オランジュ音楽祭 2009《椿姫》ネットでも放送:日本時間16日の早朝4時45分〜★MP3アップ [La Traviata オランジュ音楽祭] [編集]
★日本時間で午前7時40分無事終了しました。いずれいろいろアップされると思いますが、音声ファイルを二つ、2幕はじめのアルフレードの歌と最後の二重唱をアップします。
◎Vittorio Grigoloは、ちょっと喉の調子がよくないというアナウンスがあったそうです。(2009.7.16)*****************************************************************
いよいよ、《椿姫》が生中継(TVとラジオ)されます。フランス時間で7月15日(水)午後 9:45 (雨天順延)、日本時間で16日の早朝4時45分から、France2(TV)とFrance Musique(ラジオ)で生中継されます。ラジオ放送は、日本でもネットで聞くことができます。早起きの方は、どうぞ......
★http://sites.radiofrance.fr/francemusique/accueil/のページの真ん中の上のスピーカーマークをクリックすると接続します。
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今までネット上に掲載されたレビュー、インタビュー記事:
★レビュー(ドイツ語): Kritik zu Der kompromittierende Todesstoss (Chorégies d'Orange Orange)
★レビュー: Orange acclame sans fin "Traviata" 理想的なアルフレード
★レビュー:Une «Traviata» de chambre aux Chorégies d'Orange
★レビュー:« Circulez, il n'y a rien à voir »
★レビュー Le Monde.fr- Marie-Aude Roux:A Orange, une "Traviata" tout en nuancesグリゴーロの経歴も紹介、ポップのことにも触れていて、Raymond Duffautが、グリゴーロはオペラを続けるよ....とか言ってるみたい.....
★レビュー:Ciofi en Traviata: pari gagnéNew!
★インタビュー: Il en va du chanteur comme du bon vin
★インタビュー: Orange Vittorio Grigolo dans Traviata レパートリー、フランス語、趣味のこと...
★インタビュー:Vittorio, amoureux de la vie New!
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放送 / 映画 (2017.5.26更新)
◎KUSC "LA Opera On-Air":
ホフマン物語
(Domingo, Grigolo, Damrau....)
日本時間5/28午前2:00~ 4:00
ホフマン物語
(Domingo, Grigolo, Damrau....)
日本時間5/28午前2:00~ 4:00
VittorioGrigoloDVD/CDリリース
★ROH 2016《ホフマン物語》
DVD, Blu-ray
2017.7.7( 日本:21)発売
DVD, Blu-ray
2017.7.7( 日本:21)発売
★3つのライヴ・フィルム 《トスカ》《椿姫》《リゴレット》 2016.11.22発売 |
★SONY CLASSICAL 4枚目のCD "Romantic Hero" 20.5.2014発売
リンクスケジュール(2020.2.19現在)
2009年:
★ バレンシア《ファウスト》シュロット 2月2,5,8,11,14,17 ★急な代役: ミュンヘン《Lucrezia Borgia》グルベローヴァ2月28 ★ 北京《ボエーム》 5月1,4日(3/26) ★ アヴィニョン歌劇場《ルチア》ランカトーレ 5月31,6月2日 ★オランジュ音楽祭《椿姫》チョーフィ 7月11,15日(TV,ラジオ放送) ★Baalbeckフェスティバル《椿姫》Ermonela Jaho8月13日(5/27) ★フェニーチェ《椿姫》チョーフィ 9月6,9,11,13,16日 ★チューリヒ《ボエーム》フリットリ 10月18,22,25日/11月3日 ☆チューリヒグリゴーロ座談会 11月7日《 Il Corsaro》(10/26) ☆チューリヒGalaコンサート 11月10日(11/8) ★チューリヒ《 Il Corsaro》モシュク 11月22,24,26,28日/12月1,3,6日 ☆Newシャンゼリゼ《ボエーム》 12月15日 Harteros(9/15) ★チューリヒ《 