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ボローニャ歌劇場《さまよえるオランダ人》舵取り(2000.11.29〜12.16) [さまよえるオランダ人]

 ヴィットリオ・グリゴーロは、ボローニャ歌劇場2000/2001シーズンでは、「小さい役」ながら、いろいろ出演しています。当時、23才ですので、研修生みたいなものだったのかもしれません。シーズン開幕公演《さまよえるオランダ人》では「舵手」で出演、RAI3でライブ放送されました。

★新演出《さまよえるオランダ人》2000/01シーズン開幕公演、11月29〜12月16日 全9公演
指揮:ダニエレ・ガッティ
演出・舞台・衣裳:ヤニス・ココス Yannis Kokkos

キャスト:
オランダ人:グリア・グリムスレイ Greer Grimsley
ダーラント:ハンス・チャマー Hans Tschammer
ゼンタ:ガブリエレ・ マリア・ロンゲ
エリック :ヨルマ・シルヴァスティ Jorma Silvasti
マリー : チンツィア・デ・モーラ Cinzia De Mola
舵取り: ヴィットリオ・グリゴーロ
2000.11.29 RAI3ライブ
ボローニャ歌劇場管弦楽団、合唱団  11月29、12月1,3,5,6,7,9,14,16日、全9公演
★参考:リブレット"Der Fliegende Holländer"

★「舵手」の部分の音声ファイルをアップします。
第1幕:船長ダーラントは舵手に見張りをたのみ、他の船員たちと船室におり、眠りにつく。
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舵手は郷愁の歌をうたい、睡魔におそわれ眠り込む。
舵手のアリア、「はるかなる海から雷と嵐とともに"Mit Gewitter und Sturm aus fernem Mee"」
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不気味な船が現れ錨をおろす。オランダ人の船長が上陸して「期限は切れた....」と呪われた身の上を歌う。
やっぱりオランダ人(グリア・グリムスレイ)の歌もアップしないと失礼ですよね....
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ダーラントが船室から出て来て、近くに見知らぬ船が停泊しているのに驚き、眠りこけている舵手を起こす。舵手は隣の船に声をかけるが応答はない。
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ダーラントは陸にオランダ人がいることに気づき、声をかけ、オランダ人を自分の家に招待することにする。ダーラントに娘がいることを知ったオランダ人は、娘を妻にくれるなら、全財産をさしあげよう...という。ダーラントは、本当かと疑いながらも喜んで娘を差し上げようと約束する。

おりから南風が吹き始め、船は錨を上げ、水夫たちの歌う「遠い海から嵐と一緒にやってきて」にのせて、ダーラントの故郷に向かって出帆する。
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第3幕:ダーラントの船の上では水夫たちが飲めやうたえと騒いでいる。そこへ村の娘たちもやってきてこえを合わせる。
「舵手よ、見張りをやめよ!"Steuerman, lass die Wacht"」
オランダ人の船は、ひっそりと静まりかえっているので、一緒に酒を飲もうと声をかける...しかし、オランダ船からは何の返事もない。
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このプロダクションは、2004年にミラノ、2008年には、セビリアのTeatro De La Maestranzaで上演されている。(写真:クリック拡大)

参考:ボローニャ歌劇場 2000/2001シーズン:
ガッティ指揮《さまよえるオランダ人》(新演出) :11月29、12月1,3,5,6,7,9,14,16日
ガッティ指揮《ランスへの旅》:2001年1月24,26,28,30日 2月1,3,4日
カッレガーリ指揮《ルクレツィア・ボルジア》(新演出):2001年3月1,3,4,7,8,10,13,14日 2月1,3,4日
ベニーニ指揮《一日だけの王様》:2001年4月4,5,7,8,10,11,12,13日


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