just Ask Him) MICHAEL WHITE 2010年10月14日

 目下日の出の勢いのテノールは、映画スターのようにかっこよく着崩し、スニーカーを履き、黒髪を後ろになでつけて、ソファーにだらしなく寝そべっていたが、細身のシャツをちょっと直してあくびをした。ここロイヤルオペラ、コヴェントガーデンの舞台裏でのインタビューはひどいはじまりとなった。

 「インタビュー、とにかく多いです」 ヴィットリオ・グリゴーロは言った。そして、もう一言「うんざりだ・・疲れてるし・・」と、芝居がかったつぶやきをもらした。このとき、今はもう死んでしまったあのテノールとの出会いを思い出してしまった。クリゴーロ氏が後を継ぐ と言われているあの人だ。


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l'opera (7/8月号2010):ヴィットリオ・グリゴーロのインタビュー [インタビュー&記事]

 イタリアのオペラ雑誌"l'opera "7/8月号は、表紙がコヴェントガーデンのネトレプコとグリゴーロの《マノン》の写真、そして《マノン》のレビューとグリゴーロのインタビューが掲載されています。今回はじめて知りましたが、"l'opera "もネットに一部の記事がアップされていて、グリゴーロのインタビュー記事はネットでも読めるようになっています。7月4日の《マノン》公演後の昼下がりに出会っての雑談をまとめたものです。

 「ヴィットリオ・グリゴーロ、コヴェントガーデンの《マノン》の成功で、国際的スターの座に....ついにイタリア人テノールが表彰台に」というような見出しで、久々のイタリア人テノールのスター誕生ととらえているようです。

 内容的には、今までのたくさんのインタビューとかさなっている部分も多いのですが......声については、本格的にオペラの勉強をはじめたのは、17才で最初から間違いなくテノールだったこと、先生のダニーロ・リゴーザ指導のもと、"財産"をつぶさないように管理発展させて、リリコ・レッジェーロのレパートリーからはじめて今はリリコ"ピエーノ"に到達した....先生にはとても感謝している。

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ヴィットリオ・グリゴーロの初クラシックアルバム "The Italian Tenor"発売にあたってのインタビュー [インタビュー&記事]

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 10月16日には、メトデビューが控えていますが、9月末リリースのアリア集CD"The Italian Tenor"に絡んでのインタビュー記事がいろいろ掲載されています。イギリス、スペイン、フランス、イタリア.....ニューヨークに行く前にロンドンとかパリで販促のためのインタビューを受けているようです。

 このところ、Vittorio Grigoloで検索すると、なぜかカウフマン、ヨナスも一緒に釣れます。なぜだろう....と思ったら、なんと、カウフマンも同時期に「ヴェリズモ」というオペラアリア集をリリースするんですね。グリゴーロがネイティヴかつ選曲がオペラの王道だとすると、カウフマンのはプッチーニは入ってないそうですから、かなりマイナーな歌ばかりで、しかもドイツ人テノールが全曲イタリア語オペラからというのもめずらしい.....一般的にこの手のCDはそれほど売れないことになっていますので、これは、"The Italian Tenor" にぶつける策略はかなり成功するかもしれません。
 「白鳥の騎士からスパゲッティへ......カウフマンはネズミアレルギーなのか.....バイロイトをたった三日でキャンセルして、こんなアルバムを発売しますよ....」という面白いCD紹介もありました。

 カウフマンのことはこのくらいにして、グリゴーロのフランス語のインタビューは、podcastで聞くことができます。実際には、CDからの曲を間にはさんでいて約40分ですが、それを削除して、おしゃべりの部分だけこちらにアップしました(右の音声ファイル)。パリのカフェでお茶をしながらのようで、車の騒音とか、鐘の音が聞こえたりします。フランス語ですが、ちょっとトロヴァトーレの一部"Ah! sì, ben mio"を鼻歌で歌った後、英語になってしまったところが、面白い......たくさん喋ってますが、何を言ってるのか......ライモンディの名前もあがってます.....

★YouTube再生リスト:Vittorio Grigolo - "The Italian Tenor" - Interview 挿入されているアリアは、変更しています。

紹介記事リンク:
★英語:C Music TV meets Vittorio Grigolo (VittorioGrigoloCMusicTVInterview16.9.10-1.pdf)
Vittorio Grigolo talks exclusively to C Music TV about his new album 'The Italian Tenor'
vittorioCloseUpStudioJ1000.jpgCharismatic Italian tenor, Vittorio Grigolo came to C Music TV's London studios this week whilst promoting his new album 'The Italian Tenor'.

