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Rigoletto a Mantova 2010 (2015.5.12) [リゴレットa Mantova]

◎前回(2011年1月)の放送を見逃した方! 「プレミアムシアター」で再放送のリクエストを募集中です。

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 ライヴ・フィルム・プロジェクト2010
『リゴレット・イン・マントヴァ』
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 一番最後の16. ライヴ・・イン・マントヴァ『リゴレット』

(2015.5.21)

*  *  *  *  *  *  *  *
 2010年制作の「その時、その場所 "Rigoletto a Mantova"」、もう5年も世界のあっちこっちで繰り返し上映していますが、元は取れたんでしょうか......イタリア国内の映画館で、「5月12日、一日だけの上映」とさかんに宣伝しています。懐かしいですね。配給会社のMicrocinemaのyoutubeのチャンネルにいろいろクリップがアップされています。

☆トレイラー


☆Questa o quella per me pari sono(画像をクリック)
ピクチャ 2.jpg

☆ "La donna è mobile" (画像をクリック)
cinema_0.jpg

 当時はヨーロッパ各国のテレビ局で、紹介番組の特集がいろいろありました。けっこうお祭り状態だったんですよ。BBCとかFrance2とかOrf2は、撮影のリハーサルにも密着取材して独自のメイキングとかキャストのインタビューもありました。
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ドミンゴの『リゴレット・イン・マントヴァ』 NHKオンデマンドで視聴できます! [リゴレットa Mantova]

 プレミアムシアターの『ライヴ・フィルム・プロジェクト2010 リゴレット・イン・マントヴァ』、ハイビジョンが見られない方、あるいは深夜でご覧になれなかった方に朗報! NHKオンデマンドで22日まで見ることができます。但し、22日までといっても、無料ではなく210円で購入後1日0時間(24時間のこと)有効ということです。

 NHKオンデマンドには全く関心がなかったのですが、試しに購入してみました。テレビでも見られるようですが、それには別にケーブルテレビだとかひかりテレビ等との契約が必要だそうですから、パソコンで視聴する人がメインのサービスだと思います。低・中・高画質と選択できるようになっていて、私は高画質で見ましたが、途切れることもなく快適です。「全画面」にするとやっぱり不鮮明になりますので、元の画面をもうちょっと大きくしてほしいです(下の写真をクリック)。簡単手軽に楽しめますのでお試しください。

★NHKオンデマンドで視聴するには
1.登録(名前、住所、生年月日、メールアドレス)
2.登録するとメールがきます。メールに表示されているメールアドレスにアクセスして登録完了
3.見たい番組を購入、支払いはクレジット、YahooウォレットでもOK
4.即視聴可能。番組によって期限が異なる 『リゴレット・イン・マントヴァ』は24時間

 良く知っているオペラでも日本語字幕があるのがいいです。なかなかいい日本語字幕がついていました。ただ、日本語ゆえの問題なんですが、公爵の一人称が、「私」「僕」「俺」が混在しています。3幕のマッダレーナ相手の時は「俺」もありかと思いますが、他の場面の「俺」は公爵という身分を考えるといただけません。マッダレーナが公爵のことを「兄さん」と言ってますが、これもどうなんだろう。

メモ:
Rai3 Libretto,score
Rainews24.it:Rigoletto, miracolo riuscito


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BShi(NHK)で放送! マントヴァでのその時、その場所《再現リゴレット》2011年1月8日(土)23:50から [リゴレットa Mantova]

★22日までNHKオンデマンドで視聴できます。(2011.1.11)

 やっとNHKが《再現リゴレット「リゴレット・イン・マントヴァ」》を放送します。お知らせ下さった方に感謝しています。ありがとうございます。日々、グリゴーロの情報をネットで追っかけていますので、イタリア、ドイツをはじめヨーロッパ各地では、再放送があるという情報はつかんでいますが、日本のTV番組は、なぜか全くヒットしないんです....ということで本当に助かります。再度御礼申し上げます。

 この企画のことを知ったのが、今年の1月27日、『ヴィットリオは、 イタリアのマントヴァで撮影されるRada Film制作の"リゴレット"でマントヴァ公爵を演じる』という文章を見つけました。その後、実現するのか、ヴィットリオ・グリゴーロが本当に出演するのか、なかなか情報が出て来なくて、気がもめましたが、監督はベロッキオだとか、ドミンゴがバリトン役のリゴレットを歌うようだとか5月頃からちょっとづつ概要が明らかになり、なんとルッジェーロ・ライモンディまで出演するという嬉しいニュースも.....私にとっては、お祭り状態、9月の生中継もなんとかインターネットで同時に見ることができました。まだまだ《再現リゴレット》祭りは続きます......新年早々、NHKのBShiで放送されますし、DVDも発売するはずですから。

