2)メト「ロメオとジュリエット」(2016.12.31〜2017.1.28) ☆ BBC Radio3 出演(1/19) ☆いよいよHD収録 (1/21) ☆ ♫21日は各地でライブ放送も [グノー:ロメオとジュリエット]
◎メトでは、グリゴーロの「ウェルテル」が話題沸騰中(上演3/4まで)ですが、日本ではいよいよ1ヶ月遅れの「ロメオとジュリエット」がはじまります。
◎1月21日カーテンコールの様子
ホストのメアリ・ジョ・ヒース Mary Jo Heathさんも"strong guy!strong guy! " と喜んでいます。
◎ORF Ö1 (オーストリア放送協会)で21日の「ロメオとジュリエット」を放送しています。ORFのオンデマンドは1週間です。今現在BBCでもオンデマンドで聞けますが、ブロックされて聞けない...という方もいますが、ORFはどうでしょう。
◎話題の「ロメオ君、ジュリエットのバルコニーに登るの巻き」
グリゴーロは、「ステージ・アニマル」とレビュー等で書かれることがありますが、本当にそうですね。
◎最終日をご覧になった方によると、ダムラウとグリゴーロは風邪気味(風邪が完全に治癒していない状態)というアナウンスがあったそうです。それでもグリゴーロは全く問題なく、ダムラウは、ちょっとヴォリュームを抑えている場面もあったが、両者とも素晴らしかったというレポートがありました。
ダムラウは10日から「清教徒」、グリゴーロは15日から「ウェルテル」ですので、すでにリハーサル中なんでしょうね。二人とも体調万全で臨んで欲しいです。
◎28日の最終公演終了。出演者の皆さん皆勤賞です。日本のMETライブビューイングは2月25(土)から3月3日(金)までの予定です。すでに上映された海外では、HDのレビューもアップされています。その中からいくつかをリンクします。
まず、フランス語のオペラですから、フランスのForum Opera のサイトから
・Le superbe Roméo de Grigolo au Met 72才の方のコメントが面白い....
オランダのサイト
・Met speelt meeslepende Roméo et Juliette
ダムラウの出身地ドイツのバイエルン州ギュンツブルクから
・Begeisternder Liebestod in fünf Akten
ところで、なぜか、25日だけジュリエットがダムラウではなく、Amanda Woodbury でしたが、ワシントン・ポスト紙のアン・ミジェットがこの日のレビューを書いています。これを書きたくてわざわざ25日に行ったのではないかとも思えます。ミジェット女史は、2007年にワシントン・オペラでグリゴーロが「ボエーム」を歌った時に「演技力と声の威力で、ヴィットリオ・グリゴーロは突出している。生まれながらの市場価値のあるイタリア人テノールである」と書いています。
・A bleak ‘Romeo,’ a bright conductor / By Anne Midgette January 27 at 1:12 PM
余談ですが、パヴァロッティの(暴露)本「王様と私」は、ハーバート・ブレスリン(パヴァロッティの辣腕マネージャーだった)とアン・ミジェットの共著です。あと、プラシド・ドミンゴの指揮について、「全公演は、ドミンゴの指揮によって妨げられ、破壊された....」と書いて、ドミンゴとの公開けんかになったことで有名です。ドミンゴの指揮については内心同じように思っている人も多いのですが、ここまで言われるとドミンゴもだまっていられなかったってことでしょうか。
◎21日HD収録公演無事終了。HD用の幕間インタビューも放送されました。HDホストはアイリーン・ペレス Ailyn Pérez、彼女とは、バレンシアの「マノン」で共演しています。数年前は、有名ソプラノの急なキャンセルの代役専門だったような新人でしたが、ずいぶん出世しましたね。
最後にグリゴーロは「サヨナラ」、ダムラウの「○△□X」って何語?
私は、早起きして聞きましたが、BBCでは、1ヶ月オンデマンドで聞けます。
カーテンコールでは、久しぶりに力持ちぶりを発揮したようです。インスタグラムにその動画がアップされていました。
☆メトの Saturday Matinee Broadcasts / 1月21日(土)午後1時〜 (日本時間1/22の午前3時〜)
Gounod:Roméo et Juliette / Noseda; Damrau, Grigolo, Madore, Petrenko
☆BBC radio Opera on 3 / 1月21日(土)午後6時〜 (日本時間1/22の午前3時〜 )
Gounod:Roméo et Juliett ( Live from the Met)
(ジュリエットのお父さんがローラン・ナウリだったって、今気づいた.....)
◎グリゴーロが、BBC Radio3のSean Raffertyの"In Tune"(1/19 16:30〜)に生出演。まず、グリゴーロのアルバムから、ロッシーニの"Danza" その後10分程度のインタビュー、終わりにロメオのアリア"Ah, leve-toi soleil"が流されました。インタビューの部分からの抜粋です。2時間全部聞きたい方は1ヶ月オンデマンドで聞けます。
司会のショーン·ラファティは、前にトロヴァトーレとトラヴィアータを間違ったおじさんです。似てるから間違っちゃいますね。
21日のOpera on 3 で放送される宣伝もしてくれています。
2016年大晦日から上演されている「ロメオとジュリエット」、佳境を迎え7公演目の21日は、いよいよHD収録日、世界各地の映画館で同時上映されます。同時上映は多分英語圏で、ヨーロッパ各地では24日とか、日本は約1ヶ月遅れの2月25日とか、配信日は各地で異なります。
初日から大好評で、1月に入ってからの公演(4,7,10,14,17)も、その勢いは衰えていないようです。HD上映でも舞台での熱気が伝わって来ることを期待しています。
イタリアでは24日に上映されるようです。メトがアップしたよりも短いトレーラーです。
HD絡みでけっこう面白い記事が見つかりました。
イギリスのTelegraph:
・Gounod’s “Romeo et Juliette” positively sizzles / Larry Fennelly
AFP配信の記事:イギリスのDailymail とYahoo Newでも
・Families duel in decadent era in Met's 'Romeo et Juliette' /John BIERS
ゼネラルマネージャーのピーター・ゲルブは、「ロメオは今シーズン最大のヒットとなっている、17日の公演は、ほぼ満席状態で他のオペラよりも若い観客が多かった.....」と述べています。最近のメトは半分埋まればいい方というような状態なので、これは快挙といえるでしょうね。しかもどちらかというとマイナーな演目ですし。メトは劇場が大きいので半分でも2000人くらいは動員しているということなんですけど。
Associated Press:たくさんのサイトに配信されています
・Soprano: Juliette is 'like a bird you can't catch' / Mike Silverman
ダムラウの面白いインタビュー記事です。グリゴーロに関することも話しています。
ダムラウは、グリゴーロとは、メトでマスネの「マノン」、スカラ座で「ランメルモールのルチア」で共演していて、今回が3回目ですが、最初はちょっと吃驚したとか.....