★スペイン語;Vittorio Grigolo: «En Mantua, Pavarotti me echó una mano desde el cielo»SUSANA GAVIÑA / MADRID/Día 21/09/2010 - 11.10h
★フランス語:Rencontre avec Vittorio GrigoloPar Marc Zisman/ 21 septembre 2010
★イタリア語:INTERVISTA A VITTORIO GRIGOLO di Nicola Salmoiraghi/Posted on22 settembre 2010
★ハンガリー語:Pavarotti valóra vált jóslata 2010. szeptember 22

関連記事:[CD/DVD]
[インタビュー&記事]
☆チューリヒの三大若手テノール ベチャラ、カウフマン、グリゴーロ
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ヴィットリオ・グリゴーロの出発点はポレージネ(ヴェネト州のポー川流域)☆はたちの写真 [インタビュー&記事]

 今週末、9月4日と5日にイタリアのマントヴァから世界138ヶ国に生中継される《その時、その場所、再現リゴレット》、世界的に注目されている企画で、ヴィットリオ・グリゴーロの注目度アップ........昔の写真が出て来ました......
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高校生くらいにしか見えませんが、1997年ということは二十歳、ヴォーカルコーチのダニロ・リゴーザと歌の勉強

 グリゴーロは、13才でパヴァロッティと《トスカ》で共演、パヴァロッティを多いに感動させた....という話しは有名ですが、その後、ものを作ったりも好きだし、カーレーサー(実際にColoniチームのF.3000のレーサーだった)と二股かけていたこともあったし.....と多才ゆえに紆余曲折あったようですが、父親のたっての希望もあって、最終的にオペラ歌手の道を選びました。その時から、今現在も、ダニロ・リゴーザ(バス)が彼の声楽の先生です。

 RovigoOggi.itの記事「フィルム"マントヴァのリゴレット"主演のテノール、ヴィットリオ・グリゴーロのヴォーカルコーチ、ダニロ・リゴーザ の成果....パヴァロッティの後継者は、ポレージネからスタートした」(2010.9.1)に掲載された写真ですが、どんな生徒だったかもちょっと書かれています。ヴェネト州のロヴィーゴは、オペラが盛んで、多くのオペラ歌手を輩出している地域だそうです。グリゴーロは、そこで、声楽のレッスンを受けて、広場とかピッツェリアとかで歌の実地訓練をした....ということで、1997年から2000年にかけて、若いグリゴーロが熱心に歌っていたのを聞いているポレージネの人たちもいるとか。こういう若い頃の訓練が、どこでもどんな状況でも歌えるという自信に繋がっているんでしょうね。


☆写真左:1998年5月、ロヴィーゴのLendinaraのSan Biagio教会でロッシーニの"Petite messe solennelle "、先生のDanilo RigosaとVittorio Grigolo

☆写真中:1997年コンサートの後、Vittorio Grigoloと Danilo Rigosa

☆写真右:1999年7月、Lendinara の広場でロッシーニの《セビリアの理髪師》、アルマヴィーヴァ伯爵に扮するグリゴーロ


関連記事:[インタビュー&記事]

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”Opera News” 9月号 Vittorio Grigolo :まさしく21世紀の産んだもの、現代の生き物そのもの [インタビュー&記事]

 "AMICI Journal" 夏号に続き、”Opera News”9月号に、ヴィットリオ・グリゴーロの特集記事が掲載されました。交流ブログのMadokakip さんが、定期購読されていて、8月7日に届いた、ホッカホカの記事を送って下さいました。ありがとうございます。
 ”Opera News”は、メトロポリタン・オペラ・ギルド発行の雑誌ですから、10月のグリゴーロの劇場デビューに向けてのキャンペーン開始! 鳴り物入りで大いに宣伝してもらって、ニューヨークのオペラ・ファンの期待感を煽っていただきましょう。

 ヴィットリオ・グリゴーロは、メディアからパヴァロッティーノという愛称で呼ばれた13才の時から注目され、その後もことあるごとにその都度いろいろな記事が書かれています。この”Opera News” の記事でも、33才という若さにもかかわらす、ヴィットリオ・グリゴーロがいかに「歌うこと」へのこだわり、信念を持った歌手であるのかを再認識させられる非常に興味深い内容となっています。
 たとえば、13才でローマ歌劇場で歌った経緯....グリゴーロ少年が、たまたまヨハネパウロ2世にコーヒーを持って来たので、決まったとか....ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂聖歌隊でどんな勉強をしたのか、ポップス系音楽(クロスオーヴァーではありませんから、クロスオーヴァーと呼ばないで下さい!)のこととか、グリゴーロの演劇的特質について.....演出家の要求よりも観客が求めているものを演じる....と語っていることとか。


★国際舞台で上昇中テノールたちに潜在するスター性
ヴィットリイオ・グリゴーロは、これを絶対確実に発見できるテノールのひとりである
彼は今秋ボエームのロドルフォでメトデビューする
By Matthew Gurewitsch
 

