SSブログ

オランジュ音楽祭の「ボエーム」ソウルで公演 (2012.8.28と9.1) 延世大露天(野外)劇場でマイク無し!の公演を実行:ゲオルギュー&グリゴーロ [今後のスケジュール追加・変更]

グリゴーロの公式サイトでも発表されました。8月28日と9月1日に出演です。(2012.6.21追記)

◎グリゴーロの公式サイトでは発表されていませんが、アンジェラ・ゲオルギューの公式HPFacebookにスケジュールが発表されました。その中に"Angela Gheorghiu and Vittorio Grigolo (August 28 and September 1, 2012)" とあります。メモ:Considered the opera event of the Summer in Korea, "La Boheme" starring Angela Gheorghiu and Vittorio Grigolo (August 28 and September 1, 2012) will be staged at the Amphitheater of the Yonsei University in Seoul. Maestro Chung Myung-whun will conduct Seoul Philharmonic Orchestra. The direction is signed by Nadine Duffaut and her production team from Orange Opera Festival in France. This ambitious project aims to bring foreign opera productions and stage them in big venues in Korea.(2012.6.17追記)

 今年の夏のオランジュ音楽祭は、「ボエーム」で開幕(7月7,10日)となりますが、ソウルの延世大学校(Yonsei University)の円形露天(野外)劇場でのオペラ初上演に参加協力、演出、舞台美術、音響、照明の技術陣をソウルに派遣します。

 情報源は、アリアンTVのジャーナリストJiwon Parkさんのツイッターの写真付きコメント、ハングルを機械翻訳すると
「国内初の野外円形劇場オペラ「ラ·ボエーム」公演!チョン·ミョンフンが指揮を執って、世界的な声楽家Angela GheorghiuとVittorio Grigoloが出演する。延世大学校(Yonsei University)露天劇場、8月28,30/9月1,2日」
 
 この写真の後ろのポスターというか巨大垂れ幕をよくみると....写真をクリックすると拡大します.....ミミがAngela GheorghiuとFiorenza Cedolins、ロドルフォがVittorio GrigoloとMarcello Giordaniと記載されていてダブルキャストになっています。前にずらりと並んでいる関係者の中で、右から3番目の女性は、多分、オランジュ音楽祭「ボエーム」のプロデューサーNadine Duffautさんですね。オランジュ音楽祭は、2009年にもレバノンのバールベックで引越公演をやっていますから、それと同様のものでしょうか.....グリゴーロのスケジュールにはまだ載っていませんが、多分、出演するのではなかと思います。

 詳しい記事がありました。‘La Boheme’ production a natural/Puccini’s classic opera to be staged outdoors with no amplification 昨今オペラといえどもマイク使用が多くなっていますが、ヨンセ大学校の野外劇場が、オランジュ音楽祭の古代ローマ劇場の音響と非常に似ていることに気づき、韓国の人たちにも、野外公演でのマイクで増幅しない声の自然の美しさを体験してもらおうということで企画したそうです。韓国では過去に野外オペラのパフォーマンスは、ワールドカップ競技場とか、オリンピックスタジアムとか各地で行われているそうですが、いずれもマイク使用だったそうです。.....なかなか意欲的な企画なんですね。

 韓国ではこの野外公演が話題になっていて、会場となる延世大露天劇場についての記事がありました。韓国語は、日本語と語順が同じなので機械翻訳でもかなりまともに訳しているようです。
「4.延世大露天劇場」の章に写真がありますが、本当にローマ時代の野外劇場そっくりです。1999年に座席を芝生から卒業生の寄付で大理石に替えたところ音響が良くなって、ロックコンサートのようにマイクを使用すると響き過ぎてノイズが問題になるほどだそうです。席数は7300、立席を含めると1万人まで収容することができるそうです。延世大学露天(野外)劇場と規模も構造も非常に似ているオランジュのローマ古代野外劇場で、毎年夏の音楽祭を開催しているオランジュ音楽祭のスタッフ(演出、舞台美術、音響、照明の技術陣)が参加協力することによって、ソウル舞台が素晴らしいものになるに違いない.....ということです。
制作スタッフ、キャストも発表されています。
指揮:チョン·ミョンフン
演出:Nadine Duffaut
舞台・衣装:Emmanuelle Favre
芸術総監督:バク・ピョンジュン
プロデューサー:イムヨウングン
ソウル市立交響楽団、水原(スウォン)市立合唱団、PBS平和放送少年少女合唱団

