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ボエーム/ Petruzzelli - 2010 ブログトップ

バーリのTeatro Petruzzelliの《ボエーム》舞台写真 第5弾 ☆次の《ボエーム》はNYメト・デビュー [ボエーム/ Petruzzelli - 2010]

 ヴィットリオ・グリゴーロのウェブサイトにペトルッツェリ劇場の《ボエーム》の舞台写真が掲載されました。もういいよ...というくらいたくさんありますが......転載します。

 次回の《ボエーム》は、いよいよNYメトの劇場デビューとなります。メトの公演は、Siriusで複数回放送されますので、今から楽しみです。Siriusは、音が貧弱でお金を払ってまで聞く気がしませんでしたが、最近はずいぶん改善されたようですし、期待しています。正式なシーズン発表も2月末までにはあるはずですが、今のところのスケジュールとキャストは次のようになっています。
★October 16 2010- February 25 2011: La Bohème
Roberto Rizzi Brignoli*(指揮)
Maija Kovalevska/Krassimira Stoyanova(Mimi)
Vittorio Grigolo* (Rodolfo)
Kristine Opolais*/Ellie Dehn (Musetta)
Fabio Capitanucci* (Marcello)
Dimitris Tiliakos* (Schaunard)
Gunther Groissbock* (Colline)
*印は、メトデビュー
指揮者のロベルト・リッツィ・ブリニョーリは、ジュネーヴ大劇場の《ドン・カルロ》で共演しています。
★舞台写真 Vittorio Grigolo公式HPのFoto galleryから(写真をクリックすると拡大します)

gri_boheme_petruzzelli_2010_03.jpg gri_boheme_petruzzelli_2010_13.jpg gri_friends_59.jpg
演出のBoris Stetkaと
gri_friends_58.jpg
指揮のAntonino Foglianiと

メモ:
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ Donata D’Annunzio Lombardi:イタリア出身
マヌエラ・ビシェリエ Manuela Bisceglie :1980年南イタリアのマテーラ出身
ヴィットリオ・グリゴーロ:1977年2月19日 イタリア、アレッツォ 出身
ダリボール・イエニスDalibor Jenis :スロヴァキア出身
ディヤン・ヴァチコフ Deyan Vatchkov :1979年 ブルガリアのソフィア出身

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バーリのTeatro Petruzzelliの《ボエーム》舞台写真 第4弾☆☆レビュー [ボエーム/ Petruzzelli - 2010]

gri_bari_7124.jpg Teatro Petruzzelliのウェブサイトにゲネプロの写真に引き続き舞台写真が掲載されました。
 レビューもいくつか見つかりましたが、ヴィトリオ・グリゴーロのロドルフォは、いつも通り好調、ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディのミミも好評です。

グリゴーロについては、『美しい音色・響きの素晴らしい声、表現力に富んだ声、明るく澄んだ明瞭な声、明るくニュアンスに富んだ声、表現力豊かな強烈さ、存在感のある舞台映えのする容姿、情熱的で生き生きしたロドルフォ、若くて真摯な情熱に溢れたロドルフォ....』というような寸評。

Applauditissimo debutto a Bari per Bohème e....
di Enzo Garofalo,17 Gennaio 2010
Bohème, al Petruzzelli è tutta un’altra cosa
Gazzetta del mezzogiorno, NICOLA SBISÀ
Una lunare Mimì per la Bohème
di Stefania Gianfrancesco,17 Gennaio 2010
Bohème in un loft
Recensioni OnLine,Fiorella Sassanelli
Con un nuovo respiro “la Bohème” .....
Quotidiano di Bari,Mariapina Mascolo

劇場のサイトには第二キャストの写真は載せてないのですが、こちらのサイトにあります。右の写真の[PHOTOGALLERY]をクリックすると見られます。それにしてもミミもロドルフォもなんていうか見栄えが悪い.....風格がないというか格がない......絵にならないし様になってない....第一キャストとは雲泥の差。

★舞台写真 Foto della rappresentazione(クリック拡大)