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"AMICI Journal" 2010夏号 カバーストーリー Vittorio Grigolo [インタビュー&記事]

gri_amici03_2.jpgVittorio Grigolo by John Rizzo

 『フランク・シナトラは、そのヒット曲のひとつの中で、「あそこで成功できれば、どこでだって成功できる」と歌った。「あそこ」とは、もちろん、ニューヨークだ。とにかく、これは本当だ。オペラ歌手とメトロポリタン・オペラにとってまさに正しい。歌手の履歴書にメト出演が含まれていれば、この歌手が最高位に上りつめたということを証明する。メトは世界のナンバーワンオペラハウスと考えられているし、King of the Hill として歌手たちに他のどこよりも高額の支払いをする。二年前、ヴィットリオ・グリゴーロを本誌が紹介したとき、彼はオペラスターになる入口にいた。2010-11年シーズンにはメトで歌う。彼は喜びいっぱいに報告している。「複数の主要歌劇場と今後4年間分の出演契約をした」

 グリゴーロはメトと契約したというだけでなく、フランコ・ゼッフィレッリ演出、プッチーニの《ボエーム》の開幕公演でニューヨークデビューをするべく選ばれた。これは、17公演予定されている。グリゴーロがこの演出の開幕を担い、他の4人のロドルフォ役テノールより多くの公演で歌うことは、彼の才能が認められたということである。劇場運営者は観客の相当数は世界各地から最高のオペラを見ようとやってくることを認識している。毎シーズン、《ボエーム》を上演するのは、現在もっとも人気のある作品だからだ。このオペラの人気の理由のひとつは、ものすごく難しいテノールの華麗な歌唱にある。能力のあるテノールは伝統的に一幕に並ぶ数カ所のBと二つのハイCを歌う。大概は安心感と安全策をとって移調して多少下げて歌う。グリゴーロは下げない。"Opera News"で、「メタリックで光沢のある高音域の驚くほど力強いテノール」とか「スター性」があると評された男に我々は当然高いまま行く事を期待する。ヴィトリオは当然のように言う。「"Che gelida manina" のアリアでハイCをひとつ歌います。もうひとつは幕の終わりの最後の "amor,"を、原典主義者の好むプッチーニの書いたEではなくハイCにします」

 最近、ヴィットリオ・グリゴーロのキャリアは新たな驚きの局面を迎えた。ソニーと6つのCDを録音する契約を結んだのだ。グリゴーロによれば「この申し出はじっくり時間をかけて吟味しました。ソニーにはオペラ歌手はあまりいませんから・・クリスマス直後に契約しました」オペラ録音用の歌手がほとんどいないソニーが彼を選んだのもまた、ヴィットリオの突出した才能を示すものである。この会社はジャズやポップの大物、例えばルイ・アームストロング,マイルス・デイヴィス、ボブ・ディラン、デューク・エリントンそしてアレサ・フランクリンなどの所属が知られている。しかし、プラシド・ドミンゴやルネ・フレミングのような既成のスターの録音は出しているにしても、現在まで、オペラのチャンスはあまりつかんでいなかった。しかし、ソニーは、グリゴーロが録音する6つのアルバムのひとつはポップCDとすることを要求することによって、多少にしろ安全策をとっている。ヴィットリオは納得。彼の露出度を強化するメディアとして、ポップスの力を認識している。さらに、この若いテノールは、同じ世代の人たちとコミュニケーションしたいと思っている。今日、オペラよりポップミュージックのほうが、この目的をより達成することを否定できる人がいるだろうか。

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"AMICI Journal" 夏号 発売されました (Vittorio Grigoloの独占インタビュー記事) [インタビュー&記事]

 シカゴのイタリア系アメリカ人向けの季刊誌"AMICI Journal" 夏号が、やっと発行されました。私の手元にはまだ届いていません....というか、いろいろ事情があって届くかどうかも分かりませんが、交流ブログのMadokakipさんがグリゴーロのページを送って下さいました。ありがとうございます。


 写真をクリックすれば字が読めるくらいに拡大しますが、内容については後日記事にするつもりです。ROHの《マノン》のリハーサル中、恐らく6月にインタビューしているようです。今後の新情報もちょっぴりあります。

関連記事:
シカゴのイタリア系アメリカ人向けの季刊誌 "AMICI Journal" 夏号にVittorio Grigolo の独占インタビュー
[インタビュー&記 事]
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フランス語とマスネのマノンについて(ヴィットリオ・グリゴーロのトーク) ☆出待ち写真 [インタビュー&記事]