Il Corsaro》モシュク 12月29日/1月1日 2010年 ★ 1月9 日(12/21)(1/8) ★ 1月16,17,19,21,22,23,24 日(11/16) ★NewTeatro Petruzzelli《ボエーム》 1月16,18,20 日(12/30) ★ 2月20,26日 ☆チューリヒOPERANBALL 3月6日ゲストスター ★チューリヒ《ホフマン物語》モシュク 3月13,16,18,21,24,26,31日/4月3日 ★バレンシア《 椿姫》 4月10, 13, 16, 18, 21, 6月11,14,17,20日 ★NewROH《 マノン》ネトレプコ 6月22,25,28日/7月1,4,7,10日(10/9) ☆イスラエル・フィル《リゴレット》 7月22,25,28,31日 ★Newマントヴァ《再現Rigoletto》Domingo, 9月4,5日(5/11) ☆New"Grandi Voci Serata Gala" Lugano9月9日 Nucci(1/27) ★ 9月5〜10月3日 ★メト《ボエーム》 10月16, 20, 23, 28/11月1, 5日 ☆ ☆コンサート(ドレスデン)11月27日 ★バレンシア 12月9,12,15,18,21,28,30日 (6/25) 2011年: ★ベルリン《椿姫》チョーフィ,ヌッチ 1月8, ☆コンサート(ドイツ国内)ツアー(9/8) 1月12日Dortmund Konzerthaus 1月15日Hamburg Laeiszhalle 1月18日München Herkulessaal ◎TV出演インタビュー(ローマ) 2月6日 Rai1Domenica in...onda ★ 2月11,14,17日(4/7)? ★チューリヒ《リゴレット》ヌッチ, ☆コンサートツアー 2月17日チューリヒ:Tonhalle(11/9) 2月20日ベルン:Casino Saal(11/9) ☆ Prodisチャリティー/RR&V.Grigolo 3月2日 Berlin Philharmonie(10/29) ★ 2月27/3月3,6,9,15,17,31(3/26)(10/10) ★チューリヒ《リゴレット》ヌッチ,モシュク/4月16日 (7/9) ★La Scala《Roméo et Juliette》 6月6,9,13,16,21,23日(5/21) ◎"Athens 2011" Special Olympics 6月25日 ★オランジュ音楽祭《リゴレット》 Nucci,Ciofi,7月30,8月2日(4/13) ★ロンドン《ファウスト》Gheorghiu 9月18,21,24, ☆"Echo Klassik"授賞式 10月2日 Konzerthaus BerlinZDF放送 ★ 10月(3/23) ★L.A.Opera《Roméo et Juliette》 11月6,9,12,17, ★チューリヒ《ホフマン物語》モシュク 12月6,9,13,16日 (7/6) ★ローマ クリスマスコンサート 12月21日(11/22) ★DOB《ボエーム》Ignatovich 12月30/1月3日 (4/3) 2012年: ★コンサート:シャンゼリゼ劇場 1月16日(7/14) ★ROH《椿姫》Ermonela Jaho 1月23, ★DOB《椿姫》Marina Rebeka 1月29/2月3日 (4/3) ☆Carmen NebelショーTV:ゲスト出演 3月24日20:15 - 22:45 ★ROH《リゴレット》シウリナ 3月30/4月2, ★ 5月6,10,13,(15),20,23/6月3,6,9日 (7/6) ★Olivier Awards4月15日 Presenter(ROH) ★4月23日The Waldorf=Astoria Medal of Excellence Gala ★4月30日Dancing With the Stars アメリカABCテレビ ★5月7日Met Costume Gala 2012 NYイベント 〔ローマで3枚目のアルバム録音) ★6月2日Arena di Verona 2012 ヴェローナRai1放送 ★コンサート:ベルリン6月5日 ★コンサート:ミュンヘン6月9日 ★コンサート:ケルン6月12日 ★オランジュ音楽祭《ボエーム》Inva Mura 7月7,10日 ★コンサート:Schlossfestspiele 2012 7月18日 ★Verona 7月21,26日(2/19) ★ 8月9日 (LiveCinema) ★ 韓国ソウル《ボエーム》 ★スカラ《ボエーム》Gheorghiu/Hartig 9月28/10月4,8,12, ★スカラ"Rigoletto" 11月6, 10, 13, 17日 (2/19) ★ミュンヘン《ボエーム》 12月6,11,14日(1/27) ★ 12月20, 2013年: ★リサイタル:1月7日 