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npr(アメリカ公共放送)Music Interviews(2011.4.3):Vittorio Grigolo: A Rising Tenor Takes His Time [インタビュー&記事]


 アメリカ東部時間の4月3日午後7時(日本時間では本日4日午前8時)から、8分程度のインタビューが放送されました。nprのウェブサイトの記事"Vittorio Grigolo: A Rising Tenor Takes His Time"にインタビューの内容も掲載されていますし、オンデマンドで聞けますが、こちらにもダウンロードしてアップ(右MP3)しました。

 今回のインタビューでは、23歳の時のスカラ座のコンサートで楽譜を間違えてしまったが、なんとか切り抜けた....というエピソードが、もう少し詳しく語られています。多分、重唱曲:ノットゥルノ「月の何と白いことか」の時のことだと思います。右の写真のように両側には、ソプラノのバルバラ・フリットリとバスのミケーレ・ペルトゥージ がいますが、確かにフリットリの楽譜をのぞいているように見えなくもないですね。

『グリゴーロの回想:大統領もそこにいました。そこら中に新聞記者、花。巨大に舞台。小さなピアノ。興奮。アドレナリン。汗。しかし、ちょっとした問題が.....はじまる直前、楽譜が違うことに気がついたが、時間はありませんでした。とにかく舞台に出て、隣の女性と一緒に見るようにとの指示。この応急措置は多少の混乱をもたらしました。グリゴーロは笑いながらこう話す。「彼女の楽譜を見なければなりませんでしたが、テレビを見ていた人には、僕が彼女の胸を見ているように見えるわけです。母は、一体何をしているの。歌いもしないで、女の子の胸を見ている・・」』

 また、特にテノールについては、有名になればなるほど、皆が期待すればするほど、あれは歌うな、まだ早過ぎる、声をだめにする.....と周りがうるさいわけですが、そのことについてもちょっと触れられています。

『多くのテノールは若くしてキャリアをはじめ、往々にして声と身体が燃え尽きるという犠牲を払って、短期間に有名になる。グリゴーロはこのような負担に陥らないように細心の注意を払っていると言う。「バネと同じです。伸ばし続けることはできません。限界点に達すれば、バネもう元にはもどりません」つまり、彼は自分の声の養成に力を入れている。「声は良いワインと同じです。うまく発酵させれば、熟成します」』

★YouTube:La Scala - CONCERTO INAUGURALE ANNO VERDIANO
 YouTube:Vittorio Grigolo - Talk 今までのインタビュー

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