★BShi 2011年1月8日(土)午後11時50分~ プレミアムシアター
 ライヴ・フィルム「リゴレット・イン・マントヴァ Il Rigoletto nelle ore e nei luoghi di Mantova」

<曲目>
歌劇「リゴレット」(全3幕)(ヴェルディ)
<出演>
【リゴレット(マントヴァ公付きの道化役)】プラシド・ドミンゴ Placido Domingo(Rigoletto)
【ジルダ(リゴレットの娘)】ユーリア・ノヴィコヴァ Julia Novikova(Gilda)
【マントヴァ公爵】ヴィットリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo(Duca)
【マッダレーナ(スパラフチレの妹)】ニーノ・スルグラジェ Nino Surguladze(Maddalena)
【スパラフチレ(刺客)】ルッジェーロ・ライモンディ Ruggero Raimondi(Sparafucile)
【ジョヴァンナ(ジルダのうば)】カテリーナ・ディ・トンノ
【モンテローネ伯爵】ジャンフランコ・モントレゾール Gianfranco Montresor(Monterone)
【マルーロ(延臣)】ジョルジョ・カオドゥーロ Giorgio Caoduro(Marullo)
【ボルサ(延臣)】レオナルド・コルテルラッツィ ) Leonardo Cortellazzi(Borsa Matteo)
【チェプラーノ伯爵】ジョルジョ・ガッティ Giorgio Gatti(Conte di Ceprano
【チェプラーノ伯爵夫人】カッサンドラ・ディモプル Kassandra Dimopoulou(Contessa di Ceprano)
【公爵夫人の小姓】マリアム・バッティステルリ

<管弦楽>イタリア国立放送交響楽団 Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI
<合唱>ソリスティ・カントーリ合唱団
<指揮>ズービン・メータ Zubin Mehta
<監督>マルコ・ベロッキオ Marco Bellocchio
<撮影>ヴィットリオ・ストラーロ Vittorio Straro
<制作>アンドレア・アンダーマン Andrea Anderman
<字幕>小瀬村幸子、多田茂史
収録:2010年9月4・5日 マントヴァ市内各所(イタリア)

☆メイキングVideo:YouTube:Rigoletto a Mantova - Making
☆Video:YouTube:Rigoletto a Mantova - 再生リスト

関連記事:
(1)Rigoletto a Mantova メイキングとインタビュー ☆ (2)公爵が要求したのは「部屋か妹か」
マントヴァのリゴレットRigoletto a Mantova (4) :☆NHK放送の件 ☆危ぶまれたグリゴーロ出演
TV5MONDE Japonでマントヴァのリゴレット Rigoletto a Mantova 放送
Rigoletto a Mantova (3):ストリーミングで見られそう.....見られました!
Rigoletto a Mantova (2):その時 その場所 再現リゴレット "Live-Opernfilm"
マントヴァで撮影の《再現リゴレット》は、最新作 "Vincere" で話題のマルコ・ベロッキオ監督に..
マントヴァでマントヴァ公爵 Opera Film《リゴレット》
[リゴレット]
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(1)Rigoletto a Mantova メイキングとインタビュー ☆ (2)公爵が要求したのは「部屋か妹か」 [リゴレットa Mantova]

(1)Rigoletto a Mantovaメイキングとインタビュー :
 ライヴ・オペラフィルム"Rigoletto a Mantova その時、その場所、再現リゴレット"祭りも終了.....イギリスのBBC2はKatie Derham、フランスのFrance3はAlain Duault、オーストリアのOrf2はMartin Traxlによる独自のメイキングとかインタビューを作成して、同時に放送しました。ありがたいことにYouTubeにアップされています。Orf2は、撮影のリハーサルにも密着取材していて一番面白いかな......