"because his voice is so incredible and enormous and so big and round and beautiful, and I come from the coloratura side and my voice could seem too silvery and light in comparison with him. But singing together, I think it really matches."
今回の役では、
"It's always a little bit different but it's always right and true in the moment. When I look into his eyes, it's really Romeo."
とダムラウは言っています。
メト配信の長いバージョンのトレーラー
21日は映画館だけでなく、世界各地(日本以外)でライブ放送されます。アメリカ各地の放送局も放送するようですが、イギリスBBCでも放送されます。
関連記事:
1)メト「ロメオとジュリエット」(2016.12.31〜2017.1.28) ☆リハーサルはじまる ☆ 舞台写真
ディアナ・ダムラウと「マノン」(2015.3.9〜28) 6公演 ☆ 舞台写真 ☆
スカラ座「ルチア」(2015.5.28〜6.11) 両手に花 ダムラウとモシュク
☆MET Live Viewing 2016-17 グノー《ロメオとジュリエット》 上映期間:2017年2月25日(土)~3月3日(金) 指揮:ジャナンドレア・ノセダ 演出:バートレット・シャー 出演:ヴィットーリオ・グリゴーロ、ディアナ・ダムラウ 他 上映時間:3時間15分(休憩1回)(2017.1.21収録) |
◎1月21日カーテンコールの様子
ホストのメアリ・ジョ・ヒース Mary Jo Heathさんも"strong guy!strong guy! " と喜んでいます。
(2017.2.24)
= = = = = = =
◎ORF Ö1 (オーストリア放送協会)で21日の「ロメオとジュリエット」を放送しています。ORFのオンデマンドは1週間です。今現在BBCでもオンデマンドで聞けますが、ブロックされて聞けない...という方もいますが、ORFはどうでしょう。
(2017.2.12)
= = = = = = =
◎話題の「ロメオ君、ジュリエットのバルコニーに登るの巻き」
グリゴーロは、「ステージ・アニマル」とレビュー等で書かれることがありますが、本当にそうですね。
(2017.2.7)
= = = = = = =
◎最終日をご覧になった方によると、ダムラウとグリゴーロは風邪気味(風邪が完全に治癒していない状態)というアナウンスがあったそうです。それでもグリゴーロは全く問題なく、ダムラウは、ちょっとヴォリュームを抑えている場面もあったが、両者とも素晴らしかったというレポートがありました。
ダムラウは10日から「清教徒」、グリゴーロは15日から「ウェルテル」ですので、すでにリハーサル中なんでしょうね。二人とも体調万全で臨んで欲しいです。
(2017.2.1)
◎28日の最終公演終了。出演者の皆さん皆勤賞です。日本のMETライブビューイングは2月25(土)から3月3日(金)までの予定です。すでに上映された海外では、HDのレビューもアップされています。その中からいくつかをリンクします。
まず、フランス語のオペラですから、フランスのForum Opera のサイトから
・Le superbe Roméo de Grigolo au Met 72才の方のコメントが面白い....
オランダのサイト
・Met speelt meeslepende Roméo et Juliette
ダムラウの出身地ドイツのバイエルン州ギュンツブルクから
・Begeisternder Liebestod in fünf Akten
ところで、なぜか、25日だけジュリエットがダムラウではなく、Amanda Woodbury でしたが、ワシントン・ポスト紙のアン・ミジェットがこの日のレビューを書いています。これを書きたくてわざわざ25日に行ったのではないかとも思えます。ミジェット女史は、2007年にワシントン・オペラでグリゴーロが「ボエーム」を歌った時に「演技力と声の威力で、ヴィットリオ・グリゴーロは突出している。生まれながらの市場価値のあるイタリア人テノールである」と書いています。
・A bleak ‘Romeo,’ a bright conductor / By Anne Midgette January 27 at 1:12 PM
余談ですが、パヴァロッティの(暴露)本「王様と私」は、ハーバート・ブレスリン(パヴァロッティの辣腕マネージャーだった)とアン・ミジェットの共著です。あと、プラシド・ドミンゴの指揮について、「全公演は、ドミンゴの指揮によって妨げられ、破壊された....」と書いて、ドミンゴとの公開けんかになったことで有名です。ドミンゴの指揮については内心同じように思っている人も多いのですが、ここまで言われるとドミンゴもだまっていられなかったってことでしょうか。
(2017.1.29)
= = = = = = =
◎21日HD収録公演無事終了。HD用の幕間インタビューも放送されました。HDホストはアイリーン・ペレス Ailyn Pérez、彼女とは、バレンシアの「マノン」で共演しています。数年前は、有名ソプラノの急なキャンセルの代役専門だったような新人でしたが、ずいぶん出世しましたね。
最後にグリゴーロは「サヨナラ」、ダムラウの「○△□X」って何語?
HD Host Ailyn Pérez interviews soprano Diana Damrau and tenor Vittorio Grigolo
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちらiPhone/iPad用MP3
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
私は、早起きして聞きましたが、BBCでは、1ヶ月オンデマンドで聞けます。
カーテンコールでは、久しぶりに力持ちぶりを発揮したようです。インスタグラムにその動画がアップされていました。
(2017.1.22)
= = = = = = =
☆メトの Saturday Matinee Broadcasts / 1月21日(土)午後1時〜 (日本時間1/22の午前3時〜)
Gounod:Roméo et Juliette / Noseda; Damrau, Grigolo, Madore, Petrenko
☆BBC radio Opera on 3 / 1月21日(土)午後6時〜 (日本時間1/22の午前3時〜 )
Gounod:Roméo et Juliett ( Live from the Met)
(ジュリエットのお父さんがローラン・ナウリだったって、今気づいた.....)
