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メトの「ボエーム」:WOWOW初回放送(2015.7.11) ☆ フリットリのミミ (2014/4/10,14,18) ☆ News! ミミがオポライスに...映像リンク (2014.4.5) ☆ メト「ボエーム」(HD上映有り)のリハーサルの様子....Anita Hartigの"mi chiamano Mimi" ☆ レビュー [ボエーム La Bohème]

gri_wowow.jpg◎本日、7月11日(土)午後5時から「WOWOWライブ」で放送されます。初回放送です。
 メトのゼッフィレッリ演出の定番ボエームは、初演が1981年カレーラス&ストラータスで、今まで映像で残っているのは、この初演と2008年のバルガス&ゲオルギューの中年カップルのですので、この2014年上演の3本目の映像は、まあフレッシュコンビということになります。
 グリゴーロはメトのボエームは2010年にも出演していて、メトデビューでした。ミミはコワレスカで、これも素敵なカップルでした。記事→ヴィットリオ・グリゴーロのメトデビュー《ボエーム》

「メトロポリタン・オペラ」グリゴーロ主演 プッチーニ《ラ・ボエーム》のページ
(2015.7.11追記)

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◎本日5月16日、日本でのHD上映最終日です。なかなか好評のようで、メトライブビューイング常連さんたちによれば、客の入りもいつもよりいいみたい....ということです。このところめったに都心に出かけなくなった私ですが、重い腰をあげて昨日新宿へ.....すごくおしゃれになっている「新宿ピカデリー」に吃驚、あまりに品よくなっていて、紀伊国屋と伊勢丹の間のはずなのに.....どこどこ....とさがしちゃいました。メトHD上映初体験、映画館でオペラは2002年の映画版「トスカ」以来です。wowowでもいずれ放映されるでしょうけど、大画面で楽しめました。
 オポライス (1979.11.12)、もうちょっと華奢かと思っていましたが、これなら体力ありそうというようながっしりタイプでした。アニタ・ハルティッヒなら更に良かったのではないかと.....
 そうそう、kinoxさんのコメント通りでしたよ.....ハルティッヒの残念な降板に触れる前に、唐突に「蝶々夫人が.....」って言ってました。まあ、HD上映のためにも、お客さんにがっかりの溜め息をさせない作戦だったのかと思います。(2014.5.16追記)


◎シリウスで4月14日のライヴ放送がありました。グリゴーロとフリットリの組合せです。フリットリとは2009年にチューリッヒ歌劇場で共演したことがあります。

Met 4月14日:Frittoli "mi chiamano Mimi"
iPad/iPhone用mp3
Frittoli & Grigolo "O soave fanciulla"
iPad/iPhone用mp3
3幕 "‪Donde lieta uscì‬" 〜"Dunque è proprio finita?"
iPad/iPhone用mp3
4幕 "‪Sono andati? Fingevo dormire…" 〜
iPad/iPhone用mp3

(2014.4.15追記)
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 メトの2013-2014シーズンのボエームは、2014年1月に5公演(カレイヤ&コワレスカ) と3月4月のグリゴーロがロドルフォの9公演、ミミは4月5日のLive in HDまでの6公演がAnita Hartig、下記でお知らせしたように4月5日は Kristine Opolaisが代役を務めましたが、その後の10, 14, 18日の3公演が Barbara Frittoli となっています。4月10日のレビューがありました....バルバラ・フリットリのミミは好評です。
レビュー:4月10日
◎examiner.com:Metropolitan Opera’s April 10 performance of Puccini’s “La Bohème”
◎Simon Parris: Man in Chair ”Met Opera: La Boheme 2014 review” /April 12, 2014
 カーテンコールの写真がたくさんありましたので拝借しました。フリットリ(1967.4.19)きれいですね。舞台なら充分通用しますが、若手で行きたかったってことでしょう。

