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ドミンゴのインタビュー(2010.5.27:テアトロ・コロン新装オープン等) ついでに今後の有望テノールについても... [その他]

  全然知りませんでしたが、アルゼンチン、ブエノスアイレスのテアトロ・コロンが老朽化のため2006年10月から1億ドル(約90億円)をかけて行った約3年半の改修工事を終えて再オープン、5月24日にはオープン前夜祭で、約2700人が招待され、一般市民は劇場の外壁に映し出されたオペラ「ラ・ボエーム」やバレエ「白鳥の湖」などの映像を楽しんだそうです。
 どういう基準かは分かりませんが、「世界三大劇場」と言う場合には、パリのオペラ座、ミラノ・スカラ座、ブエノスアイレスのコロン劇場と言うらしい........

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ミラノ・スカラ座 2010-2011シーズン《ロメオとジュリエット》:グリゴーロ&マチャイゼ [今後のスケジュール追加・変更]

 5月21日にミラノ・スカラ座の来シーズン(2010-2011)の発表がありました。第一ブログに来シーズンの公演をまとめてありますので、どうぞご覧下さい。
 ヴィットリオ・グリゴーロはてっきり《ルチア》に出演ではないかと思っていましたが.....バレンシアのPalau de les Artsのグリゴーロの今後の予定に「来シーズンメトで《ボエーム》、そして2010年の12月にはスカラでバレンボイム指揮の《ルチア》...」と書いてありましたし.....結局《ROMÉO ET JULIETTE ロメオとジュリエット》に出演でした。

グノー作曲《ロメオとジュリエット》ミラノ・スカラ座 2011年6月6,9,11,13,16,21,23日全7公演
指揮:Yannick Nezet-Seguin
2008年ザルツブルグ音楽祭のプロダクション
演出:Bartlett Sher
舞台:Michael Yeargan
衣装:Catherine Zuber
照明:Jennifer Tipton

ソリスト
Juliette:Nino Machaidze
Roméo:Vittorio Grigolo
Frère Laurent:Alexander Vinogradov
Mercutio:Russell Braun
Stéphano:Cora Burggraaf
Le Comte Capulet:Franck Ferrari
Tybalt:Juan Francisco Gatell
Gertrude:Susanne Resmark
Le Comte Paris:Matthias Hausmann
Grégorio:Ronan Nédélec
Benvolio:Jaeheui Kwon

 演出は、2008年ザルツブルグ音楽祭のもので、ビリャソンとネトレプコの予定でしたが、ネトレプコがキャンセルしてマチャイゼがジュリエッタに抜擢されて話題になった公演です。

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Sony Classical ヴィットリオ・グリゴーロのドキュメンタリー制作...... [その他]

gri_sistina_2010_1.jpg バチカンのCAPPELLA MUSICALE PONTIFICIA SISTINA の"face book" に「ヴィットリオ・グリゴーロ訪問」の写真が5月4日にアップされています。

 4月21日にバレンシアの《椿姫》が終わって、オペラの公演は6月22日からの《マノン》までありません。急な初役なので、ヴォーカル・コーチのダニロ・リゴーザとマノンの勉強に専念かと思いましたが、いろいろあるんですね。
 ヴィットリオ・グリゴーロが、9〜14才まで学んだバチカンをわざわざ訪問したのは、ドキュメンタリー制作の撮影のためだそうです。

「かつて、システィーナ礼拝堂合唱団の一員だった素晴らしいテノールのヴィットリオ・グリゴーロが、Sony Classical によるドキュメンタリー制作の撮影のために、" Pueri Cantores della Cappella Musicale Pontificia Sistina" を訪問」と説明書きがあります。これは楽しみです.....ソニーさんCDだけでなくいろいろ頑張ってくれるようです。

★La visita di Vittorio Grigolo の写真(クリック拡大):写真の説明はfacebookをご覧下さい。

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ミラノ・スカラ座版《West side story》の初日直前記事(2003.7.1)と"Archivio La Scala"からの写真 ["West side story"スカラ座/CD]

2003年 ミラノ・スカラ座版《West side story》の話題を二つ。

1) 第一ブログでミラノ・スカラ座の過去の公演記録がオンラインで検索可能になったことを記事にしましたが、《West side story》の写真を頂いてきました。解像度が高くない上に"Teatro alla Scala"の巨大なロゴがどーんと真ん中にあります。

2) プレミエ直前の記事を見つけました。グリゴーロのコメントも掲載されていますので、一部を要約しました。
◎《West side story》に関する2003年7月1日の記事:


 7月3日からミラノ・スカラ座(アルチンボルディ劇場)で"West side story"が上演される。Jerome Robbinsのミュージカルで、ミラノ・スカラ座では、すでに3年前に上演されていて、観客は評価したが、評論家たちは好意的でない判断をくだした。
 今回のキャストは、モンセラート・カバリエの娘Monserrat Martì(マリア役)を除いて、すべて一新され、イスラエル出身のChen Reissとロシア出身のEkaterina Solovievaがマリア役に加わった。Ekaterina Solovieva が3日水曜日のプレミエでデビューする。相手役のテノールはヴィットリオ・グリゴーロ(第二キャストはMichael Sommese)。この公演は同じキャストで、レバノンと日本でも上演する予定で、オーストラリアには、研修ツァーを行う。
 グリゴーロは『オペラのテノール歌手にとって......簡単ではありません.........』と言った。『これは、僕にとっても皆にとっても挑戦です。僕はダンスもやりますよ...だって、まだ太ってないから.....』とグリゴーロは、皮肉っぽく強調した....『この公演は、細部のディテールにもこだわっていて魅力的です。』
 イスラエル出身のChen Reissは、残念なことにレバノンのツァーには参加出来ない。イスラエルは中東へのパスポートの発行を認めていないからだ。 グリゴーロは『音楽は、皆を一つに団結させるすはずなのに、それに反している.....』と残念がった。(2003.7.1 全文