Scala,Milano (Piano,Vincenzo Scalera) ★SemperOpernball 2月1日 ★ 2月4,7,11,14,17,20,23日 Dessay,Naouri,Losier ★ボルドー:"Les Victoires de la musique classique 2013"ゲスト出演 2月25日TV中継 ★ROH《ボエーム》 Hibla Gerzmava 3月9,12日 ★メト"Rigoletto" 4月13, 16, 20, 24, 27日/5月1日 ☆メトSingers' studio トーク4月17日 ★ウィーン《椿姫》コワレスカ 5月8,11,14,17日 ★Musiques en Fête,オランジュ 6月20日TV&FM中継 ★ 7月5, 8,11 ★ヴェローナ音楽祭100周年公演: 7月17日 Gala Verdi ★ 7月23日"Die grosse Verdi-Gala" ★ハリウッドボウル「レクイエム」 8月13,15日 Dudamel指揮 ★パリ:《ルチア》Ciofi,Tezier 9月7, 13, 20, 26/10月1, 6 ★Filarmonica della Scalaコンサート: ドルトムント:11月11日 ★ウィーン《ボエーム》Gheorghiu 12月4,7,11 2014年: ★ミラノ・スカラ座:《ルチア》 2月1〜28日 ☆メト:リサイタル 3月9日(伴奏Vincenzo Scalera) ★メト《ボエーム》 3月19, 22, 26, 29/4月2, 5(HD), 10, 14, 18 ★DOB《ウェルテル》 6月16,19日(演奏会形式) ★ROH《ボエーム》 7月12, 15, 19 ★ ヴェルビエ音楽祭 7月27 ★ ヴェローナ《ロメオとジュリエット》 8月23,28/9月6 ☆ London:Proms in the park 9月13日 ★ Pompei Festival《ボエーム》 9月18日 ★ ROH《愛の妙薬》 11月18, 22 ,26(LC), 29/12月4,9,13日 ☆ 12月16,18日 Kento Nagano ★ パリ・バスティーユ《ボエーム》 12月15,18, 21日 2015年: ★ 1月12, 16, 22, 27, 31(HD)/2月5 ☆リサイタル:サンタモニカ 2月11日/The Broad Stage ☆フランク・シナトラ100周年記念フェア 2月15日/Chinese Theatre, Los Angeles ★メト《マノン》 3月9, 12, 17, 21 mat, 25, 28 ☆ Albanese & Bergonzi 祝賀行事: Gerald W. Lynch Theater/3月13日 ☆ジャパン・ツァー東京: 4月5,10日(Vincenzo Scalera) ☆公開レッスン(テアトロ・ジーリオ・ショウワ) 4月7日(Vincenzo Scalera) ☆ウィーン:フローレスとフレンズのチャリティーコンサート 4月12日 ☆シャンゼリゼ:リサイタル 4月17日 ☆ヴェルディRequiem :OVIEDOi 4月26日 ☆アーティスト・トーク:プラハ市庁舎 4月29日 ☆コンサート:プラハ:スメタナホール 5月2日 ★スカラ座《ルチア》 5月28, 31日 / 6月3, 5, 8, 11日 ☆Veronaオープニングガラコン 6月1日(6/3Canale5放送) ☆リサイタル:Solothurn, Switzerland 6月20日 ☆コンサート:The Broad Stage, Santa Monica 7月18日 ☆アスペン音楽祭:A Recital by Vittorio Grigòlo tenor 7月23日 ★スカラ座《ボエーム》 8月19, 22, 25, 26, 28, 29, 31 / 9月2 ★スカラ座《愛の妙薬》 9月17Malpensa, 21, 23, 28 ★ベルリン・シラー劇場《愛の妙薬》 10月30 / 11月1, 4, 8 ☆Premio Etta Limiti Opera 2015 (Milano) 11月21 ☆Broad Stage:11月29 Vittorio Grigòlo & Diana Damrau * * * 2016年: ★スカラ座《リゴレット》ヌッチ 1月13, 17, 20, 24, 29 / 2月6 ★チューリッヒ《リゴレット》 2月12, 18 急な代役 ★メト《愛の妙薬》 3月10,14,19,23,26,30日 ・TV出演:amici 4月30日 ☆佐世保リサイタル(Vincenzo Scalera) 5月10日 ★ROH《ウェルテル》 6月19, 24, 27(LC) / 7月3, 6, 13 * * *
