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パリ国立歌劇場「ボエーム」(2014年12月15,18, 21日) 急な穴埋め出演 [ボエーム La Bohème]

第一ブログに、助六さんのレポートがコメント欄にあります。(2014.12.19)

◎記事をいつも楽しみにしている巡回ブログに12月15日の様子がレポートされました。管理人さんは、13日にはスカラ座でフォークトのフィデリオをご覧になるためミラノに遠征されているので、15日は無理かな....と思っていましたが.......4日のマルチネス&ラスリ組もご覧になっていますが、日替わりロドルフォを楽しまれているようです。15日はグリゴーロ効果か若い人も多くて、4日は空席が目立ったが、15日はほぼ満席だったそうです。(2014.12.17)

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 とりあえず速報!
 フランスのオペラフォーラムにレポートが出ましたので、13日ロンドンでネモリーノを歌って15日にはパリでロドルフォを歌い、代役の務めを果たしたようです。

 ロドルフォの穴埋めが必要になった経緯を第1部ブログに書いています。「パリ国立歌劇場の「ボエーム」も2人のロドルフォが4人に....穴埋めにグリゴーロの名前も..(2014.11.29) 」ほとんど無名の新人歌手の直前キャンセルってめずらしいと思います。健康上の理由という発表はないようですし。

La Boheme
2014.11.30〜12.30(14公演)

Mark Elder:Direction musicale
Jonathan Miller:Mise en scène
Dante Ferretti:Décors
Gabriella Pescucci :Costumes
Guido Levi :Lumières
José Luis Basso :Chef des Choeurs  

(A) 11/30〜12/13
(B) 12/15〜30

Ana Maria Martinezv(A)/Nicole Cabell(B):Mimi
Mariangela Sicilia:Musetta
Piotr Beczala:Rodolfo 30 nov
Dimitri Pittas:Rodolfo 2, 6, 11, 13, 23, 26, 28 déc
Abdellah Lasri:Rodolfo 4, 9, 30 déc
Vittorio Grigolo:Rodolfo 15, 18, 21 déc
Tassis Christoyannis:Marcello
Simone Del Savio:Schaunard
Ante Jerkunica:Colline
Bruno Lazzaretti:Benoît
Francis Dudziak:Alcindoro
Maîtrise des Hauts-De-Seine / Choeur d’enfants de l’Opéra national de Paris
Orchestre et Choeur de l’Opéra national de Paris
COPRODUCTION AVEC LE TEATRO COMUNALE, FLORENCE

◎ヴィットリオ・グリゴーロの《ボエーム》公演記録:
・2007年9月WNOトレリンスキ監督演出でロールデビュー: アドリアーナ・ダマート(Mimi)
・2009年5月北京NPCA 新演出: キアーラ・タイジ(Mimi))
・2009年10月チューリヒ歌劇場:バルバラ・フリットリ(Mimi)
・2009年12月シャンゼリゼ劇場演奏会形式:ハルテロス(Mimi)
・2010年1月ペトルッツェリ劇場/ボリス・ステッカ演出:ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ(Mimi)
・2010年10月メト /ゼッフィレッリ演出: マイヤ・コワレスカ(Mimi)
・2011年12月DOB/ゲッツ・フリードリッヒ演出 :カルメン・ジャンナタジオ(Mimi)
・2012年7月オランジュ音楽祭 :インヴァ・ムラ(Mimi)
・2012年9月 ソウル:アンジェラ・ゲオルギュー(Mimi)
・2012年9月 スカラ /ゼッフィレッリ演出:マリア・アグレスタ/アンジェラ・ゲオルギュー/アニタ・ハルティッヒ(Mimi)
・2012年12月 ミュンヘン/ オットー・シェンク:アナ・マリア・マルティネス(Mimi)
・2013年3月 ROH /ジョン・コプリー演出 :ビブラ・ゲルズマーワ(Mimi)
・2013年12月 ウィーン /ゼッフィレッリ:アンジェラ・ゲオルギュー(Mimi)
・2014年3〜4月 メト/ゼッフィレッリ演出:アニタ・ハルティッヒ/クリスティーネ・オポライス(HD)/バルバラ・フリットリ(Mimi)
・2014年7月 ROH/ジョン・コプリー演出:アンジェラ・ゲオルギュー(Mimi)
・2014年9月 Pompei Festival/Carlo Antonio De Lucia演出:Jessica Nuccio(Mimi)
・2014年12月 NOP/ジョナサン・ミラー演出:ニコール・カベル(Mimi)


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"A Celebration of Licia Albanese and Carlo Bergonzi" (The Gerald W. Lynch Theater 2015.3.13) [今後のスケジュール追加・変更]

 グリゴーロは、2015年3月9, 12, 17, 21, 25, 28日とメトで「マノン」に出演中ですが、ちょうど13日は空いています。Vocal Tribute by Vittorio Grigoloって何?
 どのような主旨のイベントなのか.....Met Guild to Honor Licia Albanese & Carlo Bergonzi in 'INCOMPARABLE' in 2015

