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コンサート:シャンゼリゼ劇場 THEATRE DES CHAMPS - ELYSEES 2012.1.16 (ボチェッリの穴埋め?)☆ Airs d'opéras italiens et mélodies [今後のスケジュール追加・変更]

◎2011.10.9追記
 シャンゼリゼでのコンサートですが、ピアノ伴奏ではなくオーケストラ伴奏のちゃんとしたコンサート"Airs d'opéras italiens et mélodies" になったようです。お相手のソプラノは、カルメン・ジャンナッタジオ Carmen Giannattasio、彼女とは、チューリヒ歌劇場のヴェルディの「海賊 Il Corsaro」でも共演していますし、23才のスカラ座デビューの時のコンサートでもベートーヴェンの「合唱幻想曲 Fantasia in Do Min.Op. 80」のソリストとして一緒に歌っています。雑誌のインタビューでも「カルメン・ジャンナッタジオと歌うのが好きです」なんて言ってますし、ニューアルバム"Arrivederchi"では、椿姫の「乾杯の歌」(下の音声ファイル)のヴィオレッタです。指揮は、ケリーリン・ウィルソン KeriLynn Wilson。
Airs d'opéras italiens et mélodies

Theatre Champselysees:lundi 16 janvier 20 heures
Les Grandes Voix-Céleste Productions

Vittorio Grigolo ténor

Carmen Giannattasio soprano


Orchestre Lamoureux

kerilynn Wilson direction


********************************

以下2011-07-14記載分
 2012年1月16日(月曜日)20:00からパリのシャンゼリゼ劇場でコンサート開催。シャンゼリゼ劇場では、2010年12月15日にバイエルン歌劇場の出張公演の「ボエーム」に出演して、好評でした。レポートと写真はこちら

Vittorio Grigolo
Musique classique
Lundi 16 janvier 2012 à 20h00
THEATRE DES CHAMPS-ELYSEES
Tarif :entre 5 € et 95 €

シャンゼリゼ劇場のウェブサイトではまだ発表されていませんが、アンドレア・ボチェッリAndrea Bocelli のキャンセル絡みで、コンサートをすることになったようです。すでにチケットも発売していたようですから、劇場側から、頼まれたのではないかと思います。

 ボチェッリは、ニューヨークのメトで、今年の2月だったかな.....クラシックのコンサートを開催しましたが、どうやら同じプログラムのようです。あまり評判はよくなかったようですから、キャンセルしたのかもしれません。"Opera Britannia"のサイトでは、メトが2011年2月のアンドレア・ボチェッリのコンサートを発表したことに対して、「The Deaf Leading the Deaf Award」という賞を授与したことからも分かるように、ボチェッリにメトロポリタン歌劇場をコンサート会場として貸すだけでも物議をかもしていたんです。ボチェッリは、もういくらなんでもオペラ出演は無理とやっとあきらめたと思ったら、今度はクラシックオンリーのコンサートをはじめたんですね。ボチェッリのファンもとまどっているのではないでしょうか........
 そういえば、アテネのスペシャルオリンピックス夏季世界大会の開会式も最初はボチェッリだったんですよ.....

※参考:
☆NYTimesのレビュー:"Superstar Tenor Grapples With the Operatic Canon"
☆シャンゼリゼ劇場の2011-2012シーズンプログラム:Théâtre des Champs Elysées.pdfの79ページ
☆オペラ歌手と非クラシック音楽についての興味深い内容の記事:ニューヨーク・タイムズにヴィットリオ・グリゴーロの(センセーショナルな)紹介記事(2010.10.14)

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助六

あっ、これは嬉しいニュース!