 れいのアンダー君、セバスチャン・ゲーズ Sébastien Guèzeが歌って、グリゴーロは演技だけの練習風景とか、グリゴーロの代わりにセバスチャン・ゲーズが3幕の重唱のピアノリハーサルに参加して歌っている場面とかあります。ゲーズは、代役ということではなくて、グリゴーロが当日万全の体調ではなくても、とにかく出演できるように全面的にフォローするための起用でしょうね。

(2)公爵が注文したのは「部屋か妹か」:
 今回、はじめて気づきました。今までは公爵にそれほど注目していなかったので......3幕冒頭で、公爵がミンチョ河畔の怪しげなスパラフチレの家にやってきて、

公爵「Due cose, e tosto...二つのものを、すぐに.....」
スパラフチレ 「Quali? 何をですか」
公爵「Una stanza e del vino...部屋とワインだ」

という会話があって、有名な「La donna è mobile....」を歌います。

 「部屋」というのは、この後の展開からいうと実際にはおかしい.....これは、ヴェネツィアの検閲官が勝手に台本を書き替えたんだそうです。そこで、最近では、「部屋」ではなく、「Tua sorella お前の妹」というのが一般的になっていますので、今回もグリゴーロは"Tua sorella e del vino..."と言っています。ところが、字幕は、英語もフランス語も昔のまま「部屋」になっていたので気づいた...というわけなんです。けっこういい加減.....

関連記事:[リゴレット]
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マントヴァのリゴレットRigoletto a Mantova (4) :☆NHK放送の件 ☆危ぶまれたグリゴーロ出演 [リゴレットa Mantova]

 マントヴァのリゴレット、全幕とはいきませんでしたが、なんとか、生中継も同時にどきどきしながら見ることができて、よかった、よかったなんですが、「NHKの放送の件」と「グリゴーロの出演はギリギリまでどうなるか分からなかった」という裏話の2点についての備忘録です。

★NHK放送の件
 相変わらず、NHKは、このような世界的文化的イヴェントを無視して放送しませんでした。ところが、なんと下の映像にあるようにクレジットタイトルに「NHK Japan」と表示されているではありませんか。つまりお金を出して放映権は獲得しているということ.....それなのに....私の問合せに対して、なぜ「放送予定はありません」と木で鼻をくくったような回答をよこすのか.....釈然としませんので、再度質問メールを送信、今回は「金を出しているのに放送しないのはどういう理由か、同時中継はなかったが、今後放送予定はあるのか」の2点。
rigoletto_mantova_nhk.jpg

以下NHKからの回答
たびたびお問い合わせ頂き、恐縮です。

マントヴァでの歌劇「リゴレット」再現上演に関してですが、ご指摘の通り、NHKも出資しておりました。複数部署間の情報疎通に不備があり、大変失礼しました。

生中継に関しては、出資に関してぎりぎりの交渉が続いていたこと、国際回線料など、生放送をすることによるコスト・パフォーマンスの悪化、及び、他番組との兼ね合いにより適切な放送枠の確保が困難であったことなどにより、見送りました。

NHKでの放送については、今のところ具体的な予定はありませんが放送権は取得しておりますので、年明け以降、衛星放送での放送を見込んで準備・調整中です。

以上、ご参考になれば幸いです。
今後とも、NHKをご支援いただきますようお願いいたします。
お便りありがとうございました。

音楽・伝統芸能番組部 芸術劇場番組
NHK視聴者コールセンター

★危なかったみたい.....グリゴーロの公爵
ヴィットリオ・グリゴーロは、若くてスマートでマントヴァ公爵の「女にもてる」という条件を満たしている.....と全体的には好評でしたが、歌の方は、かなり苦しそうな部分もありました。フランス語の記事ですので、詳細は分かりませんが.......どうやら、発熱と声がでないという最悪の状態だったようで、ギリギリまで出演が危ぶまれていたようです。ということで万が一の代役がちゃんと準備されていたみたい.....フランス人の若手テノール、セバスチャン・ゲーズ Sébastien Guèze.....知りませんでした......知っていたら気がもめたでしょうけど、知らぬが仏でよかったです。金曜日のリハーサルはこのアンダー君がやったようです。

メモ:セバスチャン・ゲーズ Sébastien Guèze:フランス出身、2006年"Operalia"優勝、可愛いタイプで若く見えるが、30才は過ぎている、31?32?33?.....生年月日を公表しない奴は嫌い!