(2017.1.20)
= = = = = = =
◎グリゴーロが、BBC Radio3のSean Raffertyの"In Tune"(1/19 16:30〜)に生出演。まず、グリゴーロのアルバムから、ロッシーニの"Danza" その後10分程度のインタビュー、終わりにロメオのアリア"Ah, leve-toi soleil"が流されました。インタビューの部分からの抜粋です。2時間全部聞きたい方は1ヶ月オンデマンドで聞けます。
司会のショーン·ラファティは、前にトロヴァトーレとトラヴィアータを間違ったおじさんです。似てるから間違っちゃいますね。
21日のOpera on 3 で放送される宣伝もしてくれています。
(2017.1.20)
= = = = = = =
2016年大晦日から上演されている「ロメオとジュリエット」、佳境を迎え7公演目の21日は、いよいよHD収録日、世界各地の映画館で同時上映されます。同時上映は多分英語圏で、ヨーロッパ各地では24日とか、日本は約1ヶ月遅れの2月25日とか、配信日は各地で異なります。
初日から大好評で、1月に入ってからの公演(4,7,10,14,17)も、その勢いは衰えていないようです。HD上映でも舞台での熱気が伝わって来ることを期待しています。
イタリアでは24日に上映されるようです。メトがアップしたよりも短いトレーラーです。
HD絡みでけっこう面白い記事が見つかりました。
イギリスのTelegraph:
・Gounod’s “Romeo et Juliette” positively sizzles / Larry Fennelly
AFP配信の記事:イギリスのDailymail とYahoo Newでも
・Families duel in decadent era in Met's 'Romeo et Juliette' /John BIERS
ゼネラルマネージャーのピーター・ゲルブは、「ロメオは今シーズン最大のヒットとなっている、17日の公演は、ほぼ満席状態で他のオペラよりも若い観客が多かった.....」と述べています。最近のメトは半分埋まればいい方というような状態なので、これは快挙といえるでしょうね。しかもどちらかというとマイナーな演目ですし。メトは劇場が大きいので半分でも2000人くらいは動員しているということなんですけど。
「ロメオとジュリエット」秘密の結婚式
Associated Press:たくさんのサイトに配信されています
・Soprano: Juliette is 'like a bird you can't catch' / Mike Silverman
ダムラウの面白いインタビュー記事です。グリゴーロに関することも話しています。
ダムラウは、グリゴーロとは、メトでマスネの「マノン」、スカラ座で「ランメルモールのルチア」で共演していて、今回が3回目ですが、最初はちょっと吃驚したとか.....
"because his voice is so incredible and enormous and so big and round and beautiful, and I come from the coloratura side and my voice could seem too silvery and light in comparison with him. But singing together, I think it really matches."
今回の役では、
"It's always a little bit different but it's always right and true in the moment. When I look into his eyes, it's really Romeo."
とダムラウは言っています。
メト配信の長いバージョンのトレーラー
21日は映画館だけでなく、世界各地(日本以外)でライブ放送されます。アメリカ各地の放送局も放送するようですが、イギリスBBCでも放送されます。
ROMÉO ET JULIETTE
Charles Gounod-Jules Barbier/Michel Carré/William Shakespeare
Roméo:Vittorio Grigolo Juliette.:Diana Damrau (1/25Amanda Woodbury) Frère Laurent:Mikhail Petrenko Stéphano.:Virginie Verrez Mercutio:Elliot Madore Benvolio:Tony Stevenson Gertrude:Diana Montague Capulet:Laurent Naouri Tybalt:Diego Silva Pâris:David Crawford Grégorio:Jeongcheol Cha Duke of Verona:Oren Gradus |
Conductor:Gianandrea Noseda Production:Bartlett Sher Set Designer:Michael Yeargan Costume Designer:Catherine Zuber Lighting designer:Jennifer Tipton Choreographer:Chase Brock Fight Director:.B. H. Barry |
関連記事:
1)メト「ロメオとジュリエット」(2016.12.31〜2017.1.28) ☆リハーサルはじまる ☆ 舞台写真
ディアナ・ダムラウと「マノン」(2015.3.9〜28) 6公演 ☆ 舞台写真 ☆
スカラ座「ルチア」(2015.5.28〜6.11) 両手に花 ダムラウとモシュク
1) メト「ロメオとジュリエット」(2016.12.31〜2017.1.28) ☆リハーサルはじまる ☆ 舞台写真 ビデオ ☆ NYTimes記事 ☆ レビュー ☆ ♫ライブオーディオ [グノー:ロメオとジュリエット]
*長くなったので
2)メト「ロメオとジュリエット」(2016.12.31〜2017.1.28) へ
◎10日の公演のレビューを下のリストに加えました。☆の5段階評価がありますから、イギリス系のサイトですね。なんと五つ星です。
◎10日の公演も順調だったようです。Poison Ivyさんのブログに詳しいレポートがあります。毎回 high C も成功しているようです。
ということで、ハイCの部分(ティボルトを殺してしまって所払いを言い渡される場面)
☆グリゴーロのロメオ(メト2016.12.31)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちらiPad iphone用MP3
余裕のハイCですね。HDの時もBravi!おじさん居るかなぁ。グリゴーロもそろそろ40才になるし、マンリーコも歌えそう。
参考記事:
グノーの「ロメオとジュリエット」:ロメオのハイC (失敗例も聞けます)
◎7日も順調、十代のロメオとジュリエットに見えるそうですよ。インスタグラムから拝借。
◎話題のファイトシーンがアップされました。
1月4日のレビューを下のレビューのリストに追加しました。
◎4日の公演も素晴らしかったようです。ご覧になった方のインスタグラムにカーテンコールのビデオクリップがアップされています。グリゴーロに負けず劣らず元気なダムラウですね。長いガウンの裾さばきも素敵です。もう一つ。
◎「ニューヨークで大成功 ヴィットリオ・グリゴーロ」と、イタリアのテレビTG5で放送されました。NYTimesの好評レビューの効果ってことかな.....ネットに転がっているビデオクリップをつなぎあわせるんじゃなくて独自にインタビューとかして欲しいですね。
◎レビュー:
2017.1.10 のレビュー
・ClassicalSource:We are fortunate to have two singers.... / Christopher Browner ★★★★★
2017.1.4 のレビュー
・Bachtrack:
Star turns in Met's new Roméo et Juliette / Robert Levine★★★★☆
・OPERAwire:
Damrau & Grigolo’s Chemistry As Emotionally Riveting & Sexy As Ever / David Salazar
2016.12.31 プレミエのレビュー
・Observer:
Star Quality Spices Up a Bland ‘Roméo et Juliette’ / James Jorden
・FT:
The star-crossed lovers savoured and ..../Martin Bernheimer ★★★★☆
・WSJ:
Incandescent Love / Heidi Waleson
・New York Classical Review:
Met’s “Roméo et Juliette” closes 2016 with dramatic fireworks/Eric C. Simpson
・New York Times Music:
Diana Damrau and Vittorio Grigolo Sizzle in ‘Roméo et Juliette’ at the Met/Anthony Tommasini
◎明けましておめでとうございます。新年からグリゴーロのロメオを聞けてラッキーです。一番いいところでなぜか切断されましたが.....聞き逃した方はこちらでどうぞ。
注)4幕1場の終わりが3分程度欠けています。
*この演出では3幕1場と2場の間に休憩が入ります。(通常では4幕の前)
インタビューでは前にゲルプに提案したいと言っていた、バーンスタインの「ウェストサイド物語」をメトでやりたいという話をしています。
・最後のカーテンコールの様子、nanamayuさんのtwitterにビデオクリップがあります。
◎新しいトレイラー出ました!