メモ:
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ Donata D’Annunzio Lombardi:イタリア出身
マヌエラ・ビシェリエ Manuela Bisceglie :1980年南イタリアのマテーラ出身
ヴィットリオ・グリゴーロ:1977年2月19日 イタリア、アレッツォ 出身
ダリボール・イエニスDalibor Jenis :スロヴァキア出身
ディヤン・ヴァチコフ Deyan Vatchkov :1979年 ブルガリアのソフィア出身

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バーリのTeatro Petruzzelliの《ボエーム》写真 第三弾(ゲネプロ) [ボエーム/ Petruzzelli - 2010]

ペトルッツェッリ劇場のウェブサイトにゲネプロの写真がアップされました。ごくごく普通の演出...ちょっと地味目の舞台衣装です。
★Teatro Petruzzelli《ボエーム》2010年1月16,18,20日
direttore :Antonino Fogliani
regia:Boris Stetka
scene e costumi: Tommaso Lagattolla
light design: Valerio Alfieri

ソリスト:
Mimì : Donata D’Annunzio Lombardi / Erika Grimaldi  
Rodolfo: Vittorio Grigolo / Giuseppe Talamo
Musetta:Manuela Bisceglie/Teresa Di Bari
Marcello: Dalibor Jenis / Alessandro Battiato
Colline: Deyan Vatchkov

◎ヴィットリオ・グリゴーロの《ボエーム》公演記録:
・2007年9月WNOトレリンスキ監督演出でロールデビュー
・2009年5月北京NPCA 新演出 キアーラ・タイジと共演
・2009年10月チューリヒ歌劇場バルバラ・フリットリと共演
・2009年12月シャンゼリゼ劇場演奏会形式、ハルテロスと共演


★ゲネプロ舞台写真(写真をクリックすると拡大)

メモ:
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ Donata D’Annunzio Lombardi:イタリア出身
マヌエラ・ビシェリエ Manuela Bisceglie :1980年南イタリアのマテーラ出身
ヴィットリオ・グリゴーロ:1977年2月19日 イタリア、アレッツォ 出身
ダリボール・イエニスDalibor Jenis :スロヴァキア出身
ディヤン・ヴァチコフ Deyan Vatchkov :1979年 ブルガリアのソフィア出身

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バーリのTeatro Petruzzelliの《ボエーム》リハーサル写真 第2弾(2010.1.12) [ボエーム/ Petruzzelli - 2010]

 リハーサル写真第2弾....というか、前の写真は、ペトルッツェッリ劇場のウェブサイトから削除されたんです.....理由は「わかりません」ということにしておきます.......ということで前のリハーサル写真はお宝写真かな......前の写真の方が面白いのに.....

 ところで、最近はオペラ歌手の世代交代がちゃくちゃくと進んでいるようで、1980年の前後に生まれた歌手がぞくぞく出て来ています。

 この《ボエーム》のソリストさんたちも、ロドルフォのヴィットリオ・グリゴーロは1977年生まれ、ムゼッタのマヌエラ・ビシェリエは、1980年生まれ、コリーネのディヤン・ヴァチコフは、1979年生まれ、と若いですし、ミミのドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディとマルチェッロのダリボール・イエニスは、生年月日が不明ですが、 1991年頃からキャリアをはじめているようですから、多分30代後半か、40そこそこ....ではないかと思います。オペラ基準で言えば、充分若いということになるでしょう。

リハーサル写真は、YouTubeTeatro Petruzzelli - La Bohème 2010でもご覧いただけます。

★劇場のウェブサイトから写真をピックアップ(写真をクリックすると拡大します)

La Bohème » Anteprimeの写真(劇場のウェブサイトから転載)

Mimì : D'Annunzio Lombardi
Rodolfo: Vittorio Grigolo
Musetta:Manuela Bisceglie
Marcello: Dalibor Jenis

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メモ:
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ Donata D’Annunzio Lombardi:イタリア出身
マヌエラ・ビシェリエ Manuela Bisceglie :1980年南イタリアのマテーラ出身
ヴィットリオ・グリゴーロ:1977年2月19日 イタリア、アレッツォ 出身
ダリボール・イエニスDalibor Jenis :スロヴァキア出身
ディヤン・ヴァチコフ Deyan Vatchkov :1979年 ブルガリアのソフィア出身