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TV5MONDE Japonでマントヴァのリゴレット Rigoletto a Mantova 放送 [リゴレットa Mantova]

★TV5MONDE Japonで放送 "RIGOLETTO"


1幕:9月11(土) 21:02 解説 (Palazzo Te)
2幕:9月12(日)23:31 解説 (Palazzo Ducale)
3幕:9月13(月) 00:18 解説(Rocca di Sparafucile)

司会:Alain Duault とありますので、「デュオーのおっさんの解説」も放送されるかもしれませんので、また1200円払って見てみようかと思っています。

★新規お申し込みは「お申し込みガイド」から。

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Rigoletto a Mantova (3):ストリーミングで見られそう.....見られました! [リゴレットa Mantova]

★BBCの解説のビデオクリップ、Rigoletto a Mantova - live from Mantua Italy 建物の紹介、出演者のインタビューもあります。(2010.9.6)

★2幕は、理由は分かりませんが、見ることができませんでした。頼みの綱YouTubeにアップされていましたので再生リストに登録しました。自動で順番に再生してくれます。Rigoletto a Mantova Atto2
3幕はベルギーのrtbf.beで無事視聴できました。(2010.9.6)


★ベルギーのrtbf.beで視聴できました。2幕は、5日の午後9時から、3幕は明日、6日の朝6時15分からです。RaiUno, ZDF,BBC2のストリーミングは国内のみなので、日本からは直接視聴できません。(2010.9.5追記)

★最近は、国内限定のストリーミングもあるようで、はじまってみないとなんとも言えませんが、コメントにもあるようにベルギーのrtbf.beでも見られそうです。同時中継ですので徹夜が大丈夫な方は、チャレンジしてみて下さい。(追記)

 ドイツのテレビ局ZDFが新たにスライドショー掲載、公爵は、テノールの役としてはめずらしい女たらしのひどい奴なので、グリゴーロも今までのイメージとは違う感じがします。ルッジェーロ・ライモンディの殺し屋もなかなかさまになっています。

 日本では、同時生中継はありません.....NHKは、たくさんチャンネルを持っているのにこのていたらくはなんなんでしょう。でも、ネットで見られそうです。

Rai Unoでは、ライヴで配信するのではないかと思いますので、放送時間にクリックすれば見られるかもしれませんが、よくわかりません。前記事のコメントを参考にしてください。
第1幕:9月4日(土)20:30 ☆日本時間:9月5日(日)3:30
第2幕:9月5日(日)14:00 ☆日本時間:9月5日(日)21:00
第3幕:9月5日(日)23:15 ☆日本時間:9月6日(月)6:15

ベルギーのrtbf.beでも見られそうです。
☆Samedi 4 septembre : le 1er acte à 20h20 ☆日本時間:9月5日(日)3:20
☆Dimanche 5 septembre : le 2e acte à 14h ☆日本時間:9月5日(日)21:00
☆Dimanche 5 septembre : le 3e acte à 23h20 ☆日本時間:9月6日(月)6:15

ZDFでもライブストリーミング配信するようです。前記事のコメントを参考にしてください。テレビのライヴ放送とは時間がずれています。
第1幕:9月4日(土) 23:55〜01:00(65分)☆日本時間:9月5日(日)午前06:55〜08:00
第2幕、3幕:9月5日 (日) 23:50 〜 01:00(70分)☆日本時間:9月6日(月)6:50〜8:00
mantova.jpgmantova25.jpgmantova18.jpg
mantova27.jpgmantova21.jpgmantova29.jpg
mantova26.jpgmantova32.jpg

写真をまとめたビデオクリップ:
Rigoletto a Mantova 2010 - Trailers - Domingo - Grigolo - Novikova - Raimondi - Surguladze
Rigoletto a Mantova 2010 (3) - Domingo - Grigolo - Novikova - Raimondi - Surguladze
Rigoletto a Mantova 2010 (2) - Domingo - Grigolo - Novikova - Raimondi - Surguladze
Rigoletto a Mantova 2010 (1) - Domingo - Grigolo - Novikova - Raimondi - Surguladze

メモ:
rtbf.be(ベルギー)写真多数
RIGOLETTO a MANTOVA : LE IMMAGINI PRIMA DELLA PRIMA! - Enrico (グリゴーロと電話でやりとり)

Il Rigoletto
   nelle ore e nei luoghi di Mantova   

Zubin Mehta 指揮
Orchestra Sinfonica Nazionale della RAI 

Andrea Anderman制作
Marco Bellocchio 監督
Vittorio Straro 撮影

Placido Domingo(Rigoletto)
Vittorio Grigolo(Duca)
Julia Novikova(Gilda)
Ruggero Raimondi(Sparafucile)
Nino Surguladze(Maddalena)
Gianfranco Montresor(Monterone)
Giorgio Caoduro(Marullo)
Leonardo Cortellazzi(Borsa Matteo)
Giorgio Gatti(Conte di Ceprano)
Kassandra Dimopoulou(Contessa di Ceprano)  

関連記事:[リゴレット]
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Rigoletto a Mantova (2):その時 その場所 再現リゴレット "Live-Opernfilm" [リゴレットa Mantova]