 ヴィットリオ・グリゴーロのROHデビュー.....レポートが多数掲載され、ネットで追っかけも忙しかった......更に、こういうブログをやっていると嬉しいプレゼントもあるんです......7月10日のステージドアの写真をロンドン在住のPrimroseさんからいただきました。ありがとうございます。

 もう1つ、前に紹介したインタビューですが、交流ブログのニューヨーク在住Madokakipさんが、とても分かり易く訳して下さいました。グリゴーロは、昨年のオランジュ音楽祭の時にローマのリセ・フランセを卒業....という記事がありましたが、今回のインタビューでリセの前のコレージュに入学していたことが分かりました。グリゴーロの学歴について、いまのところ分かっているのは

「9才の時、バチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )のオーディションを受け合格、入学のため一家でトスカナのアレッツォからローマに引っ越して、13才までの5年間、そこで音楽教育と初等教育を受ける。 14才からローマのフランス人学校の中学Collegeに入学して、高校にあたるLyceeを卒業....」

 日本でも東京にフランス人学校がありますが、グリゴーロは、中学からフランス人学校に行った...ということです。両親は、息子に特別な才能を感じとっていたんでしょう......イタリア人歌手にとって、フランス語オペラははずせないもののようですし......オペラ歌手になるための勉強は16才からずっと個人レッスン(今も同じ先生についている)で、音楽院には行っていません....イタリアでは、オペラ歌手には卒業証書はいらない.....と言われていて、学歴は関係ないですから........日本では未だに「閥」のようなものがあるらしく、現在ヨーロッパで活躍中のソプラノ中村恵理さんが、新国立劇場オペラ研修所時代に、「大阪の音大出身のあなたが、東京で役をもらうのは難しいだろうから、ヨーロッパに留学するように.....」とすすめてくれたのが、当時の新国のノヴォラツスキー芸術監督だったんだそうです......話しが横道にそれましたが、このことは、相変わらずなんだとも思いましたが、未だにそんなことが通用するんだ.....と、ちょっとびっくりでした......

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ヴィットリオ・グリゴーロの「言い過ぎ」事件(私は言い過ぎだとは思いませんが....) [インタビュー&記事]

gri_opera_chic.jpg 前記事の追記で紹介したルパート・クリスチャンセン Rupert Christiansenのインタビュー記事ですが、オペラチックさんのブログでも紹介されています。そこでは、一部なんでしょうがオペラファンのいやな面丸出しのなんか感じの悪いコメント続出.....しかし、この様なインタビューをまとめた記事で、グリゴーロのことを批判する心理もよくわかりませんし、コメントの中には、的を得てないイヤミとしか思えないものもあります.....
 英語の堪能な知人によれば、このルパート・クリスチャンセンの記事自体が、かなり揶揄っぽいので、そういうコメントが付くのも分るような気がする...ということです。ルパート・クリスチャンセンは、イギリスでは著名なジャーナリストだそうですが、私の偏見かもしれませんが、イギリス人男性はイタリア人男性に対して、妙な劣等感とか、憧れの裏返しの嫉妬のようなものがあるようなので、その辺の問題なのか...という気もしますがどうなんでしょう......
 ところで、どうやら、このイヤミなコメントをグリゴーロも見たようで、「謝罪と補足」のコメントがオペラチックさんのブログに掲載(このコメントはグリゴーロのホームページにも掲載されている)されました。私は、謝罪の必要はないと思いますけど......いつもの自信満々のグリゴーロでいいと思います。

 どんな内容の記事なのか......

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シカゴのイタリア系アメリカ人向けの季刊誌 "AMICI Journal" 夏号にVittorio Grigolo の独占インタビュー [インタビュー&記事]

◎マスネの《マノン》の公演を控えてのRupert Christiansenがグリゴーロにインタビュー:Vittorio Grigolo interview for Manon (5:50PM BST 09 Jun 2010)(追記)

 "AMICI Journal" の夏号にヴィットリオ・グリゴーロの独占インタビューが掲載される模様。まだ発行されていませんが、表紙はできているようです。数日前に日課のネット検索でヒットしましたので、どこかで買えるか調べてみましたが、米国アマゾンでさえ、発送は「アメリカ国内のみ」になっています。残念!と思っていましたが、ヴィットリオ・グリゴーロのホームページに"AMICI Journal" の予告が掲載されましたので、雑誌が発行されれば、記事とか写真も載せてくれると思います。とりあえず表紙だけ......."Exclusive Interview with World Renowned Italian Tenor and Newest Sony OperaStar Vittorio Grigolo"と書いてあります。

 この雑誌のバックナンバーの表紙を見ますと、ロバート・デ・ニーロ、シルヴェスター・スタローン、ゲイリー・シニーズ、チャズ・パルミンテリの顔がみえます。彼等は、イタリア系俳優として認知されているということですね。歌手では、パトリツィオ・ブアンネ Patrizio Buanne、パスクアーレ・エスポジート Pasquale Esposito.....

