SSブログ

settimanale Grazia(2014.10.16) ☆エコノミスト(2014.8.5) ☆ IO donna (2014.7.30) [インタビュー&記事]

gri_settimanaleGrazia43.jpg 雑誌のインタビュー記事がたまってしまいました。
 まず、最新のインタビューは、週刊グラツィア、右の写真をクリックするとなんとか読めます。鮮明じゃないので違ってるかもしれませんがファッションはアルマーニ。34歳と書いてあるので、3年前の記事?と思いましたが、ヴェローナの「ロメオとジュリエット」の後の最新のインタビューでした。

☆settimanale Grazia(2014.10.16)
いい加減つまみ訳:
「興奮させるテノールで夢はフォーァミュラ・ワン …ヴィットリオ・グリゴーロを知ってる? 世界的なオペラのスターなんだけど彼の頭の中には、クリスチャン・ルブタンと一緒に革新的なハイヒールを企画したり、ル・マン24時間レースに出場したい、という変わった考えがある 」
 筆者(Ildo Damiano)は、前からの知り合いでグリゴーロの運転するグレー(内装は赤)のフェラーリM13スパイダーに乗って話を聞いた。

今最もよく知られたイタリア人テノールなのはどんな感じ?
オペラとベルカントとかイタリアの素晴らしい文化を世界に伝えることは名誉なこと。でも大きな責任がある。舞台ではとにかく最高でなければならないし、オペラではいつも初日がよいことが必要。

あなたのような世界中を旅する人にとって家はどこ?
チューリッヒ。僕のプライヴェートのための時間を活用できる。でも理想的なパートナーはまだ見つかってないけど。
keyakiの注釈:数年前にチューリッヒからロンドンのチェルシーに移り住んでいたが、またチューリッヒに戻ったんだ.....2008年4月にロス育ちのペルシャ人と結婚したが、恐らく2013年に離婚

歌以外では何に熱中してるの?
モーターが大好き、それで友人のLapo Elkannにプロジェクトを提案するつもり。だけどニュースは、僕が女性を美しくみせるハイヒールを企画して、Christian Louboutinに相談していること。
*ラポ・エルカン:フィアット社の元会長の孫で、アパレルメーカー「イタリア・インディペンデント」の社長
*クリスチャン・ルブタン:フランス出身のファッションデザイナーで女性向けの靴のブランド。 主にハイヒールを専門に取り扱っており、高いヒールを特徴とする


健闘を祈る。オペラに戻って、次のツァーのプログラムは?
11月にロンドンで、ドニゼッティの「愛の妙薬」、指揮者のDaniele Rustioniと。

 グリゴーロは、目的地に着いた。そして駐車させる間に別の夢を打ち明けた。『フォーミュラー・ワンとル・マンの24時間レースに出たい」

エコノミスト(2014.8.5)
Q&A: Vittorio Grigolo / Arias and graces

なんとも可笑しいインタビュー記事です。英語ですので概要だけ。
What is your first memory of singing?
How did that come about?
How long did you sing at the Sistine Chapel?
What brought you back to singing?
この辺まではいつもの歌い始めた経緯について、これ以降は話がいろいろ飛びます。
Did you have doubts that you would make it as an opera singer?
Do you miss racing?
インディアナポリス500とル・マン24時間レースに出たい、でも今私の transcendental meditation はヘリコプターを組み立てること。

How many have you built?
趣味のリモコン・ヘリコプターのことを話しています
ヘリコプターに熱中しすぎたのも離婚の原因の一つだと思う….なんて反省しています。

What’s the next challenge?
アルバムでミリオンセラーにトライしたい…でもオペラじゃ絶対無理なんで、みんなのハートをつかむような曲を見つける必要がある。

There is great tradition of Italian tenors–is there room for one more?
カルーソ、彼は彼の時代のリアーナRihanna

Can an opera singer become a Rihanna-like figure in terms of fame today?
適切な時期まで待つことが必要、チャンスが来ると思う。
Not Italy?
イタリアは「舶来崇拝」だから、「隣の芝生は青い」というのが長い間のイタリアの姿勢。オペラでの問題はお金、オペラに投資する人がいない、ベルルスコーにはオペラの補助金をカットしたし。

So if you were the Prime Minister what would you do?
イタリアの首相にはなれるかもしれない、政治学を勉強したし、でも政治に関与したくない。選挙には勝つと思うけど。私の仕事は世界中に私の国のものを運んで行くイタリアの大使のようなもの。

So politics might be in your future?
イタリアがアメリカの51番目の州になれば…という壮大なジョークでインタビュー終了。

IO donna (2014.7.30)
TALENTI DA ESPORTAZIONE / Vittorio Grigòlo: "Canto l'amore, però non fidatevi di me"
Non è colpa sua, ma del segno zodiacale (l’Aquario), scherza il tenore, presto “Romeo”all'Arena di Verona. E qui si racconta, dalla “A(mmerica)” alla Z(oroastrismo)

