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20年前のスカラ座コンサート (2021.1.27 Rai5放送) [スカラ座コンサート2000ムーティ]

 2000年11月16日の "Concerto inaugurale dell'anno verdiano ヴェルディ没後100年記念コンサート" が、Rai5で放送されました。
 数年前(2014年)にも放送されましたが、日本からは視聴不可でした。もしかしたら画質がいいのが見られるかな、とちょっと期待していたんですが。やはり、日本ではブロックされて見られませんでした。

★テノールとオーケストラのための宗教的声楽曲(1837) " タントゥム・エルゴ Tantum Ergo "
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★重唱曲:ノットゥルノ「月の何と白いことか」Notturno "Guarda che bianca luna"(1839)
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★ムーティの挨拶と、"Fratelli d'Italia - Inno di Mameli"
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ミラノでのインタビューと写真(2014.3.15) ☆ Rai5で2000年の「ヴェルディ没後100年記念コンサート」放送 (残念ながら視聴不可でした) [スカラ座コンサート2000ムーティ]

 Rai5テレビの「ヴェルディ没後100年記念コンサート」は、ライヴで見られなくても一週間のオンデマンドで見られる! と確信していました(この番組の過去の例から)が、残念ながらオンデマンドは無しでした。
 Rai5の放送がどうなっているのかだいたい分かりました....つまりライブはすべて「申し訳ありません、著作権規制で国内のみの視聴となります」なんですが、オンデマンドで視聴可能な場合は、国外からも視聴できるし保存も可能です。しかし、今回のスカラ座で2000年に演奏された「ヴェルディ没後100年記念コンサート」は、Raiに権利がないので、リプレイは無しなんだそうです。あ〜ぁ、本当に残念!
 いつもお世話になっているclevelanderさんがなんとか録画して下さいましたので、ちょっと欠けていますが、見ることができました。ありがとうございます。グリゴーロは、弱冠23才でスカラ座の大舞台ですし、オペラじゃなくてコンサートですから、かなり緊張しているし、まだ子供っぽくて今のようにあか抜けてない素朴な感じです。

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 グリゴーロが、とんでもない失敗をした....と話している「楽譜取り違え事件」、(出る前に気づいたけど、ムーティから間に合わないからそのまま出るように言われたとか)....フリットリ、ペルトゥージとの三重唱ですが、確かにテレビ放送を見ていたお母さんが、「ヴォットリオ、あなたは、隣のソプラノさんの胸ばかり見てたでしょ....」と勘違いするのも分かりますね.....フリットリお姉さんの楽譜をちらちら見てますから.....フリットリはグリゴーロが見えるように気を使っている感じですよ。(上の写真)

 この演奏会の音声ファイルを数年前にYouTubeにアップしましたが、つい先日「著作権侵害」で私のアカウントが停止(=取り消し)されました.....いままで200以上アップしていますが、また再アップするかどうか思案中です。ことの顛末は詳しく第一ブログで報告したいと思います。

*  *  *  *  *  *  *  *
◎以下2014-03-17の記事:
 ミラノでのインタビューと写真がアップされました。
Grigòlo, un tenore a Milano: "Io, il mito della Scala e la fiducia nel futuro"
 「今後の予定としては、数年のうちにトスカのカヴァラドッシ役にデビューするつもり、スカラ座には来年また「ルチア」で戻ってくるし、プッチーニとかミラノ・エキスポ2015(2015.5.1〜10.31)の企画もあるし、チューリッヒ歌劇場でいろいろお世話になったアレクサンダー・ペレイラが新総裁だし、スカラでの仕事も増えるんじゃないかな.....」とか言ってます。

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 このインタビューでも2000年のスカラ座デビュー(ムーティ指揮のコンサート)のことを話していますが、この時のテレビ放送が3月20日にRai5で放送されます。その当時スカラ座デビュー最年少と騒がれ、コンサートも成功だったので、歌手としてキャリアを積むことができると思った....というグリゴーロの出発点ともいえるコンサートです。録音はすでに入手済みですが、映像が見られるとは、すごく楽しみです。

☆CONCERTO INAUGURALE DELL’ANNO VERDIANO SACRO E PROFANO NEL PRIMO E NELL’ULTIMO VERDI
Dal Teatro alla Scala di Milano
Direttore RICCARDO MUTI
Maestro del coro ROBERTO GABBIANI
Orchestra e coro del Teatro alla Scala
Tenore VITTORIO GRIGOLO
Soprano VIOLETA URMANA
Tenore RAMON VARGAS
Soprano BARBARA FRITTOLI
Basso MICHELE PERTUSI
Soprano BARBARA LAVARIN
Soprano EMILIA BERTONCELLO
Rai5:2014年3月20日午前10:00放送
 (オンデマンドで一週間見られるはず)見られませんでした