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ROH「愛の妙薬」(2014.11.18〜12.13) ☆ 日本でも一日遅れのLive Cinema(11月27日) ☆ インタビュー☆ 舞台写真 カーテンコールの動画 ☆ レビュー [愛の妙薬]

◎ROHのYouTubeのチャンネルに'Una furtiva lagrima' がアップされました。



 12月9日は、ルーシー・クロウの体調不良により、アディーナを24歳のキアンドラ・ハワースが歌いましたが、その時のカーテンコールの写真をkyokoさんからたくさん頂きましたので、つないでYouTubeにアップしました。

〔削除された〕


 音声はドゥルカマーラから「愛の妙薬」を買って、喜んでいるネモリーノ、こんなアホ見たことない...とあきれるドゥルカマーラの場面です。(2014.12.19)
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◎11月18日から12月13日までの7公演、無事終了しました。あちこちの劇場で体調を崩すテノールが多い中、グリゴーロは全公演つつがなく務めました。今晩(15日)はパリ国立歌劇場(バスティーユ)でロドルフォを歌っているのでしょうか。
 椿姫さんのブログに13日最終日のレポート「愛の妙薬 by Donizetti 涙のさよなら公演」が掲載されました。なんでも椿姫さん愛用の安い席が閉鎖になるとかで、今後は何度も見に行けなくなりそうだとか....ちなみに「愛の妙薬」は5回もご覧になっています。椿姫さんのレポートを楽しみにしている者としても残念です。
 13日のカーテンコールの写真は、椿姫さんのブログにアップされています。ターフェルも離婚していたんですね。新しい恋人とのツーショットもあります。

 下の写真は、kyokoさんから頂いた9日のカーテンコールの写真です。代役でアディーナを歌ったキアンドラ・ハワースの母国オーストラリアでは、スター誕生...という速報がアップされています。ハワースはまだ24歳だそうですが、カーテンコールでグリゴーロが特別に前にひっぱり出してくれたことが、とても嬉しかった...と語っています。その時の写真ですね。
 
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(2014.12.15)

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◎ROHからのキャストチェンジの発表がありました。12月9日の公演は、アディーナのルーシー・クロウが病欠で代わりにジャンネッタ役のオーストラリアのソプラノKiandra Howarthがアディーナを歌いました。グリゴーロは頑張っているようですが、全公演努めるのは、なかなか難しいことなんですね。
 この日の公演をご覧になったロンドン在住のkyokoさんによれば、アディーナの代役のことは開演前に分かっていたそうですが、カーテンが開く前にカスパー・ホルテンが出てきてアディーナの件をお知らせした際にグリゴーロの名前が出て、会場がざわめいたそうですが、「グリゴーロは体調が万全ではないけど今晩は歌う。でも咳き込むかもしれないことを了承して下さい」とのアナウンスだったそうです。結果的に、代役のアディーナとの息もピッタリで「人知れぬ涙」の後の拍手も長く盛大なもので、グリゴーロ自身もとても嬉しそうだったとのことです。

 12月4日の公演のカーテンコールの写真をkyokoさんから頂きました。お腹丸見え写真もありますよ。やっぱりイタリア人同士、ルスティオーニと楽しそうですね。グリゴーロは舞台も更に調子を上げて楽しい舞台だったそうです。

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(2014.12.10)

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◎4週間オンデマンドで聞けますDonizetti's L'elisir d'amore (2014.11.30)

◎Live Cinemaのレビュー:このプロダクションは2007年初演で3回目の再演で、筆者はよく知っている舞台なので、生舞台ではなく映画館に見に行ったそうです。そのレビューです。musicOMH / Sam Smith(2014.11.30追記)

★11月29日ロンドン時間18:50(日本時間30日午前3:50)からBBC RADIO 3で放送されます。4週間オンデマンドで聞けますDonizetti's L'elisir d'amore

◎27日の一日遅れのLive Cinemaに行ってきました。記事は第一ブログに。(2014.11.28追記)

◎ロイヤル・オペラハウスのチャンネルにリハーサルとルーシー・クロウのインタビューの動画がアップされました。




(2014.11.27)

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◎レビューが出そろいました。ロンドンってどこよりもたくさんレビューが出るので嬉しいですね。評価がよくても悪くても舞台の様子が分かりますから。

☆レビュー:
・independent:Vittorio Grigolo and Lucy Crowe triumph/Michael Church(★★★★☆)

・FT:Two big personalities – Vittorio Grigolo and Bryn Terfel.. /Richard Fairman(★★★★☆)

・telegraph:'real emotion' / Rupert Christiansen(★★★★☆)

あら、もしかしてグリゴーロのことほめてる? クリスチャンセンって最初はそうでもなかったと思うんだけど、このところほんといやみなんですよね。英語なんではっきりとは分からないけどなんか感じるのよね。

・theartsdesk:The sun shines out of Vittorio Grigolo's behind .... / Jessica Duchen(★★★★☆)

・whatsonstage:Grigolo and Terfel headline a classy revival.... / Mark Valencia<(★★★★☆)