 どんな内容のインタビューなのか、新情報があるかどうか....楽しみです。グリゴーロは、6月22日から、ROHでマスネの《マノン》、リハーサルの真っ最中だとおもいます。アンナ・ネトレプコも今のところ大丈夫そうです。

関連記事:[インタビュー&記 事]
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先頭集団の中の4人のテノール:M.アルバレス、J.カウフマン、フローレス、グリゴーロ [インタビュー&記事]

 フランスのクリスチャン・ショリエのブログの記事「先頭集団の中の4人のテノール」の話題です。ショリエは、音楽評論ではなくて芸術監督、芸術コンサルタントだそうです。

★クリスチャン・ショリエが選んだ4人のテノール

マルセロ・アルバレス Marcelo Alvarez
ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann
ファン・ディエゴ・フローレス Juan-Diego Florez
ヴィトリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo


 こういう話題はよく目にしますが、将来がどうなるのか楽しみでもあり、未知数なのはグリゴーロだけで、他の3人は、年齢的にも、すでにキャリアの中盤で評価も定まっているといってもいいと思います。
 グリゴーロは、チャレンジ精神旺盛で、オペラに情熱を燃やしていることは確かですし、今年は、コヴェントガーデンメトロポリタンにも劇場デビューが決まっていますし、9月にはマントヴァで《リゴレット》の撮影の予定もあるようですし、もしかしたらスカラ座の開幕公演に出演するかもしれませんし、今後の動向が楽しみな歌手であることは間違いないと思います。
 クリスチャン・ショリエもグリゴーロに非常に期待していているようで、"Vittorio Grigolo è un tenore !"という記事も書いています。

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News!Sonyと独占契約「Donizetti,Verdi& Pucciniのオペラ・アリア集」発売予定☆グリゴーロのトーク [インタビュー&記事]

Tenor Vittorio Grigolo signs to Sony | gramophone.co.uk.pdf (2010.4.21)

Sony Classicalと独占契約したことが正式に発表されました。デビューアルバムは春ではなくて秋だそうです。首がだんだん長くなる......曲目は、ドニゼッティ(愛の妙薬、ファヴォリータ)、ヴェルディ(トロヴァトーレ、仮面舞踏会)、プッチーニ(ボエーム、トスカ).......パルマで録音したそうです。ここまでくれば、延期とか中止はないでしょうけど....メトデビューに合わせて発売だとすると10月頃かな....(2010.4.14)

◎クリストファー・オールダーが『ヴィットリオ・グリゴーロの吃驚仰天させるほど素晴らしいアリア・アルバムの最初の編集が終わった...(4月8日)』とツイッターでつぶやいていました。これは楽しみ...でも、最初の...ということはまだまだ作業があるということかしら....(2010.4.9)

2010年3月31日追記載分
 そろそろ春ですけど..... Vittorio GrigoloのCDアルバム"ヴェルディとプッチーニのアリア集" どうなっているんでしょう....と気になっていましたが、
『テノールのヴィットリオ・グリゴーロと最後のセッション、楽しかった、彼は本物だ! (2月1日)』
『午後は、ヴィットリオ・グリゴーロのSONYデビューの編集作業 (3月29日)』

と、プロデューサーのクリストファー・オールダー Christopher Alder が、ツイッターでつぶやいていました。ツイッターって、よくわかりませんが、もうちょっと情報が欲しいです.......いずれにしろCDアルバム発売に向けて着々と準備が進められているようです。

以下2009年12月21日記載分
 嬉しいニュースです。来春、ソニーからヴェルディとプッチーニのアリア集が発売されるそうです。
 15日の記事にアップした、ラジオ・フランスの朝の番組"Musique Matin"で最後にナレーターが「ソニーと独占契約を結んだところで、昨日確認を取ったがヴェルディとプッチーニのディスクが来月録音され、春に発売予定」というほっかほかのニュースを発表してくれていたんだそうです。こんなに重要なことを言っていたとは......露知らず.....助六さんのお蔭でわかりました。いつもありがとうございます。

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ROYAL OPERA HOUSE マスネ作曲《マノン》で劇場デビュー★RISING STAR★ [インタビュー&記事]

◎モルフォンテーヌ役のPhilip Langridge フィリップ・ラングリッジが亡くなりました。ROHのサイトでは、すでに"TBC"となっています。第一ブログに「訃報」の記事を書きました。(2010.3.8)

◎7月10日午後6時(現地時間)、BBC Radio3の"Opera on 3"で放送
10 July 6pm - Royal Opera House/Massenet: Manon with Anna Netrebko (Manon), Vittorio Grigolo (des Grieux) and conducted by Antonio Pappano.(2010.2.28)