関連記事:
23才でミラノ・スカラ座デビュー(2000.11.16)
ヴェルディ作曲:《Tantum ergo》ムーティ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(2000.11.16)
ヴェルディ作曲:ノットゥルノ "Guarda che bianca luna" 2000.11.16★ MP3
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ヴェルディ作曲:ノットゥルノ "Guarda che bianca luna" 2000.11.16★ MP3 [スカラ座コンサート2000ムーティ]

Archivio La Scalaにアップされている写真に、最後に演奏されたイタリア国歌を付けて動画を作成、YouTubeにアップしました。2000年にはこの「"Fratelli d'Italia"(イタリアの同胞)マメーリ讃歌」は戦後暫定的に国歌とされていたということですが、2005年12月正式に「イタリア国歌」と定められたそうです。(2010.6.9追記)

◎以下2008-12-09の記事
★重唱曲:ノットゥルノ「月の何と白いことか」Notturno "Guarda che bianca luna"(1839)
ヴェルディ作曲、Jacopo Vittorelli 詞、ソプラノ、テノール、バスの重唱、フルートとピアノの伴奏scala200.11.6ciampi.jpg
ソリスト:
バルバラ・フリットリ (ソプラノ)
ヴィットリオ・グリゴーロ (テノール)
ミケーレ・ペルトゥージ (バス)
伴奏:
ダヴィデ・フォルミザーノ (フルート)
リッカルド・ムーティ(ピアノ)

 ヴィットリオ・グリゴーロは、ムーティに抜擢されて、「23才でスカラ座(コンサート)最年少デビュー」を果たしました。この記録はまだ有効なのかしら......。この時のコンサートでは、2曲歌っていますが、タントゥム・エルゴ(Tantum ergo 1837) :MP3は、先日すでに紹介しましたが、もう1曲、重唱曲でテノールのパートを歌っています。こんなに早く聞くチャンスがくるとは思いませんでしたが、同好の方のご好意で聞くことができました。美しい曲です。



歌詞  ♪Youtubeにもアップしました。

右上の写真は、ミラノ・スカラ座でのマエストロ・ムーティによるコンサート "Inediti Verdiani"で、観客にこたえるチャンピ・イタリア大統領夫妻です。ヴェルディ没後200周年を記念して、今まで演奏されたことのないヴェルディの初期と晩年の作品の演奏のコンサート(Teatro alla Scala - Concerto di "Inediti Verdiani")で、最後は、ムーティの挨拶と、イタリアの国歌"Fratelli d'Italia"の大合唱で2時間におよぶコンサートを終了しました。



関連記事:2000/2001年ミラノ・スカラ座コンサート開幕公演(2000.11.16)関連
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ムーティ指揮:ベートーヴェン《合唱幻想曲 Fantasia in Do Min.Op. 80 》ラ・スカラ(2000.11.5 日曜日) [スカラ座コンサート2000ムーティ]

リッカルド・ムーティのミラノ・スカラ座デビュー30周年記念特別コンサート(1999/2000シーズン)

Musica di LUDWIG VAN BEETHOVEN
FANTASIA IN DO MIN. OP.80

Orchestra:FILARMONICA DELLA SCALA
Coro:FILARMONICA DELLA SCALA

Direttore:RICCARDO MUTI
Maestro del coro:ROBERTO GABBIANI
Pianista:BRUNO CANINO

Soprano:
IRINA IORDACHESCU
CARMEN GIANNATTASIO

Contralto:LARISSA SCHMIDT

Tenore:
VITTORIO GRIGOLO
ALESSANDRO CODELUPPI

Basso:
GIOVANNI BATTISTA PARODI

 『ヴィットリオ・グリゴーロ、23才でミラノ・スカラ座デビュー(2000.11.16)』という記事を書きましたが、11月5日のこのコンサートにも第1テノールとして歌っていることが「スカラ座アーカイヴ Archivio La Scala」で確認できました。23才最年少スカラ座デビューには変わりはないですが。

続きを読む(クリック)


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ヴェルディ作曲:《Tantum ergo》ムーティ指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(2000.11.16)★MP3 [スカラ座コンサート2000ムーティ]