★"Archivio La Scala"からの舞台写真(クリックすると拡大)
これだけ解像度が低い写真の真ん中にロゴマークをいれなくてもいいんじゃないかな....邪魔。

関連記事:
《ウェスト・サイド・ストーリー》トニー:ミラノ・スカラ座2003
["West side story"スカラ座/CD]
TEATRO.pdf

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先頭集団の中の4人のテノール:M.アルバレス、J.カウフマン、フローレス、グリゴーロ [インタビュー&記事]

 フランスのクリスチャン・ショリエのブログの記事「先頭集団の中の4人のテノール」の話題です。ショリエは、音楽評論ではなくて芸術監督、芸術コンサルタントだそうです。

★クリスチャン・ショリエが選んだ4人のテノール

マルセロ・アルバレス Marcelo Alvarez
ヨナス・カウフマン Jonas Kaufmann
ファン・ディエゴ・フローレス Juan-Diego Florez
ヴィトリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo


 こういう話題はよく目にしますが、将来がどうなるのか楽しみでもあり、未知数なのはグリゴーロだけで、他の3人は、年齢的にも、すでにキャリアの中盤で評価も定まっているといってもいいと思います。
 グリゴーロは、チャレンジ精神旺盛で、オペラに情熱を燃やしていることは確かですし、今年は、コヴェントガーデンメトロポリタンにも劇場デビューが決まっていますし、9月にはマントヴァで《リゴレット》の撮影の予定もあるようですし、もしかしたらスカラ座の開幕公演に出演するかもしれませんし、今後の動向が楽しみな歌手であることは間違いないと思います。
 クリスチャン・ショリエもグリゴーロに非常に期待していているようで、"Vittorio Grigolo è un tenore !"という記事も書いています。

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4組のラウレッタ&リヌッチョ:グリゴーロ、フローレス、サッカ、ジョルダーノ [ジャンニ・スキッキ]

 オペラ雑誌のDVDのレビューから....『......テノールの中では、ヴィットリオ・グリゴーロが群を抜いている。見栄えの良さと常に安定した声、リヌッチョに要求される難しいテッシトゥーラもみごとにこなしている。......(l'opera 2010.3 N245 2008年ミラノ・スカラ座、プッチーニ《三部作》DVDレビュー)』
 DVDは、例のごとく日本語字幕は無しですが、ありがたいことに4月にCSで放送されました。交流ブログのeuridiceさんの記事"プッチーニ「三部作」スカラ座2008年"に感想があります。

 私の一番好きな場面フィナーレ、今第一線で活躍中の4組の歌手のビデオクリップを作りました。下の画像をクリックするとリンクしています。[削除]

rinuccio.jpg

1.ラ・スカラ2008年 シャイー指揮、ルカ・ロンコーニ演出:ヌッチ、ニーノ・マチャイゼ、グリゴーロ
見た目も年齢的にも、いいせん行ってます。マチャイゼ25才、グリゴーロは、30才になったばかりですが、30には見えませんもの。とても控えめでおとなしそうなラウレッタで、リヌッチョと末永く幸せに暮らしそうだわ....遺産相続にやっきになっている、まわりの大人たちと違って、本当に爽やか カップルです。

2.メト2007年 レヴァイン指揮、Jack O'Brien演出:コルベッリ、ミキテンコ、マッシモ・ジョルダーノ
確かにフィレンツェの景色ですが、なぜかアメリカっぽい....マッシモ・ジョルダーノは、イタリア人なのに....やっぱり、第三ボタンまではずさなくちゃ.....

3.パリ2004 小澤征爾指揮、ローラン・ペリ演出:コルベッリ、チョーフィ、ロベルト・サッカ
この小澤指揮、ローラン・ペリ演出の公演は、2003年に日本で先行してやりました。私も見ましたが、ラウレッタがダニエル・ドゥ・ニース、スキッキはジョゼ・ヴァン・ダムでした。

4.ウィーン2000年 ボーダー指揮 、マレッリ演出:ヌッチ、キルヒシュラガー、フローレス2000年ということは、フローレス(1973.1.13-)は、27才。キルヒシュラガー(1965-)がラウレッタって、めずらしくないですか? ビデオクリップを見ると、けっこう可愛く化けてます。

★YouTube再生リスト:2008 La Scala "Gianni Schicchi" Rinuccio(Vittorio Grigolo)の部分いろいろ
★Madokakipさんの「映画館で見るメト以外のオペラ」La Scala Nights in Cinema: IL TRITTICO


関連記事:
[ジャンニ・スキッキ]
《ジャンニ・スキッキ》リヌッチョのアリア「フィレンツェは花咲く木のような」☆MP3
24才のアメリカ 人テノール、スカラ座での「ひどい体験」を語る スカラ座の「リヌッチョ」をめぐってのマイケル・ファビアーノ君の体験

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