「会う約束の場所は奇妙な所、ミラノ郊外の玩具屋さん」という書き出しではじまります。またまたヘリコプターに熱中している様子が.....女性のハイヒールの制作のことも話しています。MOMAから展示の話があるとか、来年のミラノEXPOでもなにか作品をだすとか。このインタビュー記事も一般的なオペラ歌手のインタビューとは違ってかわっています....グリゴーロが変わっているんでしょうけど。ヒラリー・クリントンが2016年に立候補したら、キャンペーンに自分が作曲したミュージカル"Ammerica"(これは20代前半に作曲したはず)を使うとか、離婚記念に8ヶ月前にタトゥー(左前腕)をしたとか、自分の歌で病気が治るとか、音楽は癒しの効果があるけど、ヴェルディの主張している432ヘルツ(今は440ヘルツ)じゃないとだめなので“平和のオーケストラl’orchestra della pace”を創設する....とか。
 この雑誌の記事は”gramilano”というブログ(英語)でも抜粋が"Vittorio Grigolo’s new women’s shoes and a song for Hillary Clinton" という記事になっています。"Vit­torio Grigolo is not nor­mal"という書き出しですよ。

10511254_10152584762476041_6047957345076676562_n-1.jpgタトゥーについてのメモ:
 オペラでタトゥーがあっていい役なんてないでしょう。グリゴーロは前から左上腕肩に近いところに小さなタトゥー(私は疱瘡の判子注射の痕かと思った)をしてたので二つ目です。三つ目でした。右に腕時計をしていて見えないことが多いですけど、右手首の内側にも文字のようなタトゥーがあります。何かあるたびにしていたら、ニキーチンのようになっちゃいますよ。だいたい衣装で見えませんが、袖をまくり上げたりすれば見えますから。7月のROHのボエームでは、大画面放送がありましたからメイクさんに消されてました。他にタトゥーをしているオペラ関係者は私が知る範囲では、ホロストフスキーとか指揮者のヤニック・ネゼ=セガン。
 グリゴーロのfacebook(右の写真)に、Noooo!とコメントしているおばさんもいましたが、素敵とか書いちゃってる人もいるんですよ。タトゥーって、世界的にはどの程度認知されてるんでしょうか。

カザフスタンのアスタナ・オペラ/ Astana Opera Theatre で「シルクロード国際フェスティバル」ファイナル・ガラコンサートにゲスト出演(2014.10.6) [コンサート]

◎アスタナ・オペラのサイトにガラ・コンサートの記事が掲載されました。Театральные богатства «Шелкового пути»
 ほぼ同じ記事がこちらにも...15 тыс. человек посетили фестиваль «Шелковый путь» в «Астана Опера» (ФОТО)
 フェスティバルの頂点は、世界最高のテノールの一人であるイタリア人スター歌手ヴィットリオ・グリゴーロを特別ゲストに迎えたガラ・コンサートだった。グリゴーロは舞台裏でジャーナリストに「今後この素晴らしいフェスティバルが毎年開催され、その存在を世界の多くの人たちが認めることを期待している....」と語った。
gri_astana2014_2.jpggri_astana2014_1.jpg
(2014.10.10追記)
*  *  *  *  *  *  

◎グリゴーロからは未だに何の報告もありませんが、Витторио Григоло で検索してやっと記事を見つけました。
Международный фестиваль «Шелковый путь» завершился в Астане>
 機械翻訳によると、第二幕がグリゴーロのソロコンサートで、舞台に7回登場してリゴレットとかボエームのアリアを歌って拍手喝采だった...バレエはもちろん素晴らしかった(アスタナ・オペラのバレエは有名みたい)が、プログラムのハイライトは情熱的でエネルギッシュなイタリア人テノールだった.....壮大に歌うだけでなく、本物のライヴだった.....彼のパフォーマンスは、言葉の壁を越え、聴衆を共感させた......
 グリゴーロのパフォーマンスについてたくさん書いてありますが、(グリゴーロのいつものスタイルに)びっくり仰天感動したようです。アンコールは "O sole mio"....(youtubeをリンク)
 カザフの素晴らしい文化に触れることができたことは名誉なことであり嬉しい.....とかなんとかグリゴーロのコメントも書いてあります。




(2014.10.8追記)
*  *  *  *  *  *  

出演者の一覧表がアップされました。
October 6. Gala-concert
INTERNATIONAL “SILK WAY” FESTIVAL
(17 September-6 October)
6 October 2014 at 19.00 (Monday)
Closing Ceremony of the Festival
GALA CONCERT
with the participation of the rising star of the world opera
VITTORIO GRIGOLO (tenor, Italy)
 この下にアスタナ・オペラのソリストさんたち、カザフスタンのアーティストさんたちがズラーっと勢揃い....グリゴーロが何を歌うかはさっぱりわかりません。
http://astanaopera.kz/afisha/osnovnoj-zal/6-oktyabrya-gala-koncert-s-uchastiem-vittorio-grigolo/?lang=en

 現時点でグリゴーロからの発表はありません...行くの忘れてるってことないでしょうね。奥さんいなくなってスケジュールの管理は大丈夫かしら。(2014.10.3追記)

