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マントヴァのリゴレットRigoletto a Mantova (4) :☆NHK放送の件 ☆危ぶまれたグリゴーロ出演 [リゴレットa Mantova]

 マントヴァのリゴレット、全幕とはいきませんでしたが、なんとか、生中継も同時にどきどきしながら見ることができて、よかった、よかったなんですが、「NHKの放送の件」と「グリゴーロの出演はギリギリまでどうなるか分からなかった」という裏話の2点についての備忘録です。

★NHK放送の件
 相変わらず、NHKは、このような世界的文化的イヴェントを無視して放送しませんでした。ところが、なんと下の映像にあるようにクレジットタイトルに「NHK Japan」と表示されているではありませんか。つまりお金を出して放映権は獲得しているということ.....それなのに....私の問合せに対して、なぜ「放送予定はありません」と木で鼻をくくったような回答をよこすのか.....釈然としませんので、再度質問メールを送信、今回は「金を出しているのに放送しないのはどういう理由か、同時中継はなかったが、今後放送予定はあるのか」の2点。
rigoletto_mantova_nhk.jpg

以下NHKからの回答
たびたびお問い合わせ頂き、恐縮です。

マントヴァでの歌劇「リゴレット」再現上演に関してですが、ご指摘の通り、NHKも出資しておりました。複数部署間の情報疎通に不備があり、大変失礼しました。

生中継に関しては、出資に関してぎりぎりの交渉が続いていたこと、国際回線料など、生放送をすることによるコスト・パフォーマンスの悪化、及び、他番組との兼ね合いにより適切な放送枠の確保が困難であったことなどにより、見送りました。

NHKでの放送については、今のところ具体的な予定はありませんが放送権は取得しておりますので、年明け以降、衛星放送での放送を見込んで準備・調整中です。

以上、ご参考になれば幸いです。
今後とも、NHKをご支援いただきますようお願いいたします。
お便りありがとうございました。

音楽・伝統芸能番組部 芸術劇場番組
NHK視聴者コールセンター

★危なかったみたい.....グリゴーロの公爵
ヴィットリオ・グリゴーロは、若くてスマートでマントヴァ公爵の「女にもてる」という条件を満たしている.....と全体的には好評でしたが、歌の方は、かなり苦しそうな部分もありました。フランス語の記事ですので、詳細は分かりませんが.......どうやら、発熱と声がでないという最悪の状態だったようで、ギリギリまで出演が危ぶまれていたようです。ということで万が一の代役がちゃんと準備されていたみたい.....フランス人の若手テノール、セバスチャン・ゲーズ Sébastien Guèze.....知りませんでした......知っていたら気がもめたでしょうけど、知らぬが仏でよかったです。金曜日のリハーサルはこのアンダー君がやったようです。

メモ:セバスチャン・ゲーズ Sébastien Guèze:フランス出身、2006年"Operalia"優勝、可愛いタイプで若く見えるが、30才は過ぎている、31?32?33?.....生年月日を公表しない奴は嫌い!

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コメント 5

euridice

インターネット時代になって、NHKもこういうことすぐばれてしまうのだから、考え直すべきですね。それに、やっぱり横の連絡が全然とれていなわけで、組織が巨大化して硬直化してるってことでしょう。再放送予定にしても、「予定はありません」って回答してきても、すぐ再放送されたりもするんですからね。それでのんびり構えてまた見逃したことありますよ。見たい放送を登録するとメールで連絡してくれるっていうのも利用してましたけど、全然役に立ちませんでした。私のやり方がまずのかもしれませんけど・・

グリゴーロ、やっぱり体調が悪かったんですね。納得です。正直言って、なんとなく不満な歌でした。女心の歌は特に不自然に聞こえました。キャンセルすれば、ファンはがっかりだし、代役が不調の彼よりいいとは限らないし、歌ったら歌ったで、知ってる聴き手は、こんなはずじゃないのに変〜〜と思うし、知らない聴き手は、下手とか思うし・・まあ、仕方ないことです。次に最高の公爵を示すしかないです。そういうの視聴したいものです。


by euridice (2010-09-10 10:45) 

keyaki

euridiceさん
NHKって、いきなり番組変更とか平気でやるのに......
こういうイヴェントは、これでオペラに興味を持ってもらって、劇場にも足を運んでもらうのが目的の1つでもあるんですから、国が補助金出しているオペラハウスをかかえているのに放送しないのは、なんだかね.....残念です。

とにかく当日は、グリゴーロに無理をしてでも歌ってもらうということで、リハーサルのためにアンダー君を呼んで来たんでしょうね。調子が悪くても、歌えるのがプロのテクニックでもあるわけですから。
by keyaki (2010-09-12 11:35) 

Nanako

やっぱりグリゴーロ調子悪かったのですね、ちょっといったいどうしたの!?と思っていました。
それから生年月日公表しない奴は私も嫌いです!!!
by Nanako (2010-09-13 08:36) 

keyaki

Nanakoさん
本当にかなり無理して歌っている感じでしたね。
調子が悪くてもなんとか歌いきるのがプロということなんでしょうね。
劇場なら、アナウンスするような状態なので、ライヴだし、ちょっとテロップででも流せばよかったかも.....

自分のホームページを作って宣伝するんだったら、生年月日くらい公表しなくちゃ.....ね。
by keyaki (2010-09-14 01:25) 

euridice

>調子が悪くても、歌えるのがプロのテクニック
「(声楽の)テクニック」オペラに興味を持ってから、頻繁に目にします。知識ゼロということもあり、実際的、具体的な意味が今ひとつよくわからないままです。そこで、また〜ですけど、ホフマンの伝記などから抽出した記事をブログに転載。TBしますので、よろしくお願いします。
by euridice (2010-09-17 08:23) 

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