 すでに、ヴィットリオ・グリゴーロ、23才でミラノ・スカラ座デビュー(2000.11.16)という記事を書きましたが、この時の放送の録音を入手しました。

★テノールとオーケストラのための宗教的声楽曲(1837) " タントゥム・エルゴ Tantum Ergo "
『大いなる秘跡 Tantum Ergo (Sacramentum)』
(歌詞はラテン語によるカトリック聖歌)
Tantum ergo Sacramentum.
Veneremur cernui: 
Et antiquum documentum
Novo cedat ritui:
Praestet fides supplementum
sensuum defectui.
かくも尊き秘蹟をば、我ら伏して拝み奉らん。いにしえの式は過ぎ去りて、新しき祭りはなれり。願わくは信仰の、我が五感の足らざるところを補えよかし。

Genitori genitoque
Laus et jubilatio:
Salus,honor,virtus quoque
Sit et benedictio: 
Procedenti ab utroque 
Compar sit laudatio.
Amen. 
御父と御子に、誉と喜び、礼拝と御栄え、力と祝福あれ、二位より出で給う聖霊もまた共に称えられよかし。アーメン。


ヴェルディは1813年生まれですから、24才の時の作品。歌詞は聖歌からですが、楽しい曲です。ヴェルディというよりはロッシーニっぽい....
 このコンサートは、ヴェルディ没後100周年にあたるミラノ・スカラ座ヴェルディ年開幕公演でしたので、少なくともラジオ放送はされたはず......いずれは、聞けるかな...期待していましたが、いつものように、ネットと同好の方々との交流のお陰で、手に入れることができました。
 このコンサートは、ヴェルディの初期と晩年の宗教曲と非宗教曲を演奏、ソリストに若手歌手を揃えたのも話題だったようですが、若手といっても、本当の若手はグリゴーロだけ、あとは、ラモン・バルガス(1960.9.11- )、ミケーレ・ペルトゥージ (1965- )、バルバラ・フリットリ(1970- )、ヴィオレッタ・ウルマーナ (?) .....23才〜40才の歌手なんです。
 グリゴーロが歌ったのは、宗教的声楽曲の『Tantum Ergo』(1837)とソプラノ、テノール、バスの重唱曲『ノットゥルノ「月の何と白いことか」(Notturno "Guarda che bianca luna")』(1839)の2曲なんですが、今回聞けたのは、最初の『Tantum Ergo』だけ、なぜか、全11曲のうち2曲(プログラムの7番、8番)がなくて、『ノットゥルノ.....』が欠けていました。放送自体がカットだったのかは今のところわかりません。残念ですが、1曲聞けただけでもよしとしましょう。またいずれ聞けることを期待して......

※同好の方のご好意でついに《Notturno "Guarda che bianca luna"》聞くことができました。
別記事に音声ファイルをアップしました。(2008.12.9)


★参考までにヴェルディのTantum Ergoをもう一つアップ
Verdi:Tantum Ergo in G Major(1836)/Kenneth Tarver/ミラノ・ジュセッペ・ヴェルディ交響楽団&リッカルド・シャイー指揮


これは1836年となっていますので、グリゴーロが歌っているものとどういう関連性があるのかは知りませんが、フツーで退屈面白くない....グリゴーロのような力強さもないし....


関連記事: Vittorio Grigolo 23才でミラノ・スカラ座デビュー(2000.11.16)


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"il giovane talentosissimo Vittorio Grigolo":23才でミラノ・スカラ座デビュー(2000.11.16) [スカラ座コンサート2000ムーティ]

★このコンサートの録音が手に入りましたので、記事にして音声ファイルをアップしました。ただ、残念なことにプログラムの7と8番がありませんでした。(2008.11.27追記)

 ヴィットリオ・グリゴーロの経歴には、「23才最年少スカラ座デビュー」とか、「ヴィットリオ・グリゴーロは、2000年に、リッカルド・ムーティ指揮のコンサートでミラノ・スカラ座にデビューした。」ということが必ず書かれています。何を歌ったのかは記載がなく気になっていましたが、やっとその詳細が判明しました。
 このコンサートは、ジュセッペ・ヴェルディ没後100周年にあたるミラノ・スカラ座ヴェルディ年開幕コンサートで、ヴェルディの初期と晩年の宗教曲と非宗教曲を演奏、ソリストに若手歌手を揃えたのも話題だったようです。前に紹介した雑誌の特集記事『特別仕様のテノール Vittorio Grigolo(2004.5.10)』によれば、ムーティが、弱冠23才のグリゴーロを抜擢した理由は、彼の"メッツァ・ヴォーチェ"にあったそうです。
  Corriere della Sera(18 novembre 2000)には、"il giovane talentosissimo Vittorio Grigolo"「若い才能満ちあふれるヴィットリオ・グリゴーロ」と書かれています。
参考)" talentosissimo " は、talento(才能)+oso=talentoso(才能のある)に絶対最上級の -issimoがついています。イタリア人は、なんでも -issimo 付けるのが好きみたいですけど....でも、若い時から特別注目されているということですね。芸術家の徴兵義務免除第一号だそうですから、当然かも知れませんが。