今日だったか劇場からお知らせメールが来てたんですが、何と技術トラブルで化けてて本文読めなかったんですよね。

keyakiさんに教えて頂いて、チケットは入手済みです。
「海賊」ではジャンナッタージオも注目すべき才能に思えたので、大歓迎です。
by 助六 (2011-10-12 05:54) 

keyaki

助六さん
ピアノ伴奏もオケ伴奏もチケット料金同じなんですね。
5 €〜 95 €ということは、500円〜1万円くらいってことですけど、最低料金の5 €ってすごいですね。
5月の振替公演とやらでゲオルギューがコンサートをやってますが、直前に下記のように半額以下の大バーゲンになったようですが、サントリーの大ホールがまばらだったそうです。
S席:25,000→10,000
A席:20,000→6,000
B席:17,000→5,000
C席:14,000→4,000
ゲオルギューも吃驚だったようです。そういえば、昔、ホロストフスキーがやっぱり大ホールで600人程度しか集客できなくて、後の公演をキャンセルしたこともありました。やっぱりチケットが高過ぎなんですよね。最低料金を500円とはいいませんが、1000円にすれば、いっぱい来ると思います。

シャンゼリゼのコンサート盛況だといいんですけど....グリゴーロも冬はよく風邪を引いてキャンセル率高いですし。助六さんのレポート楽しみにしています。
by keyaki (2011-10-12 08:48) 

NO NAME

>最低料金の5 €ってすごい

99年にシャンゼリゼ劇場の監督に就任した現ヴィーン国立歌劇場総監督のドミニク・メイエが最低カテゴリー席の料金を値下げして作った席だったんですよね。
きのけんさんのかつてのお仲間で、筋金入り天井桟敷族出身のメイエらしい施策でした。
当日一定の売れ残りがあれば、学生・シニアには半額割引が適用されるから、オペラやヴィーン・フィルに3ユーロで入ったなんて話もありました。
昨シーズンから監督が替わって5ユーロ席は残されたものの、数は減らされ半額割引も適用されなくなりましたけど。

バスティーユもやはり天井桟敷席出身のモルティエ前監督が5ユーロの立見席を作ったものの、モルティエ遺産の抹消を続けるジョエル現監督の下、今シーズンからは数がガタっと減らされ、定期会員料金も大幅に値上げされたため常連客の恨みは深いですね。

>ゲオルギューも吃驚
>やっぱりチケットが高過ぎ

ゲオルギュー4000円なら私も飛びつきます。
日本もブランド買い漁りをバカらしいと考える人が増えてきたということならむしろ結構ですね。
オペラ・コンサートそのものへの欲求が薄れたわけではなく、欧州レヴェルの料金なら何でも満員でしょうから。
ただ、日本のコンサートはかつては欧州と違って若い人が多かったけど、今は高齢者が増えてるというのは本当でしょうか?

常識で考えてバカ値なわけだから、「日本だけは例外」というマネージメント環境が終了し、内外価格差が収斂していくことが望ましいですね。
何らかの優遇条件を付与しなければ、スターは日本には来てくれないという状況を根本的に変えるのは難しいでしょうけど。

前から言ってますが、新国は立見席を設けるべきだ。バスティーユでもモルティエは開場後15年後に工事を施して立見席を新設した(ジョエルは撤去してしまいましたが!)わけだから、新国でも不可能ではないはずだし、消防法も最終的障害ではないでしょう。

今シーズンのプレイエルのゲオルギューのオケ伴リサイタルが130~10ユーロですから、1万3000円~1000円相当ですね。但しプレイエルも10ユーロ席は僅かで入手は至難です。
一定以上の売れ残りがあれば当日、学生・シニア向けに30ユーロの割引チケットが出ますが、フツーのフランス人学生には30ユーロでは手が出ないというのが現実で、不満の声が多いです。
まあゲオルギューはパリでもリサイタル・オペラのキャンセル常習犯ですからアテにはなりませんけどね。
by NO NAME (2011-10-15 05:49) 

keyaki

NO NAMEですけど助六さんですよね。
チケットが高いとドンドン足が遠のきますね。高齢者(60才以上)には、なんだかんだ割引がありますが、学生以外の若い人にはないですし、それに、新国は昼間の公演が多いですし、働いている人には無理な場合が多いです。平日だって5時ぴったりに帰れる人はなかなかいないでしょうし、土日が休みじゃない人もいますし.....

ゲオルギューのコンサートは16日の日曜日にもありますが、盛況だといいんですけど。
by keyaki (2011-10-15 12:11) 

助六

名前書き忘れて失礼しました。

分かると思ったので、そのままにしてしまいました。
by 助六 (2011-10-15 21:30) 

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