ROHの会員用の冊子(ABOUT THE HOUSE January,2010)にヴィットリオ・グリゴーロの紹介文が掲載されました。さすがイギリスとでも言いましょうか....なかなかうまくまとまった興味深い内容です。

Jules Massenet作曲《マノン》 ROYAL OPERA HOUSE 2010年6月22,25,28日/7月1,4,7,10日 全7公演
指揮:Antonio Pappano
演出:Laurent Pelly
デザイン: Chantal Thomas
照明:Joël Adam

ソリスト
マノン:Anna Netrebko
騎士デ・グリュー:Vittorio Grigolo
レスコー:Russell Braun
伯爵デ・グリュー:Christof Fischesser
モルフォンテーヌ:Philip Langridge
ブレティニ:William Shimell
ROHサイト

休業中のローランド・ビリャソンの代わりにヴィットリオ・グリゴーロがデ・グリューというニュースは昨年の10月9日に発表されました。グリゴーロは、初役で劇場デビューとなります。
★RISING STAR★Vittorio Grigolo

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ドミンゴが後進のテノールについてコメント:バルガス、フローレス、グリゴーロ、おまけでカウフマン [インタビュー&記事]

gri_Placido.jpg プラシド・ドミンゴ(68才)は、相変わらず、モスクワ、カナダ、ドイツ、イタリアと精力的にあちこち飛び回っています。
 7月12日付けのインタビュー記事にヴィットリオ・グリゴーロの名前発見...というか、本当は、Vittorio Grigoloの名前があったのでこの記事を発見したんですけど.....

 このインタビューで、ドミンゴ自身に関しては、ヴェローナ音楽祭デビュー40周年で、7月24日には、そのお祝いのコンサートもあるとか........10月にベルリンで《シモン・ボッカネグラ》のシモンのバリトンのパートを歌うとか......この件についての「今後はバリトンに転向ですか..」.という質問には、「シモンはずっと大好きな役だったんで特別なんで、もちろんテノールのままですよ.....」とか、「2011年にはグルックのIfigenia In Taurideのオレステをマドリードで歌う」とか.....「オペラのレパートリーは170くらいですか?」と聞かれて、「今現在で130だけ...残念だけど170はとても無理でしょ.....」なんて言ってます....(ちなみに私が数年前に調査した時は122だった...)。来年はスカラ座デビュー40周年もひかえているそうです。
 前置きが長くなりましたが、本題にいきます。

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ドイツのオペラ雑誌:DAS OPERNGLAS 届きました...早っ!☆★2012年までの予定 [インタビュー&記事]

★7月6日、バレンシアの"Palau de les Arts Reina Sofía"の2009/2010シーズン発表がありました。2010年4月《椿姫》の日程も発表されましたが、ダブルキャストなので詳細は未定です。(2009.7.7)

 前記事でネット上にアップされている雑誌"OPERNGLAS"のインタビューと写真を取り上げましたが、交流ブログの Sardanapalusさんから、インタビューは抜粋(らしい)....という情報をもらいましたので、ネットで注文してみました。注文受付メッセージも来ないので、どうなってるんだろう....とあまり期待してなかったのですが、なんと今朝届きました!早っです。
 インタビューも先日紹介したものは、ほんの一部でしたし、写真もいつものお馴染みのに混ざって、はじめてのものが数枚ありました。表紙も、ピッカピッカでかなり目立ちます。最近は、なぜかトレーナーにジーンズとかラフな格好をさせた写真がほとんどで、オペラ歌手!とわかるような写真が少ないのですが、グリゴーロの写真は、ローマ歌劇場で撮ったものですので、まさに正真正銘のオペラ歌手.....今後、オペラに専念するという意思表示とも受け取れます。

 インタビュー記事と写真は、後日紹介したいとおもいますが、"NAMEN und DATE"というページに注目歌手のスケジュールが載せてあります。なぜか男声歌手が多いのですが、私が知らない歌手もけっこういます........国際的というよりはドイツ語圏で活躍している方々なんでしょうね。
 グリゴーロの今後の予定も記載されていました。もうポップツァーをやる気がないのは明白だと思いますが、アメリカ、イギリス、オーストラリア等、グリゴーロを待っているポップファンも大勢いますので、石を投げられないか...と心配です.....。

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DAS OPERNGLASのインタビューで気になること....Normaは誰!? [インタビュー&記事]

 DAS OPERNGLASのヴィットリオ・グリゴーロのインタビューは、なかなか興味深い内容でした。

 まず、一人っ子だと完璧に思い込んでいたのが、なんと三人兄弟だったこと。(お父さんの年齢から考えるとグリゴーロは末っ子でしょう...)