 9月4日と5日に3回に分けて放送される "ライブオペラ映画" 《リゴレット》、現地マントヴァでリハーサルが行われています。1月17日からずっとネットで情報を追っていますが、長くなりましたので、新たな記事にしました。
 ヨーロッパの放送局は、次々プログラムを発表していますが、日本(NHK)では放送予定はないそうです。こういう文化的イベントにはぜひとも参加して欲しいと思いますが、どうなってるんでしょう....残念です。
 ドイツのテレビ局ZDFはかなり早くから熱心に取り上げています。ネットでリハーサルの写真が掲載されました。

2010年9月4, 5日 ライブ・オペラフィルム《その時その場所 再現リゴレット》衛星放送

場所:マントヴァとその周辺、Palazzo Te, Palazzo Ducale,Sala dei Mesi,Rocca di Sparafucile
アンドレア・アンダーマン Andrea Andermann制作
マルコ・ベロッキオ Marco Bellocchio監督
指揮:ズービン・メータ/Rai国立交響楽団 (Teatro Bibienaで演奏)

ソリスト:
プラシド・ドミンゴ Placido Domingo(Rigoletto)
ヴィットリ・グリゴーロ Vittorio Grigolo(Duca)
ユリア・ノヴィコヴァ Julia Novikova(Gilda)
ルッジェーロ・ライモンディ Ruggero Raimondi(Sparafucile)
ニーノ・スルグラーゼ Nino Surguladze(Maddalena)
ジャンフランコ・モントゥレソール Gianfranco Montresor(Monterone)
ジョルジョ・カオデゥーロ Giorgio Caoduro(Marullo)
レオナルド・コルテッラッツィLeonardo Cortellazzi(Borsa Matteo)
ジョルジョ・ガッティ Giorgio Gatti(Conte di Ceprano)
Kassandra Dimopoulou(Contessa di Ceprano)


今までの同様の企画「その時 その場所 再現◯◯」に対して日本のテレビ局の対応はどうだったのか.....

☆1992年ローマでの《トスカ》:アンダーマン制作、メータ指揮、グリッフィ監督、マルフィターノ、ドミンゴ、ライモンディ
NHKではすでにBS放送がはじまっていたが、全く放送されなかった。アジア地域では、生中継したかどうかは分からないが、韓国と中国はこの企画に参加していた。後日TBSが、1時間半か2時間の番組で五木寛之のインタビューとメイキングとハイライト版を放送。 Mehta-Domingo-Malfitano-R.Raimondi-nei luoghi nelle ore di Tosca−1992
「皆様のNHK」は、なんとDVDが発売されてから2009年3月16日にBS2で放送した。(情けない....)

☆2000年パリでの《椿姫》:アンダーマン制作、メータ指揮、グリッフィ監督、ホセ・クーラ、エテリ・グヴァザヴァ(新人)、ローランド・パネライ
またまた生中継は無し、後日、お正月だったかな.....BS2でメイキングと全曲放送。
(R.ライモンディがパパ・ジェルモンの予定だったが急病で出演できなかった.....代役はライモンディの親友で先輩のローランド・パネライ(1924.10.17)、76才だったが、ライモンディのたっての頼みで引き受けたものとおもわれる。)

☆2010年マントヴァでの《リゴレット》:アンダーマン制作、メータ指揮、ベロッキオ監督、ドミンゴ、グリゴーロ、ノヴィコヴァ、ライモンディ
NHKは放送の予定無し。国立のオペラハウスがある国とは思えない......こういう世界規模の文化的イベントに参加するつもりがないとは情けないとしか言いようがない。またDVDになってから放送するつもりなのか.....

参考:
☆YouTube紹介クリップ: Rigoletto a Mantova 2010 - Domingo - Grigolo - Novikova - Raimondi - Surguladze
注)ドイツでブロックされましたので、ドイツでは見られません.....自動的におやりになっているんでしょうが、無意味なことをしますね、◯ニーさん。

☆ZDF 番組紹介記事 "Rigoletto in Mantua"
☆ ZDF リハーサル写真:Probenbilder von "Rigoletto aus Mantua" - Musik im ZDF
☆マントヴァからのお知らせ Venerdì 27 Agosto 2010 10:04 - "Rigoletto”: stasera talk show in piazza Mantegna
☆ジルダのユリア・ノヴィコヴァJulia Novikovaについて:Das Milliarden-Spiel 1983年、ロシアのSt. Petersburg生まれ....若きキャメロン・ディアス....
☆8月12日からオーケのリハーサルがはじまり、16日から全体のリハーサル....L'Orchestra Rai suona a Mantova per il Rigoletto in mondovisione(8/29)