レビュー:(グリゴーロ&ハルティッヒ)
◎Latinospost:'La Boheme': Vittorio Grigolo, Anita Hartig & Youthful Cast Bring Unbridled Passion & Nuance to Puccini's Masterpiece
◎NYtimes:Bohemians in Chaos, With Flair and Drama/Anita Hartig Stars in ‘La Boheme’ at the Met
◎BWW Reviews:New Voices Add Luster to LA BOHEME at the Met

 ハルティッヒがLive in HDの直前に急病で歌えなくなった騒動に関連して、過去に劇場が代役探しでパニックに陥った事件についてイギリスのTelegraphがブログに書いています。
Panic at the opera: emergency replacements – and video of Roberto Alagna ......
 久しぶりにアラーニャの舞台放棄で、私服の代役が舞台に飛び出して来た映像を見ました.....(2014.4.12追記)

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 メトのLive in HD の幕間のインタビューの動画がグリゴーロファンのfacebookにアップされました。下の画像をクリックすると見られます。インタビュアーは、Joyce DiDonatoです。



 Live in HD の映像がアップされていましたのでリンクします。メトはけっこう目を光らせているのでいつまであるかわかりませんが..... "Che gelida manina" "Mi chiamano Mimi" "O soave Fanciulla","Addio senza rancor" "Dunque e proprio finita"   
*「埋め込み共有」したものの一部が「非公開」になってみられなくなりました。「非公開」であろうと「公開」であろうと著作権上は関係ないのですが......「非公開」にした意味が分かりませんが.....今後メトがブロックをかける可能性がありますので、4月12日現在、視聴可能な動画を再生リストにしました。2幕の一部、3幕、4幕は、映画館で撮影した方がアップしています.....

[削除]


 アニタ・ハルティッヒは残念でしたが4月2日の公演の放送がありましたので、4月5日の放送(クリスティーネ・オポライス)と一緒に写真に音声をつけてyoutubeにアップしました。 "O soave fanciulla" と "Dunque è proprio finita?" です。
[削除]
(2014.4.8)
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◎4月5日は、HD上映の日でアメリカではライブで、ヨーロッパでは三日遅れで、日本では約1ヶ月遅れで映画館で上映されます。
 こんな大切な日にミミがクリスティーナ・オポライスに代わっちゃいました。同時期に上演されている「蝶々夫人」に出演しているので、代役を引き受けたようです.......オポライスって、2010年のコヴァレフスカ&グリゴーロのボエームでムゼッタの予定だったのに、ミュンヘンの「ルサルカ」を(相当酷い演出だったので)ニーナ・シュテンメがリハーサル初日に降りたのを受けて、乗り換えたんですよ。「ルサルカ」の方がタイトルロールだし、話題性があって自分のキャリアの得になるとふんだんでしょう.....それに新国の「蝶々夫人」もバイエルンからの協力要請とかでキャンセルしてます......今回もきっとHD上映なので喜んで引き受けたんだと思う)....しかし、10日からのミミがバルバラ・フリットリなのに、彼女は断ったんでしょうか.....まだニューヨークに来てないのか.....それともメト側が若いミミで行きたかったのか.....それにしてもアニタ・ハルティッヒを楽しみにしていた人もショックですが、本人が一番残念無念でしょうね。(2014.4.6 WQXRのライブ放送を聞きながら追記)

*もう記事がでていますよ…http://www.nytimes.com/2014/04/06/arts/music/from-butterfly-to-boheme-in-a-flash.html?_r=0

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 メトロポリタン歌劇場のfacebookに、明日3月19日から上演される「ボエーム」のリハーサルの様子がアップされました。カウフマンの「ウェルテル」の幕間に流されたものだそうです。グリゴーロのロドルフォは、"Si" とか言っているだけですが、ミミのアニタ・ハルティッヒの"mi chiamo Mimi...."が聞けます。下の画像をクリックすると動画が見られます。

gri_anita_met2014_3.jpg

 アニタ・ハルティッヒAnita Hartig (1983年ルーマニア生まれ)、歌よし、器量よし、スタイルよし...ですね。グリゴーロとはすでにスカラ座で共演しています。

gri_anita_met2014_1.jpggri_anita_met2014_4.jpggri_anita_met2014_5.jpg

 あちらではHD上映は4月5日ですが、日本での上映期間は、2014年5月10日(土)?5月16日(金)だそうです。

関連記事:スカラ座「ボエーム」(2012.9.26?10.26) ゼッフィレッリも姿を見せる....
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Kinox