 それから、ポップのファンが待ち望んでいるCDの件は、「私の元エージェントとCD 会社の間で不一致があり.....」CDは録音済みだが、発売の見通しはたっていないということです。CD販売のための90日のプロモーションツァーは、オペラの舞台のために断った......ということと、未だに発売されていないことと関係があるのかどうかもよく分かりませんし、これは、もうちょいちゃんとグリゴーロ自身の説明責任があると思います。皆の期待を裏切る結果になっているのですから.....
 『一年半前にデッカでアリアのCDを録音した...』ということは、最初のリリース予定が2008年2月でしたから、録音はそれに間に合っていたというこじゃないですか。いやはやどうなっちゃってるんでしょう。いずれにしても、せっかく録音したものは、もめてないでさっさと発売するわけにはいかないのかしら....

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ドイツのオペラ雑誌"OPERNGLAS"の表紙に....★☆来シーズン以降の公演予定追加 [インタビュー&記事]

★インタビュー全文が手に入りましたので追記しました。(2009.7.2)
グリゴーロは一人っ子だと思っていましたが、今回のインタビューで、三人兄弟だったことが分かりました。グリゴーロは多分末っ子でしょう。一人っ子だと思い込んでいたのは、ポップ系のHPの経歴に一人っ子と思わせる記載があったからです。(ルッジェーロ・ライモンディも三兄弟の末っ子で、ボローニャではカッコいい三兄弟で有名だったんですよ....)


ドイツの雑誌"OPERNGLAS"にインタビュー記事が掲載されました。表紙もヴィットリオ・グリゴーロですが、いつものお馴染の写真を使ってます....撮影の時間がなかったのかしら...インタビュー記事の写真(右)はお初です。


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雑誌 Vanity Fair (イタリア) 2005年と2007年 [インタビュー&記事]

Vanity Fair(イタリア) 2007年11月号に掲載されたヴィットリオ・グリゴーロ

↑写真をクリックすると全体が表示されます

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カレーラスのオペラ引退報道と今後の有力テノール(ビリャソン、フローレス、カウフマン、リチートラ、グリゴーロ) [インタビュー&記事]


急な代役を引き受けて、チャレンジだ!と張り切るグリゴーロ
2月28日にバイエルン国立歌劇場のLucrezia Borgiaに出演
 5月8日に英タイムズは、ホセ・カレーラス(1946.12.5)が、オペラからの引退を宣言した、と報じましたが、カレーラスのコメントが誤って解釈されたとして、「ホセ・カレーラス国際白血病財団(The Jose Carreras International Leukemia Foundation)」は、この報道を正式に否定する声明を発表しました。英語が母国語じゃないから誤解が生じたのかしら.....インタビューでちゃんとダメオシしなかったのかしら。
 オペラ歌手は、健康上の理由がある場合は別として、引退宣言はしなくていいと思いますし、そういう習慣もないでしょう。自然に....でいいんじゃないでしょうか。人気商売ですから。カレーラスは、実際には、すでにコンサートがメインでオペラにはほとんど出てないと思います。

 このカレーラスのオペラ引退宣言誤報に絡んでの"Los tenores que sucederán a Carreras, Pavarotti y Domingo"という記事に、毎度お馴染みの三大テノール(カレーラス、パヴァロッティ、ドミンゴ)に続くテノールは.....ということで、ヴィットリオ・グリゴーロの名前が挙げられています。スペイン語なので、こんなことが書いてあるかな...という程度なんですが、ちょっと紹介してみましょうか。アルバレス、クーラ、アラーニャより若い世代のテノールに関してです。

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ゲオルギューとグリゴーロ★☆Rai3のラジオ番組"La Barcaccia" [インタビュー&記事]

 ヴィットリオ・グリゴーロのホームページにバレンシアの《ファウスト》の舞台写真がたくさん掲載されましたが、他には、なんの発表も無しです。オペラの予定は、5月31日まで何もありませんし.....2枚目のアルバムに関しても、なんの情報もなし.....なので、雑談.....