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《リゴレット》マントヴァ公爵 (2005.9.30〜):ヴィットリオ・グリゴーロ旋風巻き起こる
[再現トスカ]

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マントヴァで《再現リゴレット》:ドミンゴのリゴレット!ヴィットリオ・グリゴーロ&ユリア・ノヴィコヴァ☆R.ライモンディも出演! [リゴレットa Mantova]

(2010.8.22)
★噂通り、ルッジェーロ・ライモンディもスパラフチレで出演。疑り深い私も写真が出れば納得。ほとんど69才の殺し屋ってのもなんですが、両手に贔屓歌手だなんて、素直に喜ばなくては....フランスのLe mondeの特集ブログのようですが、"riblogetto à mantoue"に詳しい記事と写真が掲載されています。(写真をクリックすると拡大します)

(2010.8.19)
★ Corriere della Sera(18 agosto 2010)にグリゴーロのインタビュー記事が掲載されましたが、どうやらライモンディも出るみたいです。「1992年のローマでの《再現トスカ》で羊飼いの役でドミンゴとライモンディと共演することになって、リハーサルまでしたのに声変わりでだめになったんだけど、この《リゴレット》でもライモンディも一緒なんだ.....」と話しています。もう1つ同じCorriere della Seraの記事"A Mantova con Domingo e Raimondi Un gala in Ticino per diffondere la lirica" でも、「グリゴーロとドミンゴと共に、オペラ界の大物、バスのルッジェーロ・ライモンディの名前も」と書かれています。

(2010.8.18)
★ORF(オーストリア放送協会)でも番組紹介記事が掲載されました。ヴィットリオ・グリゴーロ、プラシド・ドミンゴ、ユリア・ノヴィコヴァ...メインキャストも集まって着々と準備が進んでいるようです。下の写真以外にもORFのサイトで見られます。(2010.8.19)
mantova_rigoletto10.jpgmantova_rigoletto3.jpgmantova_rigoletto12.jpg


(2010.8.18)
★Rai.tvに30秒の宣伝用スポットRigoletto a Mantova - Promoのビデオクリップが出ました。歌手は誰も登場していません。うまく見られない方は、私の保存用でどうぞ


(2010.8.15)
★ロシア語のサイトで、キャスト一覧を見つけましたので記事に書き加えました。
スパラフチレがルッジェーロ・ライモンディになっています。まさか...とは思いますが、あとの主要キャストが正確なので、まさかのまさかということもあるかな...と思ったり....しかし、モンテローネがもれているのはなぜでしょう。ライモンディはカメオ出演ということでモンテローネがふさわしいと思います。
マッダレーナ役のニーノ・スルグラーゼは、すでに7月19日にマントヴァ入りして、準備しているようです。彼女自身のホームページのカレンダーに書かれています


(2010.7.28)
★世界138カ国衛星放送:放送時間(イタリア時間):9月4日(土)午後8:00/9月5日(日)午後2:00 と 午後11:15 (2010.7.28)


(2010.7.7)
★ジルダは、オルガ・パシェチニク Olga Pasichnykからロシア出身のJulia Novikovaに変更になりました。Theater Bonnからお知らせが出ました。(bonn-theater-bonn.pdf) 劇場も抜擢に大喜びで、全面的にバックアップということでしょうか。あとは今のところ変更はないようです。


◎以下2010.5.11記事: 
 Raiオーケストラのシーズン発表での情報です。各歌手の公式ホームページのスケジュールにはまだ載っていませんので、キャストは、あくまで予定ということでしょう。グリゴーロは、7月22,25,28,31日とイスラエル・フィル、メータ指揮で演奏会形式の《リゴレット》に出演予定ですから、これは9月の撮影に備えての準備も兼ねていると考えられます。ということで、この企画が中止にならない限り出演すると思います。

