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Vittorio Grigolo "The Italian Tenor Tour" :ベルリン6/5 ミュンヘン6/9 ケルン6/12 [コンサート]

 6月5日のベルリン・フィルハーモニー(Berliner Philharmonie)を皮切りに9日ミュンヘンのフィルハーモニー・ガスタイク、12日ケルンのKolner Philharmonieでのコンサートつつがなく終わりました。
 3公演とも指揮は、1983年生まれのダニエレ・ルスティオーニ Daniele Rustioni、ベルリンとミュンヘンは南アフリカ出身のソプラノのプリティ・イェンデ Pretty Yende (1985年生)がゲスト出演、ケルンはイェンデが急病だったのかは不明ですが、グリゴーロの十代からのヴォーカルコーチ、ダニロ・リゴーザ(バス)が助っ人出演しました。コンサート自体は好評で観客の皆さんはとても楽しんだようですが、残念なことに客の入りが良くなかったようです。会場が大き過ぎか、世界的不景気のせいか、宣伝不足か.....他のクラシック系コンサートはどうなんでしょう....
参考:6月12日のアンジェラ・ゲオルギューとサイミール・ピルグのコンサートのレビューに「平土間はほぼ埋まっていたが、ボックス席と天井桟敷席は空っぽ」という記載がありました。会場はフィレンツェのペルゴラ劇場で席数は999 (platea 432, palchi 310, galleria 257)だそうです。これは厳しい.....多分、上の方の安い席を買った人たちも一階の平土間に移動したんでしょうね。

各公演のレビューをリンクします。

◎ベルリン:Con amore: Vittorio Grigolo und Pretty Yende in der Philharmonie Frederik Hanssen
 いつものように、ひざまずいたり、ジャケットを脱いだりウロウロ歩き回って歌ったようですが、このことについて筆者は「彼はこのようにしかできないのだ。声と身体は一体であるから、感情があふれて、手足はそれに従うのだ・・ロメオを歌ったとき、アリアの真ん中で、ひざまづいたのは、違和感がなかった。まさにモンターギュ家の息子そのもので、その役にぴったりだった。実生活でもバルコニーの下でセレナーデを歌うのだろう。」と肯定的な批評です。

◎ミュンヘンDrei-Tenore-Tenor/Vittorio Grigolo, ein fulminanter Sanger und Verkaufer

◎ケルン:VITTORIO VITTORIA! Sam H. Shirakawa(英語)
 筆者は、グリゴーロのオペラの舞台を見るチャンスがなく、はじめてだったそうですが、グリゴーロの歌とエンターテイメントをとても楽しんだそうです。

メモ:
ダニエレ・ルスティオーニ Daniele Rustioni(1983年ミラノ出身)

 9月末からのスカラ座の「ボエーム」でもグリゴーロと一緒です。YouTubeに2010年のインタビューがアップされています。2006年からロンドンに住んでいるそうです。ヴィオリニスタのFrancesca DegoがOperaが婚約者(恋人)。Chicさんの記事→Meet Daniele Rustioni, Pappano's Hawt Assistant (Yeah, Sure, he Also Conducts)
プリティ・イェンデ Pretty Yende (1985年南アフリカ)
 南アフリカの音楽学校(ケープタウン大学)を出て、スカラ座のアカデミアでミレッラ・フレーニに師事、2011年のドミンゴ主催のオペラリア優勝者です。

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