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18年目にやっと修復再開したTeatro Petruzzelliで《ボエーム》 [ボエーム/ Petruzzelli - 2010]

 昨年12月30日の記事で紹介しましたが、ヴィットリオ・グリゴーロは、シチリアのカターニアにあるベッリーニ大劇場の2010シーズン開幕公演《ファウスト》の出演をとりやめ、代わりにイタリア本土南部のバーリにあるペトルッツェッリ劇場の《ボエーム》に出演することが急に決まりました。これは、本人の都合ではなく、劇場間で取引があったのではないかと思います。

 ペトルッツェッリ劇場は、1991年火事で焼失して以来、18年ぶりに再建復活を果たし、昨年の2009年10月4日にベートヴェンの第9の演奏で正式にオープンしました。オペラは、12月にマルティナ・セラフィンとファビオ・アルミリアートという人気の歌手を揃えて《トゥーランドット》を上演しています。2010年は《ボエーム》での幕開けですが、劇場にとっては、やっと再建できた記念のシーズンですから、やっぱり話題になる歌手を持ってきたかったんでしょう。それが、テノールのヴィットリオ・グリゴーロとバリトンのダリボール・イエニスなのではないかと思います。地方劇場としては1481席と比較的大きな劇場ですので、集客の見込める歌手を手当することが重要ですから.....

 ペトルッツェッリ劇場の再建については、ルッジェーロ・ライモンディ絡みで、ちょっと調べたことがあるんです。2007年末の再建を目指していましたが、国との資金交渉でもめたりで、なかなかはかどらず次は2008年末には....ということでしたが、結局、それもだめで、やっと2009年10月に修復再建できたわけです。写真で見てもすばらしく美しい劇場で、さすがイタリアはこういう修復技術はピカイチですね。なぜ焼けたかとか...ヴェネツィアのフェニーチェと同様にいろいろ面白い話しもあります。


★ペトルッツェッリ劇場:
プーリア州の州都バーリの中心街にあるペトルッツェッリ劇場は、およそ100年ほどの歴史をもつりっぱなオペラ劇場で したが、1991年10月26日夜中から27日未明に火災に見舞われ、閉鎖されました。皮肉にも直前には、火刑の場面で幕切れとなる《ノルマ》が上演され ていたそうです。再建は難航していますが、来年2007年12月の再開(結局2009年10月15日修復完成)を目指しています。....現在は小さな劇場Teatro Piccinni(620席)でオペラとダンスの公演が行われています。(2006-08-14記事)

この記事に対して、バーリの街の印象とペトルッツェッリ劇場の興味深い助六さんのコメントと、続いての私のコメントをこちらに転載します。

『バーリや周辺のロマネスク教会(トラーニが素晴らしい!ここで結婚式挙げるのがシックだそう)巡って、ギリシャに渡ったことがあります。サン・ニコラがあるカスバみたいな白い迷路状の旧市街はかつてはスリの巣窟と言われたけど、EU補助金で洗浄し今は特に問題なく歩けます。でも黒装束で家の前に腰を下ろす老女たちのグループ、路地を駆け回る子供たち、窓から見える名産パスタのオレキエッテを打つ若く美しい女性とか、21世紀の欧州にまだこんなところが!と驚愕に値する光景でした。
プーリア人はシャイでかつ人なつっこく大好きです。同じ南でもシチリア人やカラブリア人とは随分違う印象を受けました。帰路オレキエッテとオリーブ油を両手一杯ぶら下げて飛行機に向かったら、皆が賞賛してくれましたよ!
ペトルッツェッリは尚焦げ跡露な無残な姿をさらしてましたが、何とマクドナルドの壁一面に劇場内部の美しい写真が掲げてあったので、「綺麗だけど、どっちの劇場?」と訊いたら、従業員の女の子が「燃えたペトルッツェッリの方」と嬉しそうに話してくれました。何でも総監督自身が個人的負債償還のために、再建工事で動くカネを狙ってマフィアに放火させたとかいう信じ難い話みたいですが。結局最高裁まで行って無罪らしいけど。ここはメッセーニ家の個人所有の劇場という事情で、再建費用を巡る国との交渉が長引いて、この再建遅延になったみたいですね。』