 ローマの《椿姫》で、とても相性のいい素晴しいカップルだったと言われているアンジェラ・ゲオルギューとグリゴーロ....ゲオルギューがグリゴーロについてインタビューで喋っていますので、それと、ゲオルギューのホームページの山ほどあるプライベート写真から、グリゴーロと一緒の写真を頂いてきましたので、合わせてアップします。

ポップツァーから、1年数ヶ月ぶりのオペラ復帰となったローマ歌劇場の《椿姫》は、ゼッフィレッリの演出ということで、チケットは発売と同時に完売、その後も、ロベルト・アラーニャのキャンセル、フィリアノーティの入院騒動とかで、開幕前からいろいろ話題になった公演でした。イタリアのRAI3のラジオ番組 "La Barcaccia"がアンジェラ・ゲオルギューにインタビューしていますが、グリゴーロについてちょっと話していますので、その部分だけ抜粋しました。
インタビューは右の音声ファイルをクリックして下さい。右上の写真、大人が自分のことはそっちのけで話ているのがつまらなくなってふざけている子供ってかんじですね。ゼッフィレッリの命令でお髭をのばしてますが、髭がなかったら、少年ですものね。

ゲオルギューが一人で喋っているようにちょっと脚色して紹介します。

『そう、グリゴーロ君とは、ロンドンで会ってるんです。BBCのプロムスで私のコンサートがあったんだけど、そこで彼は自分のカンツォーネを歌ったのよ、それは、素晴しい声で、音楽的センスも抜群だし、しかもハンサムな青年なんで吃驚だったわ。ロベルトに言わない方がいい? 嫉妬されるからって.....大丈夫よ。もちろんロベルトは、焼きもちやきだし、私だってそうよ。皆さんもそうでしょ。だけど、これはお仕事なんだから....共演者が"belli e bravi"なのは最高なことでしょ。(ホホホホ) ちょうどロベルトは《マノン》でネトレプコと一緒だし、私はグリゴーロ君と一緒だし....って、それってどういう意味よ.....もおぉぉぉぉぉぉ、なにをおっしゃいますか....私は、いつも歌っているだけ、ニューヨークでもとても素敵なヨナス・カウフマンと《椿姫》で共演したんですからね。世界中の、ロベルトと同じように"belli e bravi"なテノールと歌うのは当たり前のことでしょ。』

 こんなことを言っているようです。ゲオルギューは終始とてもご機嫌でした。全部聞いてみたい方は、YouTubeでどうぞ。Angela GHEORGHIU - Interview about La Traviata in Roma 2007
 レナート・ブルゾンの"bis"についてしつこく聞かれていますが、「とにかく吃驚しただけよ...」とかなんとか、今後の予定も語っています。同時にグリゴーロのインタビューも放送したようですが、残念ながら音源はありません。しかし、グリゴーロのホームページのゲストブックに「椿姫も見に行ったし、"La Barcaccia"も聞きました....とても愉快なユーモアのある人なんですね....」というようなコメントがあります。

 RAI3のラジオ番組"La Barcaccia"は、話題のオペラ公演の紹介とか、オペラ歌手をゲストに招いたり、電話インタビューしたり、また、"perla nera"というコーナーでは、ケッサク歌唱を放送したりしています。ケッサクというのは「ひどくこっけいなこと」のほうです。
 グリゴーロも2007年10月9日にゲスト出演しています(写真左)。ワシントン・ナショナル・オペラの《ボエーム》でセンセーショナルな成功を収めましたが、イタリアでは話題になっていなかったようです。しかし、番組で"Che gelida manina"が流され、素晴しい歌に衝撃を受けたとか、この声の虜になったとか....オペラ関係のフォーラムで語られていました。

★アンジェラ・ゲオルギューのフォトアルバムから(クリック拡大)
写真上左・中:2007.4.17.ローマ..ということは《椿姫》の記者会見かな....
写真上右:2007.4.20.ローマ..ということは《椿姫》プレミエ後の会食かな...
写真左:2008.4.15.プライヴェートでも親しく付き合ってるってことかな..


メモ:
Angela Gheorghiu(1965.09.07- ルーマニア)
Roberto Alagna(1963.06.07- フランス )
Vittori Grigolo(1977.2.19-イタリア)

関連記事:
《椿姫》椿姫》アルフレード:ゲオルギュー+ブルゾン ☆VideoClip☆写真集
2007年ローマ、ゼッフィレッリ《椿姫》のドタバタ舞台裏:ゲオルギューの相手役は...
2006 プロムス BBC PROMS :最終日ロンドン・ハイドパーク(2006.9.9)


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駅の伊達男 ヴィットリオ・グリゴーロ:スイスの雑誌 2008.10.27 Nr.44 [インタビュー&記事]

ヴィットリオ・グリゴーロ
駅の伊達男

オペラ界の新星イタリア人テノール、ヴィットリオ・グリゴーロ(31)は、チューリヒ中央駅の「椿姫」で前の週を興奮のるつぼにした。


数千人の通行人に加えて、577'000以上のライブ放送視聴者が釘付け。9番線ホーム、駅構内とカフェLes Arcadesは、一時、愛と苦悩の場となった。芝居上、ヴィットリオ・グリゴーロはその若々しい額にしわを寄せ、助けを求めて見上げ、胸の張り裂けるようなアリアを歌った。

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