◎New York Timesの記事 "A New Take on Romeo and Juliet’s Ball, Balcony, Bed and Tomb /ZACHARY WOOLFEDEC. 29, 2016"、演出のバートレット・シェールと指揮のジャナンドレア・ノセダのインタビューの抜粋だそうです。
◎メトのYouTubeのチャンネルにアップされました。
*過去の公演のビデオクリップ「グリゴーロの "Roméo et Juliette" 公演記録」
◎12月28日ゲネプロ終了。
カーテンコールの写真は、ファッション関係の方のインスタグラムから拝借しました。
右の写真は、ギリシャ人歌手のMario Frangoulis と。マリオ・フラングリスについては、こちらの記事「Mario Frangoulis (マリオ・フラングリス)のアルバム"Beautiful Things"でデュエット」を参考にどうぞ。
◎リハーサルの写真がたくさんアップされました。本番ではヒゲ剃りますよね。
◎リハーサル順調に進んでいるようです。12月22日のニューヨーク・タイムズにZACHARY WOOLFEの記事 "Romeo and Juliet, Flushed and Feverish at the Met Opera" が掲載されました。グリゴーロの好き好きオーラ全開のようです。NYTimesは、いつも独自に撮影した写真を載せてくれます。
「ロメオとジュリエット」のリハーサルの写真がメトのfacebookにアップされました。(2016.12.13)
ダムラウ(1971.5.31)は、可愛らしくみえます。太ってもネトレプコのように顔がふてぶてしくならないタイプのようです。ダムラウがこの年で初役ということは、上演される機会が少ないオペラなんですね。どんなカップルになるのか楽しみです。
ところで、ディアナ・ダムラウは、かなりの過密スケジュールで、11/27にミラノ・スカラ座の「フィガロの結婚」(伯爵夫人)が終って、その後アメリカに渡って、12/4は、ボストンで、12/10はNYのリンカーンセンターのAlice Tully Hallで Duo with harp のコンサートでしたが、「重度の気管支炎」とかで4日と10日は、キャンセルでした。このままヨナス・カウフマン状態にならなければいいがと心配しましたが、リハーサルに出ていることが確認できて一安心。
一方、グリゴーロは、11/24にROHの「ホフマン物語」が終って、11/30日は、ミラノで「プッチーニ賞」の授賞式に出席、12/1かな....右の写真のようにミラノにあるパヴァロッティ記念館兼レストランを訪問したりして、その後、チェコのプラハでニューアルバムのレコーディング(12/5頃)をして、ニューヨーク入りしたようです。二人とも公演は一ヶ月に渡る長丁場ですから、健康管理しっかりお願いしたいです。
*右の写真) 故パヴァロッティの2番目の奥さんのNicoletta Mantovaniさんと。
関連記事:
グリゴーロの "Roméo et Juliette" 公演記録....スカラ座(2011年6月) LA Opera(2011年11月)Arena di Verona (2014年8〜9月)
☆Charles Gounod “Roméo et Juliette”:
2016年12月31日/2017年 1月4,7,10,14,17,21(HD),25,28日 (9公演)
グリゴーロは、このバートレット・シェールの演出でスカラ座(2011年6月)に出演しています。
*参考:3月からのパフォーマンスは、Emmanuel Villaume指揮、Pretty Yende, Paula Murrihy, Stephen Costello, Yunpeng Wang, Matthew Rose
2)メト「ロメオとジュリエット」(2016.12.31〜2017.1.28) へ
(2017.1.19)
◎10日の公演のレビューを下のリストに加えました。☆の5段階評価がありますから、イギリス系のサイトですね。なんと五つ星です。
(2017.1.13)
◎10日の公演も順調だったようです。Poison Ivyさんのブログに詳しいレポートがあります。毎回 high C も成功しているようです。
ということで、ハイCの部分(ティボルトを殺してしまって所払いを言い渡される場面)
☆グリゴーロのロメオ(メト2016.12.31)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
余裕のハイCですね。HDの時もBravi!おじさん居るかなぁ。グリゴーロもそろそろ40才になるし、マンリーコも歌えそう。
参考記事:
グノーの「ロメオとジュリエット」:ロメオのハイC (失敗例も聞けます)
(2017.1.12)
= = = = = = =
◎7日も順調、十代のロメオとジュリエットに見えるそうですよ。インスタグラムから拝借。
(2017.1.8)
◎話題のファイトシーンがアップされました。
1月4日のレビューを下のレビューのリストに追加しました。
(2017.1.6)
◎4日の公演も素晴らしかったようです。ご覧になった方のインスタグラムにカーテンコールのビデオクリップがアップされています。グリゴーロに負けず劣らず元気なダムラウですね。長いガウンの裾さばきも素敵です。もう一つ。
(2017.1.5)
◎「ニューヨークで大成功 ヴィットリオ・グリゴーロ」と、イタリアのテレビTG5で放送されました。NYTimesの好評レビューの効果ってことかな.....ネットに転がっているビデオクリップをつなぎあわせるんじゃなくて独自にインタビューとかして欲しいですね。
TG5 - Grande successo a New York per Vittorio Grigolo
Vittorio Grigolo, il tenore italiano che incanta il mondo.
TG5 è trasmesso da Canale5 il lunedì 2 gennaio 2017 alle ore 23:20
*Vittorio Grigolo, il tenore italiano che incanta il mondo.
