ロイヤル・オペラハウス 来シーズンのウェルテルは誰でしょう......2匹目のドジョウか..... [今後のスケジュール追加・変更]
グリゴーロに関する記事 "Startenor:Vittorio Grigolo hat die Stimme der Leidenschaft" に、グリゴーロが来年5月にROHで《ウェルテル》を歌うはず.....と書いてあります。筆者は、ビリャソンはもうオペラから足を洗うと決めつけているようですが、ビリャソンのホームページのカレンダーには《ウェルテル》を歌うことになっています。
下記の2010.7.26の記事で、スケジュール的に無理なのでは....と書きましたが、その後、事情が変わってきました。2月27日から3月31日まで出演予定だったチューリヒの《ノルマ》をキャンセルしたんです。てっきりローバート・ウィルソンの演出がいやになったのかと思いましたが、《ウェルテル》の準備をするためのような気がしてきました。さて、さてどうなるか........ビリャソンがどうするかにかかっているのか、あるいはビリャソンの意向は関係なく劇場側が決定できるのか......(数年前のスカラ座の《ドン・カルロ》のフィリアノーティの件からすると劇場側が、この歌手では無理と判断すればいつでも変えられるような契約になっているようですが....)
ミラノ・スカラ座の開幕公演《ワルキューレ》に出演するはずだったルネ・パペが今頃キャンセルすることを発表したり、本当に誰が歌うかはふたを開けるまで分からないのがオペラ!のようです。(2010.10.31)
◎以下2010.7.26の記事 イギリスのオペラ雑誌"Opera" 8月号に、「うっそ〜」というような一行記事が.......
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「ローランド・ビリャソンではなくヴィットリオ・グリゴーロが、来シーズンコヴェントガーデンでウェルテルを歌う Vittorio Grigolo, rather than Rolando Villazon, will sing Werther at Covent Garden next season」
指揮者とか歌手の今後の予定等を簡単に記載している "We hear that...."というコーナーに書かれていたのものです。
これだけ見れば、あら、そうなの....ですが、グリゴーロのスケジュールが頭に入っている私としては、「それは無理」と言いたい。このことは、Intermezzoさんのブログで知ったのですが、"the end of the road for Rolando Villazon?"という題も、掲載されている写真(ビリャソン扮するウェルテルがまさにピストル自殺をしようとしている)も衝撃的すぎ、というか悪のりしすぎです。
☆ロイヤル・オペラハウス《ウェルテル》2011年5月5,8,11,14,17,21日
ブノア・ジャコ監督演出、パッパーノ指揮、Rolando Villazón、Sophie Koch
(最近パリ・バスティーユでヨナス・カウフマンが歌ったのと同じ演出)
☆ミラノ・スカラ座《ロメオとジュリエット》 2011年6月6,9,11,13,16,21,23日
バートレット・シャー演出、ヤニック・ネゼ=セガン指揮、Vittorio Grigolo、Nino Machaidze
ミラノ・スカラ座のリハーサルは1ヶ月位前からはじまるはずですし、グリゴーロは「僕は他のオペラを歌っている時に同時に違う作品を学べるタイプではない.....」と言っていますから、5月がまるまる空いているのは、スカラ座の《ロメオとジュリエット》のために1ヶ月以上スケジュールを空けているのでしょう......ですから、両方出演するのは無理.....だとするとスカラ座をキャンセルするということなんでしょうか.......これは劇場同士の話し合いでそうなる可能性はゼロとは言えませんが、今のところグリゴーロ自身が、「来年、ミラノでロメオを歌いたい.....」と言ってますし......すでにシーズン発表で決まっている《ロメオとジュリエット》をキャンセルしてROHに出演したら、イタリア人のくせに、とか言われて生意気〜とか言われるでしょうし........
この《マノン》に出演が決まったのが、2009年10月でしたが、シーズン発表でスペインのセビリアで6月11,14,17,20日と《椿姫》に出演が決まっていました。もちろんこれはキャンセル(代役はTeodor Ilincai)しましたしたので、4月21日以降からロンドンの公演6月22日まで《マノン》の勉強に専念できたのではないかと思います。しかし、来シーズンの《ウェルテル》の件は、スカラ座をキャンセルしてまで、ROHに出演するとは思えませんし、両方出演というのも、ロメオもウェルテルもロールデビューのはずですから、勉強する時間がない.....ですよ。
それにしてもビリャソンは、徐々に、オペラ公演から足を洗って、コンサートとかテレビに専念するつもりなんでしょうか。
参考(年齢は7月25日現在):
Rolando Villazón ローランド・ビリャソン:1972年2月22日-メキシコ (メキシコシティー):38才
Vittorio Grigolo ヴィットリオ・グリゴーロ:1977年2月19日-イタリア(アレッツォ):33才
☆Opera (August 2010).pdf ☆Roméo et Juliette - Teatro alla Scala.pdf
関連記事:
ROYAL OPERA HOUSE マスネ作曲《マノン》で劇場デビュー★RISING STAR★
ビリャソンの代役に...グリゴーロにもついにお鉢が回ってきました.....