グリゴーロのHDデビューですから、わたしは生で応援に行ってきましたよ。もうグリゴーロは最初の一フレーズからはっと目が覚めるような若々しく美しく響く声、あの他より頭ひとつ抜きん出たような輝き、やっぱりテナースターはこうでなくっちゃ!、でした。
今回映画だからもあるかもしれませんが、若者4人が結構いい演技をしてました。ヴィットリオくんも細かい演技に至るまでさすがでした。そうそうカフェ・モミュスではしっかりドラムスティックを召し上がってましたよ、ふふ。一度右手にフォーク、左手にナイフを持って取り分けようとしてましたけれど、あれはたまたま配置のせいでそうなったのか、それとも彼はぎっちょさんなのでしょうか・・・

歌が終わったらオケが演奏してるのに拍手するとか、今回はフィリップスの歌唱後の拍手のせいで続くグリゴーロのレチタティーボ部分が聴こえなくなってしまったり、もともとメトのお客さんはマナーがいい方じゃないですが、ボエームってほんと普段に増して客筋が悪くてほんとやになります。ラジオや映画では拍手や客席の多種多様な雑音の音量が少し抑えられていればよいのですが・・・
まぁその反面、カーテンコールも熱狂的にやるお客さん、グリゴーロは今回の公演の成功、メトの舞台に手を当てて祈る・感謝するようだったかと、あれはパヴァロッティを始めとする素晴らしい伝統への敬意だったと思います。

> アニタ・ハルティッヒを楽しみにしていた人もショック
わたしもその一人です。先日カーネギーの公演の翌日にハンプソンの代打でメトに出たゲルネに関して、NYTその他でその偉業を絶賛されてたことがあって、今回も連続出演だから、あの時と同じでセンセーショナルな扱いをされるぞ、と狸の皮算用で内心ウヒウヒしてたんでしょう、ほんとゲルブが出てきて、いかにも「俺の手腕は凄いだろう」と笑いをこらえきれないウキウキした様子には、はっきりいって、呆然。よく覚えてませんが、ハルティッヒの病欠に触れる前に「蝶々夫人が~」なんて言い出してたような、あの態度にはかなり腹が立ちました。
by Kinox (2014-04-07 09:03) 

keyaki

Kinoxさん
>グリゴーロのHDデビューですから、わたしは生で応援に行ってきましたよ。
おお、それは嬉しい!

>カフェ・モミュスではしっかりドラムスティックを召し上がってましたよ、ふふ

いつも「欠食児童」のようにムシャムシャ食べる....というレポートがありましたよ。フランスにほとんどいらしてて、各国でオペラ三昧していらっしゃるaimeloperaさんのブログですが....
最初はオランジュ音楽祭で解放感のある野外劇場のせいか、よほどお腹が空いていたのかと解釈したそうですが、次のROHでもムシャムシャ、更にシャツを脱いで洗濯しちゃうという勘違い演技で、あきれちゃったとか....グリゴーロを贔屓にしていらっしゃるんですが、最近は過剰演技にあきれ気味.....でもニューヨークに遠征して初日をご覧になったそうですが、グリゴーロも抑え気味の演技で好演だったし、ハルティッヒもコトルバシュを彷彿とさせる薄幸のミミ、繊細でドラマティックな歌唱も素晴らしかったというレポートでした。

>それとも彼はぎっちょさんなのでしょうか・・・

ぎっちょなんて懐かしい言葉....食べながらのインタビューを見たことがありますが、ぎっちょではなかったと思います。youtubeを消されてしまったので、すぐには確認できませんが。

私はシリウスではなくWQXRで午前2時から、寝ないで全部聞きました。
最初に男の人がなんか喋りはじめたときには、まさかグリゴーロじゃないよね.....だったら寝よう....なんておもったんですが....