2010年9月4, 5日 ズービン・メータ指揮 《その時その場所 再現リゴレット》衛星放送

アンドレア・アンダーマン Andrea Andermann制作
マルコ・ベロッキオ Marco Bellocchio監督

場所:マントヴァとその周辺、Palazzo Te,Bibiena
指揮:ズービン・メータ
Rai国立交響楽団

リゴレット:プラシド・ドミンゴ
マントヴァ公爵:ヴィットリオ・グリゴーロ
ジルダ:オルガ・パシェチニク Olga Pasichnyk
ジルダ:ユリア・ノヴィコヴァ (2010.7.7変更)→→→
スパラフチレ: ルッジェーロ・ライモンディ(2010.8.15追記)?
マッダレーナ:ニーノ・スルグラーゼ (2010.8.15追記)
Conte di Ceprano: Giorgio Gatti (2010.8.15追記)
Contessa di Ceprano: Kassandra Dimopoulou (2010.8.15追記)
Giovanna: Caterina di Tonno (2010.8.15追記)


★ ユリア・ノヴィコヴァJulia Novikova (1983 - ロシア St. Petersburg出身)は、プラシド・ドミンゴ主催のコンクール"Operalia 2009" の優勝者。

ジルダのオルガ・パシェチニクは、はじめて聞く名前です。ウクライナ出身、1968年生まれ、ということは42才.....舞台写真とかポートレートを見る限り、雰囲気のあるきれいな人ですね。バロックとかモーツァルトが主なレパートリーで、ヴェルディは、ジルダだけをレパートリーにしています。

★撮影場所のマントヴァ、PalazzoTe、Giardino segreto(クリック拡大)

 交流ブログのkametaro07さんが、昨年、パリのバスティーユでパシェチニクが出演したオペラをご覧になっていました。"ロジェ王・・・Opera Bastille・・・2009/7/2"
★YouTubeにコンサートですが、オルガ・パシェチニクの"Caro nome"がアップされています。折れそうに細い......

情報元:
★Orchestra Sinfonica Nazionale della Raiの2010/2011シーズンに関する記事:
Orchestra Rai, andante sereno11/5/2010 (8:38)
Più la partecipazione al Rigoletto «nei luoghi e nelle ore di» in mondovisione da Mantova e contado il 4 e 5 settembre, con Zubin Mehta sul podio, Plácido Domingo ormai baritonalizzato sotto la gobba e poi Vittorio Grigolo e Olga Pasichnyk, perché anche l’occhio vuole la sua parte, come Duca e Gilda.(関係部分抜粋)
Comunicato stampa Concerti 2010-2011.PDF
Concerti fuori sede
Di tutto rilievo poi, gli appuntamenti fuori sede, nazionali e internazionali, che vanno dall’opera in diretta televisiva Rigoletto, da Mantova il 4 e 5 settembre,.....(関係部分抜粋)


関連記事:
マントヴァで撮影の《再現リゴレット》は、最新作 "Vincere" で話題のマルコ・ベロッキオ監督に...
マントヴァでマントヴァ公爵 Opera Film《リゴレット》

《リゴレット》マントヴァ公爵 (2005.9.30〜):ヴィットリオ・グリゴーロ旋風巻き起こる
[再現トスカ]
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マントヴァで撮影の《再現リゴレット》は、最新作 "Vincere" で話題のマルコ・ベロッキオ監督に... [リゴレットa Mantova]

★世界138カ国衛星放送:放送時間(イタリア時間):9月4日(土)午後8:00/9月5日(日)午後2:00 と 午後11:15 (2010.7.28)

★ジルダは、オルガ・パシェチニク Olga Pasichnykからサンクトペテルブルク出身のJulia Novikovaに変更になりました。なぜかTheater Bonnからお知らせが出ました。(bonn-theater-bonn.pdf) あとは今のところ変更はないようです。(2010.7.7)

 トリノの新聞 "La Stampa (ネット版)"の5月11日の記事に続いて、14日にも、マントヴァから9月4,5日に衛星中継される《再現リゴレット》の記事がまた掲載されました。
 どうやらマルコ・ベロッキオ(1939.11.9)が監督に決まっているようだ...という記事です。ベロッキオ監督は、2009年の作品『Vincere/勝利を』も話題になっていますし、折しもカンヌ映画祭で「シネマ・マスタークラス」の講師に招かれている.....ということで、ベロッキオ監督についての記事となっています。
 ベロッキオ監督は、なにかと《リゴレット》に縁があるようで、2003年の作品『Buongiorno, notte/夜よ、こんにちは 』の翌年には故郷のピアチェンツァで《リゴレット》の演出をしていますし、今回も2009年の作品『Vincere/勝利を』の翌年に《再現リゴレット》の監督に選ばれた、ということです。La Stampa の記事を適当にかいつまんで紹介します。毎度のことですが、そりゃないだろう...というような間違いがありましたらご指摘お願いします。