『ペトルッツェッリは、なんでも、土地は市のもので、市から譲渡された土地に実業家のペトルッツェッリ氏が劇場を建てたものだそうですが、譲渡の条件に、火事等で崩壊した場合は、3年以内に修復作業を終えなければ、市がその土地を引き取る.....とかの契約で、ペトルッツェッリの相続人に再建費用がないのを知っていて、放火したとかですよね。
たしか、フェニーチェの時も、マフィアが絡んでいる話が出ましたね。まあ、日本のように、延焼することがないので、放火の罪は軽いのかしら?確か日本は殺人よりも放火のほうが重罪でしたよね。 』

助六さんのコメントにもあるように、バーリからギリシャに船が出ています。真夜中に出航して、翌朝には着きます。 

◎ついでの話:ニーノ・ロータとリッカルド・ムーティ
ムー ティは1941年7月28日ナポリで生まれましたが、モルフェッタ(バーリの近く)で育ちました。高校時代は、地元高校に通いながら、バーリ音楽院にも通学していました。その時の校長がなんとあのニーノ・ロータだったのです。しかし、家族が翌年ナポリに引越すことになりましたので、1959年にナポリ音楽院に入り、1962年にはミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で勉強を続け、1970年代前半から若手指揮者として活躍を始めたのです。

ニーノ・ロータ(1911.12.3 - 1979.4.10)北 イタリアのミラノ出身。ミラノ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院で学んだ。その後米国に渡り、カーティス音楽院に学んだ。帰国後ミラノ大学に入学し、文学と哲学を並行して専攻。大学卒業後音楽教師となり、その傍らクラシック音楽の作曲家として活動を開始。1942年以降、映画音楽の作曲も始めた。

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イタリア南部 バーリのTeatro Petruzzelliの《ボエーム》リハーサル写真(2010.1.7) [ボエーム/ Petruzzelli - 2010]

 1月16日から始まる《ボエーム》のリハーサル写真が、ペトルッツェッリ劇場のサイトにアップされました。リハーサルの真っ最中なんですね。残念ですが、やはり、9日のヘッセン州立劇場(ヴィースバーデン)の ニューイヤー Operngala《La Bohème》に出演は無理ですね。

★Teatro Petruzzelli《ボエーム》2010年1月16,18,20日
direttore :Antonino Fogliani
regia:Boris Stetka
scene e costumi: Tommaso Lagattolla
light design: Valerio Alfieri

ソリスト:
mimì : Donata D’Annunzio Lombardi / Erika Grimaldi  
rodolfo: Vittorio Grigolo / Giuseppe Talamo
musetta:Manuela Bisceglie/Teresa Di Bari
marcello: Dalibor Jenis / Alessandro Battiato
colline: Deyan Vatchkov



 バーリでは、2008年に《ボエーム》を上演していますが、同じ演出舞台の再演のようです。その時は、まだペトルッツェッリ劇場の再建がのびのびになって、完成していなかったので、ピッチンニ劇場Teatro Piccinniで上演されました。約600席の小さな劇場です。ここでは、ルッジェーロ・ライモンディも2008年1月に《ファルスタッフ》に出演しました。恐らく再建に協力しての出演だったと思います。再建されたペトルッツェッリ劇場は1482席だそうです。
Quatidiano di Bariのウェブサイトに公演のお知らせ記事が掲載されましたが、ニュープロダクションと書いてあります.......(2009.1.9追記)

★ヴィットリオ・グリゴーロが写っている写真をピックアップ(写真はすべてクリックすると拡大します)
メモ:
ドナータ・ダヌンツィオ・ロンバルディ Donata D’Annunzio Lombardi
マヌエラ・ビシェリエ Manuela Bisceglie 1980年南イタリアのマテーラ出身
ダリボール・イエニスDalibor Jenis スロヴァキア出身
ディヤン・ヴァチコフ Deyan Vatchkov 1979年 ブルガリア出身

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ニューイヤーOperngala《La Bohème》ヘッセン州立劇場(ヴィースバーデン)
[ボエーム/ Petruzzelli - 2010]
[ボエーム La Bohème]

◎資料:La Bohème apre il 2010 al Teatro Petruzzelli.pdf puglialive.net.pdf


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