>よく覚えてませんが、ハルティッヒの病欠に触れる前に「蝶々夫人が~」なんて言い出してたような、あの態度にはかなり腹が立ちました。

そうそう....普通だと....「実はハルティッヒさんが....出られなくなりました」というと、観客からがっかりのため息が出るのがお決まりだとおもうのですが、なかったような.....
確かめようと録音を確認したら、あらまぁ...ランザーニが登場したところからしか録音してませんでした。
多分ハルティッヒのことを最初に言ったとしても、間髪入れずに「蝶々夫人」がどうのこうのって言ったんでしょうね。

>今回はフィリップスの歌唱後の拍手のせいで続くグリゴーロのレチタティーボ部分が聴こえなくなってしまったり

ここもありゃりゃでしたね。
でもグリゴーロの声は目立ってますから、放送では拍手に負けてませんでした。

オポライスってグリゴーロ絡みでは、2009年のバレンシアの「ファウスト」を理由不明でキャンセルしてるし、2010年の「ボエーム」でもムゼッタもでしょ。こういうことで共演するなんてオペラって本当に蓋を開けるまで分りませんね. ...蓋を開けてからもいろいろあったりしますけど。
オポライスって強運だし上昇志向が強い....声楽家って皆そうかもしれないですけど。
by keyaki (2014-04-07 16:33) 

bchama

4/5はオポライスに変わっていたのですね。相変わらず、識別能力がないです。4/2も代わりに見てきましたので、madokakipさんが書いてくださると一番良いのですが、また2-3日以内にコメントさせていただきます。拙くて申し訳ないことになりますが宜しくお願いいたします。
by bchama (2014-04-09 04:21) 

bchama

寝れないのでもう少し書きますと、4/2は涙、ナミダの公演。4/5は今日も又泣こうと思って、昼から目を真っ赤にした日本人もちょっと恥ずかしいかなとか思って行きましたが、泣けないなあなんて思ってみていました。
何でかな? 4/5日はマチネで昼だからかなあ、とか、4/5日はマチネはラフな格好をする人が多いのに、今日は皆昼から正装しているなあ、そういう正装をしていて社会的に地位の高い人たちだから、こんなオペラくらいでは泣けないよ。。というのかなあとか思ってみていました。4/5日のミミはこじんまりまとめているなあとか、冬の景色の階段の所でころばないなあとか、4/2日のほうがアクシデントでこれが正式なのかとか、分かってしまえばバカ丸出しで、オポライスに代わっていたとはハハハハ。。。
でも、グリゴーロは4/5日の方がはるかに良かったと思いました。

by bchama (2014-04-09 06:36) 

keyaki

bchamaさん
とんだハプニングでしたね。それにしてもオポライスもよく決心したもんです。彼女は34才ですが、舞台度胸も充分ついて、体力的にも大丈夫な年ってことでしょうか。夜「蝶々さん」を歌って、翌日の午後1時には「ボエーム」の舞台に立っていたんですから.....オペラ歌手というのはこういう離れ業皆さんお得意ですけど.....ここまで間が無いのははじめてかも....マスコミも大騒ぎですよね、「18時間で2回死んだ....」とかって。

二人のミミをご覧になったのは、貴重ですね。レポート楽しみにしています。Madokakipさんにはお会いになれましたか? いつか復帰して下さることを期待してるんですけど。

by keyaki (2014-04-09 08:44) 

bchama

4/2のラ・ボエーム泣けましたね。ハルティッヒのミミは良かった。フリットリの2011METの東京での公演も泣けたけど、これはまた大いに泣けました。こういう時に恋人または愛人と行ってる人はシメシメと思うのでしょうね。それほどミミが可愛そうで、終演後のカップルの寄り添う姿はかなり親密で、ちょっと男性に頼りたいという女心を利用する人にとってはこれほど良い公演はなかったのではと、一人夜道をホテルに帰りながら思っていました。泣き方もアメリカ人と日本人では違いがありまして、日本人はシクシク泣きますが、アメリカ人は、第四幕が終わったときに、わーん、と大きな声で会場に響き渡る声で泣いている人もいますが、それに対して会場が笑うのですが、その中にも各人に悲しみが篭っているイワユル笑い泣きですね。これは。もちろん私も泣きましたよ。それほど良かった。