☆コンサート The Broad Stage, Santa Monica 7月26日 ☆ガラコンサートIngelheim(Damrau, Hampson) 8月20日 ☆イタリア国内ツァー 'Italia, un sogno' (9.10〜10.9) Verona 9/10, Trieste, Modena, Pavia 9/13, Bologna 9/21, Livorno, Brescia, Cosenza, Bari ★ROH《ホフマン物語》 11月7, 11, 15 (LC), 18, 21, 24日 ◎Premio Puccini 2016 受賞式 11月30日ミラノ ☆The Revlon Concert ゲスト 12月14日 Carnegiehall 2017年: ★メト《ロメオとジュリエット》 12月31/1月4,7,10,14,17,21(HD),25,28 ★メト《ウェルテル》 2月16,20,23,27日/ 3月4日 ☆ 3月20日 Sonya Yonchevaと ★LAopera《ホフマン物語》 3月25, 30日/ 4月2, 6, 9, 15日 ☆コンサートtheBroadStage 4月18日 Carmen Giannattasioと ☆メト50周年ガラコンサート 5月7日 ★パリ《リゴレット》 5月27, 30日/ 6月2, 5, 9, 12, 15, 18, 21, 24, 27日 ☆ ☆イスキア国際映画祭 7月11日 ☆ ☆Luciano Pavarotti 10th anniversary Aena di Verona 9月6日 * * *
★メト《ホフマン物語》9月26, 30日/ 10月4,7,13, 21, 24,28日 ☆Niaf Gala 2017 : ワシントンDC, 11月4日 ★ウィーン《愛の妙薬》 11月17, 20日 ☆タッカー・ガラ2017 : カーネギーホール, 12月10日 ★メト《トスカ》初役 12月31日 2018年: ★メト《トスカ》初役 1月3,6,9,12,15,18, 23,27(HD)日 ★メト《ルチア》 3月22,26,30日/ 4月3,7,11,14日 ☆13th OPERA NEWS Awards GALA 4/22 Plaza Hotel NYC ☆GHEORGHIU & GRIGÒLO, The Broad Stage, 5/1 ★パリ《ジャンニ・スキッキ》 5月22, 27, 30日/ 6月2, 8, 12, 14,17日 ★バイエルン《愛の妙薬》 7月6日 * * * ☆コンサート: Forte Arena (Cagliari) 7/14 Schlossfestspielen 8/1 ★メト:ボエーム 9/25〜10/13 ★パリ:愛の妙薬 10/25〜11/25 ☆来日コンサート 12/6 東京芸術劇場 12/9 サントリーホール ☆ Opera Gala(オマーン) 12/30 Royal Opera House Muscat 2019年: ★ウィーン:トスカ 1/14, 18 ★メト:リゴレット 2/12〜3/1 ★ドバイ音楽祭2019:トスカ 3/15 ☆BraVo授賞式コンサート ボリショイ劇場 3月19日 ☆スペイン広場で...5月5日 ★パリ:トスカ 5/16と6/1 J.Kaufmannの代役 ★ROH:トスカ 5/27〜6/20 ☆97° Verona Opera Festival 2019 オープニング Arena di Verona 6/21 ☆Starmus V festival チューリッヒ 6/24 ☆Martinucci International Voice Competition 2019 ルッカ 6/25〜29 ☆コンサート リオデジャネイロ 7/7 ☆ブダペスト・サマーフェスティバル・コンサート ブダペスト 7/20 ★ヴェローナ音楽祭:椿姫 8/1,17 ★ヴェローナ音楽祭:トスカ 8/29 ★ROH来日公演:ファウスト 9/12,15,18,22 ★スカラ座:愛の妙薬 10/1.4.7.10 ★ウィーン:ウェルテル 10/22, 27, 31(Live) 2020年: ★スカラ座:Roméo et Juliette 1/15〜2/16 ★ ☆マスタークラス 2/28 キエフНМАУ ★ベルリン・ドイツオペラ:ルチア 4/23,26 ★ベルリン州立歌劇場:トスカ 5/14, 17, 22 ★ ★ヴェローナ:道化師 6/13,19,26 ★パリ:ボエーム ☆来日コンサート 7/22 サントリーホール(大) ★ヴェローナ:椿姫 8/7, 15 最新記事一覧
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これはテレビでも生中継されたんですね?と言う事はどこかから、ビデオも出て来るでしょうか。
by babyfairy (2009-07-16 10:02)
babyfairyさん
>これはテレビでも生中継されたんですね?