★Concerto inaugurale dell'anno verdiano e della mostra dedicata a Giuseppe Verdi
Sacro e profano nel primo e nel primo e nell'ultimo Verdi
ヴェルディ年ミラノ・スカラ座開幕コンサート:2000年11月16日
リッカルド・ムーティ指揮 スカラ座管弦楽団、合唱団

プログラム

1.シンフォニア Sinfonia in re maggiore
2.テノールとオーケストラのためのタントゥム・エルゴ(Tantum ergo 1837) :MP3
ヴィットリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo (テノール)
3.歌劇《オベルト》からクニーザとリッカルドの二重唱:
ヴィオレッタ・ウルマーナ Violeta Urmana (ソプラノ)/ラモン・バルガス Ramon Vargas (テノール)
4.歌劇《アッティラ》からフォレストのロマンツァ:ラモン・バルガス Ramon Vargas (テノール)
5.リベル・スクリプトゥス Liber scriptus (1874年版):合唱とオーケストラ
6.リベラ・メ Libera me (1869年版):バルバラ・フリットリ Barbara Frittoli (ソプラノ)
7.歌曲:物言わぬ墓は暗く" Cupo e il sepolcro mutolo"
ラモン・バルガス Ramon Vargas /リッカルド・ムーティ (ピアノ)
8.重唱曲:ノットゥルノ「月の何と白いことか」Notturno "Guarda che bianca luna"(1839)
バルバラ・フリットリ Barbara Frittoli (ソプラノ)/ヴィットリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo(テノール)
ミケーレ・ペルトゥージ Michele Pertusi (バス)/ダヴィデ・フォルミザーノ Davide Formisano (フルート)
リッカルド・ムーティ(ピアノ)


3つの宗教合唱曲 Tre pezzi sacri:
9.スタバ・マーテル Stabat Mater:合唱とオーケストラ
10.聖母マリア讃歌 Laudi alla Vergine Maria:
ソプラノ:バルバラ・フリットリ Barbara Frittoli /エミリア・ベルトンチェロ Emilia Bertoncello
コントラルトロ:Kjersti Odegaard Patrizia Molina

11.テ・デウム Te Deum:合唱とオーケストラ/Irina Iordachescu (Voce Sola)

※ ラモン・バルガス(1960.9.11- )、ミケーレ・ペルトゥージ (1965- )、バルバラ・フリットリ(1970- )、ヴィオレッタ・ウルマーナ (?)、ヴィットリオ・グリゴーロ(1977.2.19- ) 、23才〜40才の若手歌手。

★ネットで見つけたこのコンサートの関連記事:Presidenza della Repubblica 大統領も臨席

備忘録:ここまでのヴィットリオ・グリゴーロ年譜
1990年(13才):ローマ歌劇場《トスカ》羊飼い:パヴァロッティ感動、Pavarottinoと呼ばれる
1996年(19才): 第12回声楽国際コンクール"R. and F. Mecenati"で、奨学金を受け、同時にロッシーニ"Messe Solennelle"でデビュー
1996年(19才):ウィーンとスパラート(クロアチアのSplit)で《イタリアのトルコ人》ドン・ナルチーゾ
????年:フィレンツ5月音楽祭《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵
????年:ヴェローナ《ロメオとジュリエット》
????年:ローマ歌劇場《愛の妙薬》ネモリーノ  聴衆と評論家に絶賛され注目される
????年:ヴェローナ《愛の妙薬》ネモリーノ
1999年11月(22才):メッシーナ《ランメルモールのルチア》アルトゥーロ
2000年4月(23才):ローマ歌劇場《椿姫》ガストン
2000年(23才):カリアリオペラ劇場《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ 大成功
2000年11月16日(23才):ミラノ・スカラ座ムーティ指揮「ヴェルディ・イヤー・オープニングコンサート」スカラ座デビュー最年少

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