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先頭集団の中の4人のテノール:M.アルバレス、J.カウフマン、フローレス、グリゴーロ [インタビュー&記事]

 フランスのクリスチャン・ショリエのブログの記事「先頭集団の中の4人のテノール」の話題です。ショリエは、音楽評論ではなくて芸術監督、芸術コンサルタントだそうです。

★クリスチャン・ショリエが選んだ4人のテノール

マルセロ・アルバレス Marcelo Alvarez
ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann
ファン・ディエゴ・フローレス Juan-Diego Florez
ヴィトリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo


 こういう話題はよく目にしますが、将来がどうなるのか楽しみでもあり、未知数なのはグリゴーロだけで、他の3人は、年齢的にも、すでにキャリアの中盤で評価も定まっているといってもいいと思います。
 グリゴーロは、チャレンジ精神旺盛で、オペラに情熱を燃やしていることは確かですし、今年は、コヴェントガーデンメトロポリタンにも劇場デビューが決まっていますし、9月にはマントヴァで《リゴレット》の撮影の予定もあるようですし、もしかしたらスカラ座の開幕公演に出演するかもしれませんし、今後の動向が楽しみな歌手であることは間違いないと思います。
 クリスチャン・ショリエもグリゴーロに非常に期待していているようで、"Vittorio Grigolo è un tenore !"という記事も書いています。

 この4人は、出身国も、レパートリーもそれぞれ違ってますが、ある共通点があります。私にしかわからないと思いますが.....実は、4人ともルッジェーロ・ライモンディと共演しているんです。

 マルセロ・アルバレスは、1998年アバド指揮のベルリン国立歌劇場《ファルスタッフ》のフェントン、2004年には、グノーの《ファウスト》、2006年、2007年は《トスカ》で共演しています。

 ヨナス・カウフマンは、2005年にチューリッヒ歌劇場の《ファルスタッフ》のフェントン、2009年にはウィーン国立歌劇場とDOBの《トスカ》で共演。

 ファン・ディエゴ・フローレスとは、1997年ニースで《ファルスタッフ》のフェントン、2005年にマドリードで《セビリアの理髪師》、2005/2006年にチューリヒで《ドン・パスクアーレ》で共演。

 ヴィトリオ・グリゴーロとは、2008年ワシントン・ナショナルオペラでドミンゴ指揮《ルクレツァイ・ボルジア》で共演しています。私はこれでヴィットリオ・グリゴーロの存在を知ることになった.....という因縁の公演です。

参考(年齢は2010年5月15日現在):
マルセロ・アルバレス Marcelo Alvarez(1962.2.27- アルゼンチン)48才
ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann(1969.7.10- ドイツ-ミュンヘン)40才
ファン・ディエゴ・フローレス Juan-Diego Florez (1973.1.12- ペルー)37才
ヴィトリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo(1977.2.19- イタリア)33才


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Jonas Kaufmann ヨナス・カウフマン(1969.7.10-ミュンヘン) テノール [共演者]
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