TG5 è trasmesso da Canale5 il lunedì 2 gennaio 2017 alle ore 23:20
(2017.1.3)
◎レビュー:
2017.1.10 のレビュー
・ClassicalSource:We are fortunate to have two singers.... / Christopher Browner ★★★★★
2017.1.4 のレビュー
・Bachtrack:
Star turns in Met's new Roméo et Juliette / Robert Levine★★★★☆
・OPERAwire:
Damrau & Grigolo’s Chemistry As Emotionally Riveting & Sexy As Ever / David Salazar
2016.12.31 プレミエのレビュー
・Observer:
Star Quality Spices Up a Bland ‘Roméo et Juliette’ / James Jorden
・FT:
The star-crossed lovers savoured and ..../Martin Bernheimer ★★★★☆
・WSJ:
Incandescent Love / Heidi Waleson
・New York Classical Review:
Met’s “Roméo et Juliette” closes 2016 with dramatic fireworks/Eric C. Simpson
・New York Times Music:
Diana Damrau and Vittorio Grigolo Sizzle in ‘Roméo et Juliette’ at the Met/Anthony Tommasini
(2017.1.2)
◎明けましておめでとうございます。新年からグリゴーロのロメオを聞けてラッキーです。一番いいところでなぜか切断されましたが.....聞き逃した方はこちらでどうぞ。
☆メトLive audio ‘Roméo et Juliette’
プロローグ- 1幕 - 2幕 - 3幕1場 - 幕間インタビュー- 3幕2場 - 4幕1場 - 2場 - 5幕 - カーテンコール
プロローグ- 1幕 - 2幕 - 3幕1場 - 幕間インタビュー- 3幕2場 - 4幕1場 - 2場 - 5幕 - カーテンコール
注)4幕1場の終わりが3分程度欠けています。
*この演出では3幕1場と2場の間に休憩が入ります。(通常では4幕の前)
インタビューでは前にゲルプに提案したいと言っていた、バーンスタインの「ウェストサイド物語」をメトでやりたいという話をしています。
・最後のカーテンコールの様子、nanamayuさんのtwitterにビデオクリップがあります。
(2017.1.1)
= = = = = = =
◎新しいトレイラー出ました!
(2016.12.31)
◎New York Timesの記事 "A New Take on Romeo and Juliet’s Ball, Balcony, Bed and Tomb /ZACHARY WOOLFEDEC. 29, 2016"、演出のバートレット・シェールと指揮のジャナンドレア・ノセダのインタビューの抜粋だそうです。
◎メトのYouTubeのチャンネルにアップされました。
*過去の公演のビデオクリップ「グリゴーロの "Roméo et Juliette" 公演記録」
(2016.12.30)
◎12月28日ゲネプロ終了。
カーテンコールの写真は、ファッション関係の方のインスタグラムから拝借しました。
右の写真は、ギリシャ人歌手のMario Frangoulis と。マリオ・フラングリスについては、こちらの記事「Mario Frangoulis (マリオ・フラングリス)のアルバム"Beautiful Things"でデュエット」を参考にどうぞ。
(2016.12.29)
◎リハーサルの写真がたくさんアップされました。本番ではヒゲ剃りますよね。
(2016.12.24)
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◎リハーサル順調に進んでいるようです。12月22日のニューヨーク・タイムズにZACHARY WOOLFEの記事 "Romeo and Juliet, Flushed and Feverish at the Met Opera" が掲載されました。グリゴーロの好き好きオーラ全開のようです。NYTimesは、いつも独自に撮影した写真を載せてくれます。
(2016.12.23)
= = = = = = =
「ロメオとジュリエット」のリハーサルの写真がメトのfacebookにアップされました。(2016.12.13)
ダムラウ(1971.5.31)は、可愛らしくみえます。太ってもネトレプコのように顔がふてぶてしくならないタイプのようです。ダムラウがこの年で初役ということは、上演される機会が少ないオペラなんですね。どんなカップルになるのか楽しみです。
ところで、ディアナ・ダムラウは、かなりの過密スケジュールで、11/27にミラノ・スカラ座の「フィガロの結婚」(伯爵夫人)が終って、その後アメリカに渡って、12/4は、ボストンで、12/10はNYのリンカーンセンターのAlice Tully Hallで Duo with harp のコンサートでしたが、「重度の気管支炎」とかで4日と10日は、キャンセルでした。このままヨナス・カウフマン状態にならなければいいがと心配しましたが、リハーサルに出ていることが確認できて一安心。
一方、グリゴーロは、11/24にROHの「ホフマン物語」が終って、11/30日は、ミラノで「プッチーニ賞」の授賞式に出席、12/1かな....右の写真のようにミラノにあるパヴァロッティ記念館兼レストランを訪問したりして、その後、チェコのプラハでニューアルバムのレコーディング(12/5頃)をして、ニューヨーク入りしたようです。二人とも公演は一ヶ月に渡る長丁場ですから、健康管理しっかりお願いしたいです。
*右の写真) 故パヴァロッティの2番目の奥さんのNicoletta Mantovaniさんと。
関連記事:
グリゴーロの "Roméo et Juliette" 公演記録....スカラ座(2011年6月) LA Opera(2011年11月)Arena di Verona (2014年8〜9月)
☆Charles Gounod “Roméo et Juliette”:
2016年12月31日/2017年 1月4,7,10,14,17,21(HD),25,28日 (9公演)
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グリゴーロは、このバートレット・シェールの演出でスカラ座(2011年6月)に出演しています。
*参考:3月からのパフォーマンスは、Emmanuel Villaume指揮、Pretty Yende, Paula Murrihy, Stephen Costello, Yunpeng Wang, Matthew Rose
ヴィットリオ・グリゴーロ公演一覧:1990年(13才)〜2001年24才まで [公演一覧]
◎下記の公演記録の1996年デビューの時の演奏会の写真を発見。2011年に指揮者のGiuliano Fracasso氏がfacebook に掲載したものです。tenore Vittorio Grigolo (al suo debutto) と書いてあります。