[今後のスケジュール追加・変更]
[インタビュー&記事]
下記の2010.7.26の記事で、スケジュール的に無理なのでは....と書きましたが、その後、事情が変わってきました。2月27日から3月31日まで出演予定だったチューリヒの《ノルマ》をキャンセルしたんです。てっきりローバート・ウィルソンの演出がいやになったのかと思いましたが、《ウェルテル》の準備をするためのような気がしてきました。さて、さてどうなるか........ビリャソンがどうするかにかかっているのか、あるいはビリャソンの意向は関係なく劇場側が決定できるのか......(数年前のスカラ座の《ドン・カルロ》のフィリアノーティの件からすると劇場側が、この歌手では無理と判断すればいつでも変えられるような契約になっているようですが....)
ミラノ・スカラ座の開幕公演《ワルキューレ》に出演するはずだったルネ・パペが今頃キャンセルすることを発表したり、本当に誰が歌うかはふたを開けるまで分からないのがオペラ!のようです。(2010.10.31)
◎以下2010.7.26の記事 イギリスのオペラ雑誌"Opera" 8月号に、「うっそ〜」というような一行記事が.......
「ローランド・ビリャソンではなくヴィットリオ・グリゴーロが、来シーズンコヴェントガーデンでウェルテルを歌う Vittorio Grigolo, rather than Rolando Villazon, will sing Werther at Covent Garden next season」
指揮者とか歌手の今後の予定等を簡単に記載している "We hear that...."というコーナーに書かれていたのものです。
これだけ見れば、あら、そうなの....ですが、グリゴーロのスケジュールが頭に入っている私としては、「それは無理」と言いたい。このことは、Intermezzoさんのブログで知ったのですが、"the end of the road for Rolando Villazon?"という題も、掲載されている写真(ビリャソン扮するウェルテルがまさにピストル自殺をしようとしている)も衝撃的すぎ、というか悪のりしすぎです。
☆ロイヤル・オペラハウス《ウェルテル》2011年5月5,8,11,14,17,21日
ブノア・ジャコ監督演出、パッパーノ指揮、Rolando Villazón、Sophie Koch
(最近パリ・バスティーユでヨナス・カウフマンが歌ったのと同じ演出)
☆ミラノ・スカラ座《ロメオとジュリエット》 2011年6月6,9,
バートレット・シャー演出、ヤニック・ネゼ=セガン指揮、Vittorio Grigolo、Nino Machaidze
ミラノ・スカラ座のリハーサルは1ヶ月位前からはじまるはずですし、グリゴーロは「僕は他のオペラを歌っている時に同時に違う作品を学べるタイプではない.....」と言っていますから、5月がまるまる空いているのは、スカラ座の《ロメオとジュリエット》のために1ヶ月以上スケジュールを空けているのでしょう......ですから、両方出演するのは無理.....だとするとスカラ座をキャンセルするということなんでしょうか.......これは劇場同士の話し合いでそうなる可能性はゼロとは言えませんが、今のところグリゴーロ自身が、「来年、ミラノでロメオを歌いたい.....」と言ってますし......すでにシーズン発表で決まっている《ロメオとジュリエット》をキャンセルしてROHに出演したら、イタリア人のくせに、とか言われて生意気〜とか言われるでしょうし........
この《マノン》に出演が決まったのが、2009年10月でしたが、シーズン発表でスペインのセビリアで6月11,14,17,20日と《椿姫》に出演が決まっていました。もちろんこれはキャンセル(代役はTeodor Ilincai)しましたしたので、4月21日以降からロンドンの公演6月22日まで《マノン》の勉強に専念できたのではないかと思います。しかし、来シーズンの《ウェルテル》の件は、スカラ座をキャンセルしてまで、ROHに出演するとは思えませんし、両方出演というのも、ロメオもウェルテルもロールデビューのはずですから、勉強する時間がない.....ですよ。
それにしてもビリャソンは、徐々に、オペラ公演から足を洗って、コンサートとかテレビに専念するつもりなんでしょうか。
参考(年齢は7月25日現在):
Rolando Villazón ローランド・ビリャソン:1972年2月22日-メキシコ (メキシコシティー):38才
Vittorio Grigolo ヴィットリオ・グリゴーロ:1977年2月19日-イタリア(アレッツォ):33才
☆Opera (August 2010).pdf ☆Roméo et Juliette - Teatro alla Scala.pdf
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ビリャソンの代役に...グリゴーロにもついにお鉢が回ってきました.....
[今後のスケジュール追加・変更]
[インタビュー&記事]
ビリャソン、スカラ座では「不調なんてもんじゃない。。」と共演者にまで言われていたそうで、聴いた人もバリトンみたいといっていたし、オペラから足を洗った方がいいような。。。RHOのウェルテルはグリゴーロの方がのほうがいいなぁ。
by Nanako (2010-11-01 13:00)
Nanakoさん
でも、全公演歌いましたね。
ビリャソンはキャラクターで受けていたような気がしますが、それでも歌がよくないと厳しいですね。
このあと、愛の妙薬の演出をするようですが、オペラは、ROHのウェルテルまでないんですよ。相変わらずコンサートの予定はいっぱいですけど。
by keyaki (2010-11-02 01:37)