されました。テレビ局も「若いテノール」としてけっこう宣伝してましたので、これでグリゴーロもフランスのオペラファンにアピールできたとおもいます。
録画がどこからか絶対出てくると思います。
音声ファイルはすでにパート1がアップされていました。
by keyaki (2009-07-16 10:15)
小生は前半は間に合わず、後半だけTVで観ました。
TVつけたら休憩時間中で、チョーフィのポートレートと練習風景を中心にしたドキュニュメンタリーを流してました。私が見れた限りではグリゴーロのインタヴューや紹介はゼロ。
主役の歌い手さん3人とも仏語がうまいですね。チョーフィも大変上手だけど、グリゴーロもローマのリセ・フランセ出てると言うだけあってイタリア人としても仏語は見事なもの。チョンも英語堪能な上、仏語も伊語もしっかり出来ますから、世の中才能豊かな人が多いのには参りますね。
チョーフィはシエーナ出身でボローニャに住み、オランジュが好きと言うから、祝福された土地を渡り歩いてる形で羨ましい限り。彼女が強調するようにこの異例に保存が良い古代劇場には魔術的な魅惑があります。
レッスはもはやピアノも他人に任せて、練習には立ち会っていたけど、どんなアドヴァイスを出したりしてるのかは映ってなかったので不明。皆さんリコルディの普通のヴォーカル・スコア使ってたよう。
仏ではコレペティは「chef de chant 歌唱指導員」と呼びますけど、コレペティは伴奏して歌手に歌教えるだけじゃなくて、ディクション、演劇的解釈、音楽学的情報提供、指揮補佐とか現場の何でも屋的プロ中のプロですから、「chef de chant」はヘンな称号だというわけで、最近は「directeur des études musicales 音楽練習全般指導員」なる肩書きが採用されることも増えてますね。レッス自身は抵抗あったようですが。
半分しか観ず、しかもTV音声で聴いただけですから感想めいたことを述べるのも僭越ですが、お笑い種まで。
グリゴーロのアルフレードは見事でした。それ以上何か言う必要はありませんけど、あえて付け加えれば、私にはかつてパヴァロッティについて抱き続けてきたのと同じような食い足りなさがあります。
「イタリアのテノール」の語感にピタリと当てはまる祝福された美声、声を強いることの無いスタイリッシュで端正な歌い口、音色の使い分け、ニュアンスとあるべきものをすべて備えてますから、文句を言う筋合いもないんですが、「ああ良かった、見事!」という以上に何か考えさせてくれるもの、知的興味の材料になるようなものが残らないんですよね。(後でアップして下さったファイル聴いたら、2幕のカバレッタはやはりちょっと声の緊張度が高いですね。)
先日聴いたカウフマンのアルフレードは最後まで違和感が拭えなかったカヴァラドッシとは違って、特に2幕のカバレッタなど思わず惹きつけられました。バリトナールでやや篭り気味の発声は相変わらずですが、ヴェルディの力強く骨太な音楽には、それは独特の威力を発揮し始めます。大変考えられ、抑制の効いた彼のフレージングにはヴェルディ歌唱のスタイルについて改めて考えさせてくれる要素があります。
グリゴーロやパヴァロッティの努力の跡を感じさせずに、あるべきものがあるべきように自然に流れ出る歌唱もこの上なく素晴らしいけど、カウフマンみたいにちょっとずれた声の持ち主が色々考えてヴェルディに肉迫しようとする様にも大きな興味と感動を覚えるんですよね。
後でフォーラム・サイト見たら、グリゴーロには「やや不調」のアナウンスがあったそう。言われなければ、TV音声通じた私の耳には分からなかったですね。
チョーフィのヴィオレッタが意外や意外、大変説得的。
あの貧血症的ペラペラ声でヴィオレッタ歌うのがそもそもムリに思えたんですが、そこを逆手に取って野外劇場の大空間にも拘らず絶対に声を無理強いすることなく難所を次々と巧みにクリアし、繊細で打ち震えるような感受性に満ちたヴィオレッタを聞かせてくれました。
カーテンコールで彼女が目頭を押さえてたのが印象的。