◎下記の公演記録の1999年オランダのアーヘンでの「カルメン」(グリゴーロはレメンダート)の写真がグリゴーロのfacebookに掲載されましたので追加しました。『Arturo Cauli (写真ではグリゴーロの左、ダンカイロ役)が亡くなったことを知りました.....彼とは「カルメン」のとても難しい4重唱を歌ったことが素晴らしい思い出です.....』と綴っています。Arturo Cauli 氏の訃報記事はこちら。(2013.2.17追記)
ヴィットリオ・グリゴーロの公演リスト作成。いつの時点で、オペラ歌手に専念するつもりになったのか、はっきりしませんが、少なくとも「兵役免除」の申請をした時点では、将来的にオペラ歌手としてやっていくつもりだったはずです。2001年(24才)くらいまでは、イタリア内外で「小さい役」で舞台に立っていた時期です。
1977年2月19日、イタリア、トスカナのアレッツォで、父エルミージョ、 母 マルチェッラの一人息子(三男)として生まれる。(ポップ系の公式サイトでは一人息子ととれる記載があるが、オペラ雑誌"OPERNGLAS 2009年7/8号"で、三人兄弟ということが判明、父親が40才の時に生まれているので、末っ子で間違いないと思う。。。。。
ところが、やっぱり一人息子だった...自分に兄(腹違い)がいるのを知ったのは13才の時で、自分でためたお小遣いでローマからアレッツォに会いに行った話しが、2012年10月頃に雑誌で紹介されていました)
父はインテリア関係の会社を経営、オペラ愛好家でもある。
9才の時、バチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )のオーディションを受け合格、入学のため一家でローマに引っ越す。
14才までの5年間、バチカンでマエストロ Mons.ドメニコ・バルトルッチのもと音楽教育を受け、そこで初等教育も受ける。少年聖歌隊では、11才からソリストを務め、声楽以外にピアノ、ギター、トランペットを習う。14才から、ローマのフランス人学校の中学Collegeに入学して、高校にあたるLyceeを卒業。変声期が終わってからバス歌手のDanilo Rigosaの個人レッスンを受け歌の勉強を続ける。
1990年(13才)〜2001年(24才)までの公演一覧 (2009.1.16 現在把握しているもの)
★1990年(13才):ローマ歌劇場《トスカ》羊飼い:ビデオクリップ
共演したパヴァロッティ感動、マスコミから"Pavarottino"と呼ばれる
☆1996年(19才): 第12回声楽国際コンクール"R. and F. Mecenati"で、奨学金を受けると同時に、
ロッシーニ"Messe Solennelle"でデビュー
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲 (Rossini: Petite Messe Solennelle)
ヴィチェンツァのAuditorium Canneti
指揮:Giuliano Fracasso
ソプラノ:Antonella Trevisan
メゾ・ソプラノ:Silvia Boesso
テノール:Vittorio Grigolo (デビュー)
バス:Eugenio Leggiadri
*出演者と歌手デビューの貴重な写真(右上)は、2017.2.8追加
☆1998年5月、ロッシーニの"Petite messe solennelle " 演奏
ロヴィーゴのLendinara広場のSan Biagio教会
写真右)先生のバス歌手Danilo RigosaとVittorio Grigolo
★1998年11月22日(21才):クロアチアのスパラート《イタリアのトルコ人》ナルチーゾ (詳細)
Il Turco in Italia
Selim:Ivica Čikeš
Donna Fiorilla:Jolana Fogasova
Don Geronio:Bojan Šober
Don Narciso:Vittorio Grigol
Zaida:Neda Martić
Albazar:Vinko Maroević
Zbor i orkestar HNK - Split
Dirigent: Nikša Bareza
Redatelj: Ozren Prohić
★1999年3月26日(22才): オランダ:アーネム・ヘルレドーム・スタジアム《カルメン》レメンダード
(キャスト詳細) このスタジアムの公演でボンファデッリの《椿姫》のDVDがありましたが、おでこにマイクつけてました。
写真がグリゴーロのfacebookに掲載されましたので転載します。(2013.2.17)
★1999年7月、ロヴィーゴのレンディナーラ広場でロッシーニ《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵
★1999年7月8日:Abano Terme《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵
アーバノ・テルメは、パドヴァから15km、バスで30分ほどの温泉地
★1999年11月24,26,28,30日:メッシーナ《ランメルモールのルチア》アルトゥーロ
ディミトラ・テオドッシュ ...(キャスト詳細) ビデオクリップ
2000年3月:徴兵義務を免除される
★2000年3月27,28,29,31日 4月2日(23才):カリアリ《椿姫》ガストン
レナート・パルンボ指揮、ガイヤルド=ドマス、アキレス・マチャド (キャスト詳細)
★2000年4月29〜5月3日(23才):ローマ歌劇場《椿姫》ガストン(4/29, 5/2,3)
エヴェリーノ・ピド指揮、ディミトラ・テオドッシュ、ロベルト・アロニカ、ルーチョ・ガッロ、ビデオクリップ
★2000年5月29〜6月4日:カリアリ《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ(6/1)
ジェラール・コルステン指揮、シモーネ・アルベルギーニ (キャスト詳細)
★2000年10月5日:フィレンツェ《キリスト降誕のオラトリオ》ドメニコ・バルトルッチ作曲
バルトルッチ指揮、ソリスト:Chiara Angella, Gabriella Sborgi, Vittorio Grigolo, Umberto Chiummo
la Repubblicaの記事Bartolucci in prima col Maggio
★2000年11月16日:ミラノ・スカラ座 《オープニングコンサート》スカラ座デビュー最年少
ムーティ指揮 プログラム詳細、MP3
★2000年11月29〜12月16日、2001年1月12,14日:ボローニャ《さまよえるオランダ人》舵取り
★2001年1月24〜 2月4日:ボローニャ《ランスへの旅》
★2001年4月4〜13日(24才):ボローニャ《一日だけの王様》イヴレーア伯爵
★2001年4月22日 :ピアチェンツァ・Municipal歌劇場《一日だけの王様》
★2001年6月〜7月1日:ラヴェンナ音楽祭《カプレーティとモンテッキ》テバルド
J.コヴァチェフ指揮、キャスト詳細・記事
★2001年9月26〜30日:ロヴェレート国際モーツァルト祭《モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 KV427》
アイヴォー・ボルトン (Ivor Bolton)指揮、ソリスト:Sandrina Piau,Anna Bonitatibus,Vittorio Grigolo,Enrico Turco 新聞記事