何が良かったんだろう。詳しく分析することは出来る能力がないですが、最初の4人の貧乏な書生達のシーンでは普通。ハルティッヒが現れ鍵をなくすときは、明るく演技していましたね。なかなか立ち姿が良いですね。ルーマニア人なのですね。ゲオルギューの様に少しこもっているような歌い方かなあっと思ったりしたのですがそれほど気になりません。東京でのウィーンのフィガロの結婚のときにスザンヌを歌ったんですが、私のときは直前に変更。なんと会場で聞いていたそうなのですが、私は今日が初めてです。ハルティッヒを聞いたのは。ミミの愛情表現が良いですね。本当に愛しているって感じかな。愛されていると感じがグリゴーロもハルティッヒも良く出ていました。なんか愛が続きそうな感じ。。。

第二幕の町の喧騒のなかにいる5人。そこはMET、大勢の町の人たちが現れて町の人々のなかで二人をすぐに見失うのですが、歌を歌いだすと、なんだこっちに居たんだなという感じですかね。そこにムゼッタ登場。明るい色彩で画面が美しい。今日のスーザン・フィリップス伸び伸びとして歌も上手いしなんかムゼッタの感じ出ているなと思いました。(4/5はかなりコチコチ、カメラが入るとだめになるタイプか、この人も調子悪かったのかも知れませんね。)ムゼッタがマルチェッロにちょっかい出す姿がかわいい。

第3幕からこのハルティッヒの本領発揮と言うことなんでしょうね。姿、形は良いけれど少し陰りのあるミミの感じが舞台に登場するときから涙の序曲がなっていました。前奏曲、合唱曲の間に舞台の左にしばらく、立たずさんでいてから、左から右にゆっくり歩いて行き、その時に私もう別れたほうが良いのでは、体の調子も悪いしと言う感じが良く出でいました。考えながらカフェのほうに階段を下りて行くのですが、階段を2から3段残してころぶんですよ。わあ、体、相当悪くなっているんだミミ大丈夫かなと思っていたらグリゴーロが抱き起こしに行くのですが、ここはストレートな表現になっていたと思いました。まだこの二人愛し合っているんだ。なんで別れてしまうの、別れないでください。心の中で叫ぶのです。(泣き笑い)片一方ではムゼッタ達が能天気に歌うし、ミミたちは別れたくないのに別れるという。。。この段階で観客の涙腺はかなり緩み涙があふれてきます。音楽が終わりに近づくと、別れないでというような涙があふれてきます。実際、この段階から観客からの涙声が聞こえてきます。私も必死でこらえています。

次の幕が上がるまでにトイレに行く人はあまりいません。涙を隠したい欲求が働くのと次の幕は少し短いし、余韻を持続させたい欲求があります。4幕はもう3幕で観客を十分に舞台に引き込んでいますのでグリゴーロもハルティッヒも観客も、すっかりその世界に入っていきました。




madokakipさんのほうにも同じものを書き込みました。


by bchama (2014-04-09 22:49) 

keyaki

bchamaさん
レポートありがとうございます。

>こういう時に恋人または愛人と行ってる人はシメシメと思うのでしょうね

「月の輝く夜」というタイトルでしたか....メトに「ボエーム」を見に行って....という映画がありましたね。大好きな映画です。

1ヶ月のリハーサルで完成度の高い「ボエーム」に仕上がっていたのに、ハルティッヒのミミが、Live in HDにならなかったのは本当に残念です。
しかし、時間的に立ち位置の確認くらいしかできなかったオポライスの度胸って、すごいです....その場限りの舞台ではなくて記録に残ってしまうわけですから。

