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ルーチョ・ダッラを偲んで...ダッラとグリゴーロの「カルーゾ」(2003.9.16- ローマ ) [イベント、TV、ラジオ]

 第一ブログでとりあげましたが、3月1日に、カンタウトーレのルーチョ・ダッラ (1943.3.4〜2012.3.1)が急逝しました。ルーチョ・ダッラは、1992年のモデナで開催された"Pavarotti & Friends"にも出演するなど、オペラ好きにもよく知られています。また、グリゴーロの最新アルバム"Arrivederci"の曲目は、オペラのアリアと長く歌い継がれてきた伝統的なカンツォーネ、そしてアルバム最後のトラックは、1986年ルーチョ・ダッラ作詞作曲の「カルーゾ」です。

右の写真は、1990年12月末のローマ歌劇場の「トスカ」、グリゴーロ13才.....パヴァロッティを楽屋訪問した時にヴィットリオ少年を紹介されたんでしょう。ダッラってすごく小柄ですね。2003年に「カルーゾ」を二人で歌っている動画がYouTubeにアップされましたが、この時は、大人になったグリゴーロがずいぶん大きく見えます。このチャンネル登録者は、前記事のクリスマスコンサートもアップしていますが、多分、グリゴーロとはかなり近い人でしょうね。親か兄弟か親戚か......こういう昔の思いがけないお宝映像が楽しめるのもYouTubeのお陰です。


↑写真をクリックすると動画にリンクしています

 このテレビの録画は、2003年9月16日にローマのほぼ中心にあるヴェネツィア広場のヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世記念堂(通称Vittoriano)の前で行なわれた2003/2004新学年開始の式典だそうです。当時のチャンピ大統領夫妻も列席、この時のチャンピ大統領のスピーチはこちらでご覧になれます。ローマって、新学年のためにこんな大々的な式典を毎年やるんでしょうか。各学校でやらないで、総合始業式みたいなものなんでしょうか。最初に出てくる上半身裸の若者はグリゴーロではありません。国立アカデミアの学生です。

 グリゴーロは、2003年は、ミラノ・スカラ座で「ウェストサイドストーリー」に出演、レバノン、日本にもツァーで訪れています。今まで調べて分かった2003年の公演記録をメモしておきます。
★2003年2月18〜25日 :ヴェローナTeatro Filarmonica《愛の妙薬》
★2003年4月17日:パレルモ・マッシモ劇場《ラクメ》
★2003年7月3〜19日:《ウェストサイド物語》スカラ座
★2003年7月23〜27日:スカラ座レバノンツァー《ウェストサイド》
★2003年8月3日:RAIのTV番組"CRISTIANITÀ "にゲスト出演
★2003年8月7日 69回Lirica Festival:San Gimignano《愛の妙薬》
★2003年8月13〜9月12日:スカラ座日本ツァー《ウェストサイド物語》
★2003年9月16日:ローマ、新学年開始の式典(写真上、右)
★2003年9月〜10月:ボローニャ《愛の妙薬》

関連記事:
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特別仕様のテノール Vittorio Grigolo(2004.5.10)ルーチョ・ダッラとグリゴーロの関係のメモ
Buon Natale!(2):ヨハネ・パウロ2世へのオマージュ"Non abbiate paura"と"Caruso" を歌う
ECHO Klassik Gala(2011.10.2):ヴィットリオ・グリゴーロ"Caruso"熱唱 賞をリチートラに捧げる
スカラ座版《ウェストサイド・ストーリー》
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コメント 2

しま

大変ご無沙汰しております。
最近ツイッターを始めてグリゴーロもフォローしているんですが、ルーチョ・ダッラのこともたくさんつぶやいていますね。
ダッラという人についてほとんど知らなかったので、またkeyakiさんの記事で勉強させてもらいました。

写真はグリゴーロ少年なんですね! 一瞬わかりませんでした。
羊飼いの少年の扮装なんですね。
by しま (2012-03-07 23:22) 

keyaki

しまさん
お久しぶりです。
情報を発信する側は、ホームページ、フェイスブック、ツイッターが三種の神器みたいなもんなんでしょうか。グリゴーロの場合は、内容がほとんど同じ...というか、あまり勝手なことはつぶやけないようです。誰かに管理されているのか、自己管理しているのかは分かりませんが。

私もダッラは、パヴァロッティがカルーソを歌った時から知った...という程度で、彼のアルバムを1枚持っているというだけなんです。
ジャンルは違っても、やっぱりイタリア人歌手同士、どこかでつながっているんですね。

>羊飼いの少年の扮装なんですね
そうです。あのパヴァロッティ、カバイヴァンスカ、ヴィクセルのです。
by keyaki (2012-03-08 09:37) 

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