トレンティーノ県第二の町ロヴェレートは1769年に当時14歳のモーツァルトがイタリア初演奏をした町
★2001年11月23〜30日、12月2〜5日:ボローニャ《ファルスタッフ》フェントン(25,27,5)
ガッティ指揮、ピエル・ルイジ・ピッツィ演出 (キャスト詳細)
****************************************
こうしてみると、この世代にしては19才でデビューは早いし、音楽院に行ってないのもめずらしいですけど、バチカンで音楽教育を受けたということで必要ないと判断したそうです。イタリアでは、オペラ歌手には卒業証書はいらない.....と言われていて、学歴は関係ないですから。政治学の学位を持っているということですので、一般の大学(多分ローマ大学)には行ったようです。
9才からバチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )で初等教育と音楽教育をを受けた後、14才からローマのフランス人学校の中学Collegeに入学して、高校にあたるLyceeを卒業。両親はこの頃から将来はオペラ歌手に...と思っていたんでしょう。今のイタリア人オペラ歌手にとって、フランス・オペラははずせないでしょうから。
オペラ歌手になるための勉強は16才からずっと個人レッスン(今も同じ先生 Danilo Rigosa についている)です。18才の時にVienna Opera Companyに所属してオペラの勉強をしています。
デビュー後数年は、それほどオペラの舞台に立っていませんが、これは、ルッジェーロ・ライモンディの本にも書いてありますが、舞台に立つための準備と勉強が大切、ということだと思います。
ライモンディは、デビュー後すぐに当時のフェニーチェ座のインテンダント、マリオ・ラブロカに見込まれて、5年契約をしています。これは、そうそうあることではなく非常に恵まれたスタートでした。専属とは言え、将来的に主役級の歌手を育てるのが目的だったので、なんでもかんでも歌わせるということではなく、勉強する時間も充分にあったようです。ちなみに最初の年は、ストラヴィンスキーの《オイディプス王》のティレジアスと、ヴェルディの《イエルザレム》のルッジェーロ、《ファルスタッフ》のピストーラ、「小さい役」3演目8公演だけでした。
グリゴーロも奨学金をもらっていますから、3年間くらいは、勉強がメインで舞台経験もちょっと...ということのようです。
参考:RRのエピソード:オペラ歌手デビュー(21)一か八かのプロチダ
関連記事:
ヴィットリオ・グリゴーロの出発点はポレージネ(ヴェネト州のポー川流域)☆はたちの写真
フランス語とマスネのマノンについて(ヴィットリオ・グリゴーロのトーク) ☆出待ち写真
12才のヴィットリオ(国際アカペラ合唱コンクール)
12才のヴィットリオ・グリゴーロのクリスマスの歌(1990.1.7Santa Maria in Via, Roma)
(2017.2.8)
◎下記の公演記録の1999年オランダのアーヘンでの「カルメン」(グリゴーロはレメンダート)の写真がグリゴーロのfacebookに掲載されましたので追加しました。『Arturo Cauli (写真ではグリゴーロの左、ダンカイロ役)が亡くなったことを知りました.....彼とは「カルメン」のとても難しい4重唱を歌ったことが素晴らしい思い出です.....』と綴っています。Arturo Cauli 氏の訃報記事はこちら。(2013.2.17追記)
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ヴィットリオ・グリゴーロの公演リスト作成。いつの時点で、オペラ歌手に専念するつもりになったのか、はっきりしませんが、少なくとも「兵役免除」の申請をした時点では、将来的にオペラ歌手としてやっていくつもりだったはずです。2001年(24才)くらいまでは、イタリア内外で「小さい役」で舞台に立っていた時期です。
1977年2月19日、イタリア、トスカナのアレッツォで、父エルミージョ、 母 マルチェッラの一人息子(三男)として生まれる。(ポップ系の公式サイトでは一人息子ととれる記載があるが、オペラ雑誌"OPERNGLAS 2009年7/8号"で、三人兄弟ということが判明、父親が40才の時に生まれているので、末っ子で間違いないと思う。。。。。
ところが、やっぱり一人息子だった...自分に兄(腹違い)がいるのを知ったのは13才の時で、自分でためたお小遣いでローマからアレッツォに会いに行った話しが、2012年10月頃に雑誌で紹介されていました)
父はインテリア関係の会社を経営、オペラ愛好家でもある。
9才の時、バチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )のオーディションを受け合格、入学のため一家でローマに引っ越す。
14才までの5年間、バチカンでマエストロ Mons.ドメニコ・バルトルッチのもと音楽教育を受け、そこで初等教育も受ける。少年聖歌隊では、11才からソリストを務め、声楽以外にピアノ、ギター、トランペットを習う。14才から、ローマのフランス人学校の中学Collegeに入学して、高校にあたるLyceeを卒業。変声期が終わってからバス歌手のDanilo Rigosaの個人レッスンを受け歌の勉強を続ける。
1990年(13才)〜2001年(24才)までの公演一覧 (2009.1.16 現在把握しているもの)
★1990年(13才):ローマ歌劇場《トスカ》羊飼い:ビデオクリップ
共演したパヴァロッティ感動、マスコミから"Pavarottino"と呼ばれる
☆1996年(19才): 第12回声楽国際コンクール"R. and F. Mecenati"で、奨学金を受けると同時に、
ロッシーニ"Messe Solennelle"でデビュー
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲 (Rossini: Petite Messe Solennelle)
ヴィチェンツァのAuditorium Canneti
指揮:Giuliano Fracasso
ソプラノ:Antonella Trevisan
メゾ・ソプラノ:Silvia Boesso
テノール:Vittorio Grigolo (デビュー)
バス:Eugenio Leggiadri
*出演者と歌手デビューの貴重な写真(右上)は、2017.2.8追加
☆1998年5月、ロッシーニの"Petite messe solennelle " 演奏
ロヴィーゴのLendinara広場のSan Biagio教会
写真右)先生のバス歌手Danilo RigosaとVittorio Grigolo
★1998年11月22日(21才):クロアチアのスパラート《イタリアのトルコ人》ナルチーゾ (詳細)
Il Turco in Italia
Selim:Ivica Čikeš
Donna Fiorilla:Jolana Fogasova
Don Geronio:Bojan Šober
Don Narciso:Vittorio Grigol
Zaida:Neda Martić
Albazar:Vinko Maroević
Zbor i orkestar HNK - Split
Dirigent: Nikša Bareza
Redatelj: Ozren Prohić
★1999年3月26日(22才): オランダ:アーネム・ヘルレドーム・スタジアム《カルメン》レメンダード