10日からのフリットリのミミはご覧になるスケジュールですか?
放送もないようなので残念です。
by keyaki (2014-04-11 16:23) 

bchama

もう帰国しました。それにフリットリのボエームは東京のときの印象を損ないたくないという気持ちもあります。あのボエームでオペラの魔力に取りつかれましたからね。この無精者がニューヨークくんだりまで来てオペラを観ているわけですから。

確かにオポライスは成長したと思いますよ。素人が言うので間違いありません。(笑)やっぱり芸能界(違うかな。)においては勝気でなければならないなんてよく言いますよね。その点、チャンスを物にしていくこの人はたいしたものです。だって、ロンダミンの時もニューヨークタイムズかなんかで評価が高かったのでゲルプが慌てて契約したなんてmadokakipさんが言われていましたよね。そのチャンスを物にしていく貪欲さはたいしたものですよね。それに、この人は勉強もしていると思います。前のときよりも絶対に良くなっていると思うのです。むしろオポライスは蝶々婦人をHDにしたらよいのにとおもったりしますよ。視覚的に綺麗だし、指揮者も上手だし、ちょっと違った蝶々婦人。強さを感じますよね。その強さがボエームのときはマイナスになっているかもしれませんね。か細いミミ、男性からみて守ってやらないといけないのではという感じをいだかせるミミ、そのようなミミは上昇志向の強いオポライスには今は少し無理かな。と私は思いました。でも、決して悪くはありません。全然ダメなんて事は絶対になく、それなりに悲しいです。それに、このHDの日はグリゴーロが非常に良かったです。グリゴーロを見るだけでも価値が有ると思います。私もHD観に行きます。少し野心がありますけどね(もしかしたら自分が写ったりしてるかもと。。)(笑)


by bchama (2014-04-11 19:36) 

bchama

フリットリのボエーム良かったのですね。オペラに先入観は禁物。人間が楽器のオペラはそのときその時で変わりますよね。水曜日まで延ばすのはチョット出来ませんでしたね。残念。メトのカレンダーを改めて見ましたよ。(涙)

東京でも好調を持続してくれると良いですね。皆さん、ごめんなさいね。連投で。

by bchama (2014-04-12 20:24) 

barbara

keyakiさん、おはようございます。

一番聴きたい音声を本当に有難うございました。
夢に見た、本当に聴きに行きたかった公演で、世界で一番好きな歌手である二人の共演を聴けてる今も何だか信じられない様な気持ちですが、二人の声、演奏の質、あまりにも音楽と言葉が自然に馴染んでいるので、その貴重な有難さが当たり前の様にも感じられちゃいました。

グリゴーロもフリットリも本当にフレージングが美しいですね。
旋律の入り方、膨らませ方が言葉と合致していて、まるで会話を聞いているようにも聞こえて、しかも音楽的な充実度は高く、これ以上はないという情感溢れる歌唱でした。

この二人でHDも意味あると思うのですが、アメリカ人には同質の声であるより、見た目のバランスなのでしょうか。ハルティッヒは近くで見ても可憐で美しい方ですから。今回は残念でしたが、私もハルティッヒをYou Tubeの映像で初めて見た時はゲオルギュー的な発声の方かな?と思いましたが、今は少し変わって、彼女の慎ましやかな歌唱には好感を持っております。

グリゴーロもお疲れ様という所ですね。
あと1回。是非歌いきって欲しいです。

いつも有難うございます。





by barbara (2014-04-17 10:03) 

keyaki

bchamaさん
今日が最終公演ですね。
音声だけですが、フリットリのミミもライブで聞くことができました。
今回はハプニングもありましたが、三者三様のミミで、グリゴーロも皆勤賞....bchamaさんのレポートもあって、私もとても楽しませてもらいました。