★衛星放送で《リゴレット》 ベロッキオ、ドミンゴを監督指導
映画 "Vincere"の監督が、その台本の「場所と時間」、マントヴァでヴェルディを撮影(2010.5.14)

それは、いまだに空いていた最後の席だ。まだ公式ではないとはいえ、9月4日と5日にマントヴァから衛星放送するRaiによるヴェルディのリゴレット 「その場所その時」の監督はマルコ・ベロッキオに間違いないだろう。水曜日のカンヌ映画祭で開催される「シネマ・マスタークラス」の後仕事が開始される。彼はこの素晴らしい名誉あるマスタークラスについてこう語っている。「一人の映画監督が教えることができる最も重要なことは、俳優たちと仕事をする正しい方法です。技術は、誰でも教えることができますが、あなたがイメージした登場人物を演じる個人を指導する能力は、素質です。」

リゴレットは、アンドレア・アンダーマン(写真右下)制作のローマの《トスカ》そしてパリの《椿姫》の後に続く三番目の企画であり、大々的にメディアを利用した世界規模の観客を保証するユニークなものだ。実際には、2010年のTVオペラは、トリノのVenariaとその他数カ所のサヴォイア家の宮廷でのロッシーニの《ラ・チェネレントラ》のはずだった。しかし、資金繰りのためもあって、イタリア建国150周年記念にあたる2011年に延期された。ロッシーニの代わりにヴェルディ、トリノの代わりにマントヴァ、ここは《リゴレット》が検閲の解決策として選んだ場所である。キャストは決まっている。バリトンとしてカムバックするプラシ・ドミンゴ、ヴィットリオ・グリゴーロの公爵とともに私たちを楽しませてくれるだろう。また、ジルダ役のロシア(ウクライナ)出身のオルガ・ペレチェコも優しく愛らしい容姿をしている。ズービン・メータ指揮でRai国立交響楽団が演奏することになっている。

映画監督にとっては難問がいっぱいだ。技術的にも厳しい、なぜならオーケストラがスタジオで演奏する一方、ソリストたちは、そのできごとの「ほんとうの」場所(Palazzo Te あるいは Palazzo Ducale、更に悲劇的な結末のために沼地の居酒屋)で歌う。しかもすべて生中継なのだ。しかしながら、ベロッキオが選ばれたことには理由がある。彼はピアチェンツァのBobbio出身で、ピアチェンツァはヴェルディ縁の地だ。彼の家族は、音楽愛好家で「私の母は、オペラが大好きで、劇場にも頻繁に行っていましたし、家では、アリアを口ずさんでいました。《リゴレット》の“Tutte le feste al tempio” とか“Caro nome” が母のお気に入りでした....」
まさにその結果として、2004年3月にベロッキオは、ピアチェンツァの劇場で「本当の」オペラ《リゴレット》の演出を手がけた。また最新作『Vincere/勝利を』は、2010年ダヴィッド賞(監督賞)を受賞した。この映画のサウンドトラックで、アイーダ、トスカ、道化師、そしてリゴレットが演奏されている。〔全文

2004年の《リゴレット》の演出については、ベロッキオ監督の初オペラ演出ということで、いろいろレビューが書かれていますが、歌手が力不足だったようです。特にアメリカ人のDavid Millerの公爵.....彼は、今現在男声4人グループの"IL DIVO"のメンバーで、ヴィットリオ・グリゴーロがこのグループに参加しないことにしたため、その後釜としてメンバーに加わったという話です。「観客同様にDavid Miller自身も辛い時間を過ごしたのでは....」と書かれるほど、オペラ歌手としては 甚だ疑問の歌唱だったようですから、運が良かったね...ということです。

参考:
英語のレビュー:Tenor David Miller, .....even the light role of the Duke presented problems or him, causing him to scream his way through most of the music; he had a hard time with the rather critical audience.
Rigoletto, fischi e applausi da stadio
.....nel terzo atto, in effetti i "buu!" sono spariti per riapparire, nel finale, solo all'indirizzo del Duca di Mantova interpretato dal "tenorino" David Miller, pietra dello scandalo numero uno secondo i contestatori. Ora, la voce di Miller - piccola, nasale, povera di colore e dal vibrato molto aperto -....
Improbabile e deludente l' allestimento ideato da Marco Bellocchio Un «Rigoletto» non risolto
Bellocchio, dopo il caso Moro un Rigoletto storico-politico Il regista debutta nella lirica...
・雑誌 l'opera (2004.3)Piacenza:《prudente》regia di Marco Belicchio, al suo debutto nella lirica,

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