キャスト:
ミミ:Angela Gheorghiu/Fiorenza Cedolins
ロドルフォ:Vittorio Grigolo/Marcello Giordani
ムゼッタ:Laura Giordano/Petya Ivanova
マルチェッロ:Marco Caria/Fabio Maria Caoitanucci
ショナール:Toby Stafford-Allen
コリーネ:Vitalij Kowaljow

公演日時:
2012年8月28日(火)午後8時/ 30日(木)午後8時/9月1日(土)午後7時30分/ 2日(日)午後7時30分(4回公演)
場所:ソウル延世大学校露天劇場(Amphitheater)


関連記事:
夏の予定 :★オランジュ音楽祭 ★ レーゲンスブルグ ★(ヴェローナ:キャンセル) ★タオルミーナ芸術祭:不透明
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 4

たんたん

ものすごく衝撃なニュース、ありがとうございます!

わわ~、ソウルなんですね・・・東京じゃなくて。。。
いろんな意味でショックで、酔いも醒めました(笑)
唯一よかったことは、日本から行きやすいということでしょうか。
(私は行けませんが、日本のファンの方々には是非行って頂きたいです!)

それにしても日本じゃないなんて・・・ブツブツ…
by たんたん (2012-06-07 05:38) 

keyaki

たんたんさん
いろんな意味で、韓国とか中国が目立って日本は凹んでますね。
まあ、30年前の日本みたいなものでしょうか.....
ドミンゴ主催のオペラコンクールOperaliaの最終選考も6月10日に北京だそうです。

感心したのは、野外劇場でマイク無しにこだわった...ということですね。
Arena di Veronaは、マイク使用に切り替えたのかな....
一部のオペラ歌手さんたちは猛反対してましたけど.....
あそこは、町の中心にあるので、外の騒音がすごいらしくて、そのためにマイクを使った方がいいということになったようです....時代の流れですね。音楽祭の間は交通規制するという手もあると思いますけど。

そう、日本からだと国内旅行より安いですよ。
私も行きたいけど、キムチは好きですけど....行きたくない場所に入っちゃってます(笑)
夫でさえ、韓国は一回行って、もういい!って....

初日は、ゲオ&グリでしょうけど、あとの予定がはっきりしませんね。
なんだかんだ言ってもダブルキャストが両方ともトップクラスというのも凄いことですよね。

by keyaki (2012-06-07 10:47) 

りら

いつも貴重な情報ありがとうございます。
ぜひ生グリゴーロが見てみたく!
韓国での公演のサイトを教えてもらいました。
(でも韓国語なのですが・・・)

VIP席は57万ウォン、R席45万ウォン、S席25万ウォン、A席15万ウォン、Blue席8万ウォン、Green席3万ウォンだそうです。
韓国の公演予約サイトで予約できるそうですが、セキュリティカードなるものがないと予約が難しいかもなのだそうです。


by りら (2012-06-26 09:38) 

keyaki

りらさん
情報ありがとうございます。
ゲオルギューのホームページに英語のお知らせが出たら掲載するようなことが書いてあったので、いずれそういうのが出るかな...と思っているんですけど。
ウォンって今日現在のレートが0.07円ですから
39900,31500,17500円,10500,5600,2100円
なんかけっこう高い.....日本の来日並みですね。
交通費は、ソウルまで9800円〜なんてのがありますけど....
旅行会社で一緒にとってくれるかもしれませんね。

by keyaki (2012-06-26 11:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

La Barcaccia (Radio ..Mario Frangoulis (マリ.. ブログトップ