オ ポライスの蝶々さん、なかなか良かったようですね。Madokaさんのブログでレポート拝見しました。オペラは総合芸術ですから、見た目も演技も重要です よね。新国で蝶々さんを歌うはずだったのに残念です。新国で歌っていたら、ちゃんとした本物の着物ですから、所作とか勉強になったとおもうんですけど ね......今シーズンはブリガドゥの蝶々さんだったので、楽しみにしていたのに、初日は体調不良で、代役の方でした。歌唱的にはとてもよかったんです が、やっぱり可愛いブリガドゥの蝶々さんを見たかったです。
by keyaki (2014-04-18 15:22) 

keyaki

barbaraさん
グリゴーロ、体調管理うまくいっているようですから、きっと全公演歌いきると思います。
ハルティッヒは、30才で若いが声は成熟していて、若い頃のフレーニ、コトルバシュを彷彿とさせる....というレビューもありました。

すでにご存じかも知れませんが、14日のライヴ放送が、Youtubeに全幕アップされています。再生リストに加えておきました。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLNtu2_2iingrcOLUwFB-9Blbnedgq1BHE

by keyaki (2014-04-18 15:24) 

bchama

Metにカルメンを見に来ています。というか、アニタ・ハルティヒのミカエラを見に来ているといったほうが正しいかもしれません。
ラ・ボェームのミミがあまりにも良かったので、それで来たというのが正確かもしれません。今回のミカエラは男性好みの清純派ですからね。
その清純派をいかんなく発揮できるミカエラの役は私から思うと彼女にピッタリです。その清純派の役を見事にやってのけました。素晴らしい(拍手)。声も姿も顔も素晴らしい(拍手)。特に三幕のアリアは特別に素晴らしかった(拍手)。素晴らしい声の伸びと説得力があります。この三幕のアリアは素人の私からしたら欠点が無かったです。今回はこのアリアだけでも来たかいが有りました。素晴らしいソプラノですね。一人でも大いに盛り上がれます。(笑)
このカルメン結構私は楽しめました。多分madokakipさんからすれば、大い批判することが出来るのかもしれません。彼女のレポートが欲しいところですが...

by bchama (2014-10-11 01:54) 

keyaki

bchamaさん
このキャストのカルメンはHD上映もやるんですね。すでにガランチャ、フリットリ、アラーニャのが上映されていますが....こんどこそアニタ・ハルティヒちゃんと出て欲しいです。一年後くらいにはWOWOWで放送するはずですから楽しみです。

>三幕のアリア
あのなが〜いアリアですよね。オペラにはまるきっかけがルッジェーロ・ライモンディなので、かつてはカルメンもよく聞いたり見たりしたものですが、このアリアの次にエスカミーリョ登場なので、特に長く感じたのかもしれませんが.....

それにしてもキャストの平均年齢がずいぶん若いですね。
アントネンコが一番年上みたいですけど、アントネンコとティーレマンって似てませんか....ラチヴェリシュヴィリは矢野顕子みたいな顔って言ってる方もいます....
Madokakipさんのレポートがないのはさびしいですね。
by keyaki (2014-10-12 02:06) 

bchama

ラチヴェリシュィリは歌は上手いのですが、どうも、人間性が滲み出て、人の良さというか純情な感じが出てくるような感じなんですよ。多少太っている体型にもよるのか、カルメンの列情というかそういう感じが出ていないと私個人は感じてしまいます。

カードを切って死を予感しますよね、その時もなんか相手を思いやっているというのか、自分が死んでも、相手が死んでも恋の列情を押し通してしまうという感じではないのですよね。心やさいしいカルメンという感じですかね。

最後の闘牛場のシーンも、ホセがストーカーでカルメンが殺されるというのがお芝居ですよね。でもね、なんか、ストーカーがカルメンで有るような感じで、カルメンが復縁を迫って殺されるというような、逆バージョンの感じかなーというのが個人的な印象ですかね。お芝居はそのように進んでゆくのですがね。(笑)

だからこそアムネリアスとカルメンを何時でもやっているということになるのでしょうね。というか、本当にハバネラを歌える歌手が少ないということかもしれません。





by bchama (2014-10-12 20:32) 

englistew

Зачем такие сложно<a href=http://tr.educationinuk.ru/>!</a>
by englistew (2018-12-12 05:02) 

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