・thestage:L’Elisir d’Amore/ Edward Bhesania(★★★★☆)

・dailymail:Dr Bryn's upstaged by a bumpkin/ Tully Potter(★★★★☆)

・thetimes:L’elisir d’amore at Covent Garden/ Neil Fisher(★★★★☆)

・express:THIS COMIC opera with excellent cast... / William Hartson(★★★★☆)

・theguardian:great singers hindered by set and staging / Erica Jeal(★★★☆☆)

・standard:'Bryn Terfel relishes his appearance as a greasy spiv' / Barry Millington(★★★☆☆)

・bachtrack:Grigolo’s Nemorino intoxicates Covent Garden.. / Mark Pullinger(★★★☆☆)

・Mark Ronan:L’elisir d’amore, Royal Opera, ROH, Covent Garden, November 2014

・operatoday:L’elisir d’amore / Claire Seymour

(2014.11.23追記)
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◎リハーサル中のインタビュー記事 "In conversation with Vittorio Grigolo"
・10年ぶりにネモリーノにカムバックしたことについて。10年前とは何か違う?
「結婚したり(離婚も経験したとは言ってないけど)人生経験もいろいろしたし、舞台に役立っている....でもまだピーターパンの部分は持っているから........ルイザ・ミラー(そういえば数年前キャンセルしたなぁ)とか他のドラマチックな役を歌ってないので、まだ声の甘美さを維持しているからネモリーノを歌えると思う....モーツァルトのコジとかも歌いたい。」
・他のテノールの歌を聞いたりするの?
「ファンディエゴ(フローレス)とかヨナス(カウフマン)とか、皆から学ぶし、誰もが強みと弱点を持っているよね。」
・クロスオーバーのレコーディングのプランはあるの?「ヒットするような歌が必要だけど」

アディーナ役のルーシー・クロウ Lucy Crowe(1981- )のインタビュー"Lucy Crowe discusses her glittering caree"で、ヴィットリオ・グリゴーロとの共演はどう?と尋ねられて「何が起こるか予測不能で気が抜けない」んだそうです。

☆舞台写真:ほんとボロボロ、穴あいてるし、つぎはぎだらけだし
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その他の写真はこちらL'elisir d'amore (The Royal Opera)

☆カーテンコールの動画と写真(2014.11.18):ロンドン在住のkyokoさんがアップして下さいました。


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(2014.11.19追記)
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  ◎11月15日に行われたドレスリハーサルのレポートがロンドンの椿姫さんのブログに掲載されました。「愛の妙薬 笑い転げたリハーサル」.....写真も勝手に2枚頂いてきました。

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★11月29日ロンドン時間18:50からBBC RADIO 3で放送されます。(2014.11.16追記)

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gri_rustioni_2014roh.jpg 11月18日からのロイヤル・オペラ・ハウスの「愛の妙薬」、グリゴーロのfacebookに指揮者のルスティオーニとのピアノリハーサルの様子がアップされました。演出家のグリシャ・アサガロフがコメントしてますよ。今回はローラン・ペリの演出ですが、来年の9月にはスカラ座でも「愛の妙薬」に出ますが、アサガロフの演出です。
 グリゴーロは、2002年にネモリーノを歌って成功をおさめていますが、10年振りのネモリーノです。もう一度歌いたいと言ってましたから、やっと念願が叶ったということです。もう30代後半になってしまいましたが、相変わらずの落ち着きのなさはネモリーノにピッタリ、まだまだ地でいけますね。

 それから、嬉しいことに11月26日のLive Cinemaが日本でも27日(木)午後7時から中継されます。メトと違って一回だけですから運がいい人しか見られません。上映劇場はこちらで → http://t-joy.net/roh_2014/movie.html#lelisir_damore

☆L’elisir d’amore :2014年11月18, 22 ,26(Live Cinema), 29/12月4,9,13日
Dir: Laurent Pelly
Cond: Daniele Rustioni
Cast:
Adina – Lucy Crowe
Nemorino – Vittorio Grigolo
Dulcamara – Bryn Terfel
Belcore – Levente Molnár
Giannetta – Kiandra Howarth (Jette Parker Young Artist)
Royal Opera Chorus, Orchestra of the Royal Opera House

 ブリン・ターフェルのドゥルカマラ楽しみです。ルーシー・クロウとは急な代役だったんですけど、2012年の「リゴレット」で共演しています。ダニエレ・ルスティオーニ(1983年ミラノ出身)とは、ドイツ国内のコンサートツァー、スカラ座の「ボエーム」で共演しています。

ネモリーノのアリア"Una furtiva lagrima" はコンサートでよく歌っています。2008年のシカゴでの"Pavarotti Tribute Concert"の音源に2002年と2003年の舞台写真をくっつけた動画です。


今年のプロムス:
2013年ボルドー:
Vittorio Grigolo - "Una furtiva lagrima" (Bordeaux 2013)

関連記事:
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VittorioLa Barcaccia (Radio 3 - Rai.it) ミュンヘンのコンサート後のインタビュー(2012.6.12放送)
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