(キャスト詳細) このスタジアムの公演でボンファデッリの《椿姫》のDVDがありましたが、おでこにマイクつけてました。
写真がグリゴーロのfacebookに掲載されましたので転載します。(2013.2.17)
★1999年7月、ロヴィーゴのレンディナーラ広場でロッシーニ《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵
★1999年7月8日:Abano Terme《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵
アーバノ・テルメは、パドヴァから15km、バスで30分ほどの温泉地
★1999年11月24,26,28,30日:メッシーナ《ランメルモールのルチア》アルトゥーロ
ディミトラ・テオドッシュ ...(キャスト詳細) ビデオクリップ
2000年3月:徴兵義務を免除される
★2000年3月27,28,29,31日 4月2日(23才):カリアリ《椿姫》ガストン
レナート・パルンボ指揮、ガイヤルド=ドマス、アキレス・マチャド (キャスト詳細)
★2000年4月29〜5月3日(23才):ローマ歌劇場《椿姫》ガストン(4/29, 5/2,3)
エヴェリーノ・ピド指揮、ディミトラ・テオドッシュ、ロベルト・アロニカ、ルーチョ・ガッロ、ビデオクリップ
★2000年5月29〜6月4日:カリアリ《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ(6/1)
ジェラール・コルステン指揮、シモーネ・アルベルギーニ (キャスト詳細)
★2000年10月5日:フィレンツェ《キリスト降誕のオラトリオ》ドメニコ・バルトルッチ作曲
バルトルッチ指揮、ソリスト:Chiara Angella, Gabriella Sborgi, Vittorio Grigolo, Umberto Chiummo
la Repubblicaの記事Bartolucci in prima col Maggio
★2000年11月16日:ミラノ・スカラ座 《オープニングコンサート》スカラ座デビュー最年少
ムーティ指揮 プログラム詳細、MP3
★2000年11月29〜12月16日、2001年1月12,14日:ボローニャ《さまよえるオランダ人》舵取り
★2001年1月24〜 2月4日:ボローニャ《ランスへの旅》
★2001年4月4〜13日(24才):ボローニャ《一日だけの王様》イヴレーア伯爵
★2001年4月22日 :ピアチェンツァ・Municipal歌劇場《一日だけの王様》
★2001年6月〜7月1日:ラヴェンナ音楽祭《カプレーティとモンテッキ》テバルド
J.コヴァチェフ指揮、キャスト詳細・記事
★2001年9月26〜30日:ロヴェレート国際モーツァルト祭《モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 KV427》
アイヴォー・ボルトン (Ivor Bolton)指揮、ソリスト:Sandrina Piau,Anna Bonitatibus,Vittorio Grigolo,Enrico Turco 新聞記事
トレンティーノ県第二の町ロヴェレートは1769年に当時14歳のモーツァルトがイタリア初演奏をした町
★2001年11月23〜30日、12月2〜5日:ボローニャ《ファルスタッフ》フェントン(25,27,5)
ガッティ指揮、ピエル・ルイジ・ピッツィ演出 (キャスト詳細)
こうしてみると、この世代にしては19才でデビューは早いし、音楽院に行ってないのもめずらしいですけど、バチカンで音楽教育を受けたということで必要ないと判断したそうです。イタリアでは、オペラ歌手には卒業証書はいらない.....と言われていて、学歴は関係ないですから。政治学の学位を持っているということですので、一般の大学(多分ローマ大学)には行ったようです。
9才からバチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )で初等教育と音楽教育をを受けた後、14才からローマのフランス人学校の中学Collegeに入学して、高校にあたるLyceeを卒業。両親はこの頃から将来はオペラ歌手に...と思っていたんでしょう。今のイタリア人オペラ歌手にとって、フランス・オペラははずせないでしょうから。
オペラ歌手になるための勉強は16才からずっと個人レッスン(今も同じ先生 Danilo Rigosa についている)です。18才の時にVienna Opera Companyに所属してオペラの勉強をしています。
デビュー後数年は、それほどオペラの舞台に立っていませんが、これは、ルッジェーロ・ライモンディの本にも書いてありますが、舞台に立つための準備と勉強が大切、ということだと思います。
ライモンディは、デビュー後すぐに当時のフェニーチェ座のインテンダント、マリオ・ラブロカに見込まれて、5年契約をしています。これは、そうそうあることではなく非常に恵まれたスタートでした。専属とは言え、将来的に主役級の歌手を育てるのが目的だったので、なんでもかんでも歌わせるということではなく、勉強する時間も充分にあったようです。ちなみに最初の年は、ストラヴィンスキーの《オイディプス王》のティレジアスと、ヴェルディの《イエルザレム》のルッジェーロ、《ファルスタッフ》のピストーラ、「小さい役」3演目8公演だけでした。
グリゴーロも奨学金をもらっていますから、3年間くらいは、勉強がメインで舞台経験もちょっと...ということのようです。
参考:RRのエピソード:オペラ歌手デビュー(21)一か八かのプロチダ
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ヴィットリオ・グリゴーロの出発点はポレージネ(ヴェネト州のポー川流域)☆はたちの写真
フランス語とマスネのマノンについて(ヴィットリオ・グリゴーロのトーク) ☆出待ち写真
12才のヴィットリオ(国際アカペラ合唱コンクール)
12才のヴィットリオ・グリゴーロのクリスマスの歌(1990.1.7Santa Maria in Via, Roma)
メト New Year's Eve Gala (2016.12.31 ) [グノー:ロメオとジュリエット]
12月31日のグノーの「ロメオとジュリエット」の初日公演終了後に劇場2階のグランド・ティア(Mercedes T. Bass Grand Tier)で、New Year's Eve Gala のディナー・パーティーが開かれました。(参考記事)
写真左)ニコラス・テステとディアナ・ダムラウ夫妻
写真中)ジャナンドレア・ノセダ夫妻(奥様はルチアさん)
写真右)左からMichael Todd Simpson(バリトン), Alyson Cambridge(ソプラノ), Vittorio Grigolo, Beatrice Mozzi, Misook Doolittle(メト関係者)
ベアトリーチェ・モッツィさんは、ワシントンの授賞式のパーティーにもいました....トスカーナのワイナリーと関係あるみたい。
写真左)ニコラス・テステとディアナ・ダムラウ夫妻
写真中)ジャナンドレア・ノセダ夫妻(奥様はルチアさん)
写真右)左からMichael Todd Simpson(バリトン), Alyson Cambridge(ソプラノ), Vittorio Grigolo, Beatrice Mozzi, Misook Doolittle(メト関係者)
ベアトリーチェ・モッツィさんは、ワシントンの授賞式のパーティーにもいました....トスカーナのワイナリーと関係あるみたい。