*Витторио Григоло = Vittorio Grigolo = ヴィットリオ・グリゴーロ
Astana Opera Theatre.jpg カザフスタン....(どこにあるのかもよく知らないが、中央アジアで、昔はソ連だったというくらい)....の首都アスタナ、1998年の国際コンペで1位に選ばれた黒川紀章の都市計画案に基づいて開発が続けられているんだそうですが、そこの劇場(Театр "Астана Опера"/ Astana Opera Theatre)でのコンサートです。19日にニュースとして「国際的オペラ歌手ヴィットリオ・グリゴーロが出演してくれるよ...」とアスタナ・オペラのサイトで報じられました。

 言葉がロシア語とカザフ語なので、さっぱり分かりませんが、なんとか分かった範囲で....。
「アスタナ・オペラ」は、9月17日から10月5日にかけて初の「シルクロード国際フェスティバル」を開催。 フェスティバルの最後を飾る10月6日のガラコンサートは、オペラ界の若手スターの一人、ヴィットリオ・グリゴーロが登場する。
 ちなみにアスタナ・オペラハウスは、2013年6月22日オープン、1250席、右上の写真のように豪華な内装の劇場です。

 ヴェローナの「ロメオとジュリエット」が9月6日に終わり、ROHの「愛の妙薬」初日11月18日まで公演の予定無しでしたが、9月13日にはロンドンでプロムス、18日ポンペイ・フェスティバルで「ボエーム」、20日はマッシモ・ラニエリのTVライヴショーにゲスト出演、更に9月30日はロンドンで開催されている"iTunes Festival 2014 (Domingo)" にゲストとして登場、10月6日には遠くのカザフスタンでコンサート......シーズン発表時にはスカスカのスケジュールもけっこうつまってくるものですね。最初からたくさん予定を入れるより、いいかも.....

iTunes Festival 2014 最終日(ドミンゴ)にゲスト出演(2014.9.30) [コンサート]

◎ライブは6:32に終わりました。期間限定だそうですが、すでにビデオがアップされています。iTunesにアクセスすれば視聴できます。
 ゲストは、グリゴーロ、ピアニストのKhatia Buniatishvili、ソプラノのAngel Blue、Jonathan Antoine (Britain 's Got Talent出身の19歳の肥満児君)、ゲストではなく付添?のドミンゴ・ジュニア。
 グリゴーロは、最前列の観客にちょっかい出したり、ワーオとかのってました.....服装も最初は黒いTシャツの上に燕尾服の上着を腕まくりして黒のラメ入りの長いスカーフをクビに(こんな変な格好も似合っちゃってます)、カルーゾの時は上着を脱いで黒い半袖Tシャツ、最後は写真のように "iTunes Festival"のクルーのTシャツを着てましたよ。

☆プログラム
1. アンドレア・シェニエ"Nemico della patria" (Placido Domingo)
2. アランフェス Aranjuez (Placido Domingo)
3. トスカ "Vissi d'arte, Vissi d'amore" (Angel Blue)
4. トスカ "E lucevan le stelle" (Vittorio Grigolo)
5. トロヴァトーレ Duet: "Mira, d'acerbe lagrime" (Domingo & Angel Blue )
6. リゴレット"La donna è mobile" (Jonathan Antoine )
7. Volare (Jonathan Antoine )
8. Del cabello más sutil (Placido Domingo、Piano:Khatia Buniatishvili)
9. Paganini Variation No.18 (Piano:Khatia Buniatishvili, Domingo, Cond.)
10. De Curtis:Ti voglio tanto bene (Vittorio Grigolo)
11. Die Fle dermaus Overtur(Domingo, Cond.)
12. Lucio Dalla:Caruso (Vittorio Grigolo)
13. Torna Surriento (Placido Domingo)
14. "Carmen" Prelude (Eugene Kohn, Cond.)
15. Granada (Placido Domingo)
16. Perhaps Love (Domingo & Domingo junior )

Royal Philharmonic Orchestra
Eugene Kohn , Conductor
gri_domi_iTunes Fes2014.jpg
gri_domi_iTunes Fes2014_3.jpg
gri_domi_iTunes Fes2014_2.jpg

 ドミンゴは年をとってもやっぱり声質はテノールですよね.....オペラじゃない歌の方がいいな....
iTunesFestval2014930.jpg

*  *  *  *  *  *  

 ”iTunes Festival ”って2007年からあるようですが....(iTunes最初からの利用者ですが) 知りませんでした。今回、”iTunes Festival ”の最終日のアーティストがドミンゴで、グリゴーロがゲストで出演するというので、知ったというわけです。
 2014年の”iTunes Festival ”は、ロンドンのRoundhouseというホールから9月1日から30日まで連続30日間に渡ってのライヴだそうです。クラシック系は本当に少ないようですが、歌うのはクラシックなのかなぁ......
iTunesfestval2014.jpg

 ライヴは10月1日早朝5:00(ロンドン現地時間9/30午後10時 ) からですが、後から期間限定で見られるようです。視聴は無料です.....iTunesの宣伝になるもんね。