最近ゲオルギューのヴィオレッタ聴いたんですが、以前ミミでは厚みが加わったように聞こえた彼女の声もヴィオレッタで聴くとやはり依然軽い。声がない分、チョーフィ同様色々考えて手管を尽くして歌ってましたが、人工的な表情が鼻につき、3幕ではヴェリズモ的な強調もちょっと興ざめ。
2幕幕切れの「Alfredo, Alfredo,」終幕の「Addio del passato」「gran Dio! morir si giovine」「Se una pudica vergine」、すべてチョーフィの方が誠実で直裁に胸に迫ってくるものがあるように聞こえました。ゲオルギューは指揮がダメだったせいもあるかも知れませんが。
チョーフィには舞台、リサイタル共随分ぶつかり、ベルカントについて一定の様式センスは感じさせるものの、本当に感心したことは皆無だったんですが(比較的向いてそうな「カプレーティ」のジュリエッタでさえ旋律の肉付きが皆無でまるでダメだった)、一番向いてなさそうなヴィオレッタで感心させてくれたのには感謝でした。
最近聴いたヴィオレッタの中では、音色が露骨にスラヴ的なのと、ニュアンスが今のところもう一歩なのを別にすれば、ネトレプコは本来ヴィオレッタを歌うに相応しいドラマティックな声を持ち、高域から低域まで均等で自然な発声テクニックを備えている点で、やはり別格という印象を受けました。
チョンの指揮はそれなりに整合性のある大きなプランを感じさせるものではあるけど、2幕2場冒頭からメカニカルなリズム感で、いかにもオペラティックな感覚に欠け、ミシンにかけられたヴェルディみたいなとこがあるのはいつもの通り。
演出は人の動かし方は一応メリハリがあり、古代劇場の大空間に手が出ず、ノンベンダラリとなってしまう演出が珍しくないオランジュではまあプロの部類かも。ただいかにもTV収録を意識してるようにも見えるので、現地で遠目で観たらもっと間が抜けて見えるかもしれませんね。
今晩は例外的に強風ミストラルがほぼ皆無だったみたいですね。当夜の聴衆は運がよいです。練習風景では色々ものが飛んでましたが。
オランジュはバールベックとは3年前から提携関係にあるんだそうですが、政治状況ゆえ共同制作は今まで実現しなかったんだそうです。このプロダクションは、チョーフィがヤホに替わる以外は殆ど同じ歌手陣でレバノンに持っていく由。
by 助六 (2009-07-16 11:21)
助六さん
後半だけでも...うらやましい....感想ありがとうございます。
休憩時間の穴埋めはチョーフィのドキュメンタリーということですから、グリゴーロは出てないと思います。その代わりなのか、TF1で、2分程度ですが"Rencontre avec le jeune ténor Vittorio Grigolo"なんて、丸々アルフレード=グリゴーロを紹介してました。
France Musiqueのラジオ中継では、マダム・レイスとライモンディと聞こえたので、多分オランジュ音楽祭のディレクターのRaymond Duffaut氏が呼ばれてました....何を喋っていたかは皆目検討もつきませんが.....
中継のおじさんはぺらぺらぎりぎりまで喋るので、2幕のはじめが音楽とかぶっしゃいましたよ。
>グリゴーロもローマのリセ・フランセ出てると言うだけあってイタリア人としても仏語は見事なもの
そうなんですか。インタビュー記事でそんなことを言ってましたが、助六さんに褒められるとはなかなかのものなんですね。
チューリヒ中央駅の時も、ドイツ語は喋りませんでしたが、フランスのTV局のインタビューはフランス語でやってましたね。
Raymond Duffaut氏がグリゴーロを気に入ったみたいで、「オペラ界のジェラール・フィリップ」なんてぶち上げてますので、2011年には、チョーフィとグリゴーロで《リゴレット》だそうです。リゴレットは決まってないようですが....
グリゴーロもバールベックだの北京だの、けっこう親善のためもあるのかな...若いのにえらいな.....と思います。
オランジュ音楽祭の映像はたまにNHKも買っているようですので、アラーニャのCav/Pagじゃなくてこの《椿姫》にして欲しいです。
by keyaki (2009-07-16 14:08)