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いよいよ バレンシア"Palau de les Arts"で マゼール指揮 ブロックハウス演出の《椿姫》 [La Traviata 椿姫]

 10日がプレミエですが、やっとというか遅過ぎですが、"Palau de les Arts de Valencia"の劇場サイトに詳細なプログラムが掲載されました。PDFファイルで、写真は大きいサイズではありませんが、グリゴーロとわかるのが5枚くらいありました。

《椿姫》バレンシア:20104月10, 13, 16, 18, 21,24, 27, 30日全8公演(グリゴーロは最初の5公演)
指揮:Lorin Maazel
演出・舞台・照明:Henning Brockhaus
Escenografi :Josef Svoboda
衣裳:Giancarlo Colis
ソリスト:
Violetta Valery:Hibla Gerzmava
Flora Bervoix:Ekaterina Metlova *
Annina:Mari´a Luisa Corbacho *
Alfredo Germont:Vittorio Grigolo
              (10, 13, 16, 18, 21)

           Francesco Demuro
              (24, 27, 30)
Giorgio Germont:Gabriele Viviani
Gastone:Javier Agullo´
Baron Douphol:Andrea Porta
Marqués D’Obigny:Abramo Rosalen *
Doctor Grenvil:Mika Kares
Giuseppe:Manuel Beltra´n Gil
Criat de Flora:Jaehwan Jeong *
Missatger:Boro Giner

* Centre de Perfeccionament Plácido Domingo

◎詳しいプログラム:
La Traviata - Programa de mano.pdfグリゴーロの舞台写真数枚有り

 グリゴーロは3日までチューリヒ歌劇場で《ホフマン物語》に出演していましたので、ゲネプロまでに1回くらいしかリハーサルをしていないと思いますが、アルフレードに関しては、どんな演出でもやれる自信があるんでしょう.....なにしろゼッフィレッリに特訓されていますし、チューリヒ中央駅でも歌いましたし、オランジュ音楽祭では野外劇場で、そしてフェニーチェではカーセンの演出で歌っていますし....それに、バレンシアは、昨年の《ファウスト》に続いて2回目の出演ですから、舞台にも慣れているということもあると思います。

 舞台演出は、マチェラータ音楽祭で好評だったプロダクションで、すでに故人ですが、ヨゼフ・スボボダ Josef Svoboda(1920.5.10- 2002.4.8)の舞台美術で、豪華で変わった舞台です。
 演出のHenning BrockhausのYouTubenoチャンネルで、ビデオクリップが見られます。かなり凝った舞台で、『不思議の国の椿姫』みたいなかんじです。舞台写真も、ヘニング・ブロックハウス Henning Brockhausのホームページに掲載されています。なんていうんでしょうか、背景の巨大な絵が落ちたり巻き上がったり、床もクルクルとカーペットを巻いていくように変化します。舞台上部に傾斜した巨大な鏡が設置されているのも特徴です。
メモ:
ヘニング・ブロックハウスは新国2008/2009シーズン開幕公演の《トゥーランドット》を演出しています。新国ウェブサイトのプロフィールを転載します。
【演出】ヘニング・ブロックハウス  Production : Henning Brockhaus
1946年プレッテンベルク(ドイツ)生まれ。デトモルト音楽大学でクラリネットを学んだ後、ベルリン自由大学で哲学、演劇、音楽を学ぶ。75年から83年までハンブルクとミラノのピッコロ劇場でジョルジョ・ストレーラーの助手を務める。84年から89年までパリのヨーロッパ座とオデオン座のドラマツゥルグ兼演出家として様々な演劇作品を手がける。オペラでは、マチェラータ音楽祭、ローマ歌劇場、ボローニャ歌劇場、東京などで『リゴレット』『椿姫』『オテロ』『マクベス』『ランメルモールのルチア』などを演出。また、オペラ・演劇制作の分野で教鞭も執っている。新国立劇場初登場。


関連記事:
4月10日からバレンシアでマゼール指揮の《椿姫》に出演
《椿姫》アルフレード:ゲオルギュー+ブルゾン ☆VideoClip☆写真集
[チューリヒ中央駅の椿姫]
[La Traviata オランジュ音楽祭]
[La traviata フェニーチェ2009]

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コメント 4

babyfairy

このソプラノさん、衣裳を着けるとそれなり〜やっぱり馬子も衣裳(失礼)ですね。演出も面白そうだし、どちらかと言うと若手歌手中心のキャスティングにぴったりな感じです。
by babyfairy (2010-04-09 21:32) 

keyaki

babyfairyさん
そう、こういう衣装はお似合いになってますね。太っているというよりはがたいがいいっていうんでしょうか.....それほど背が高そうでもないですけど、衣装負けしない体格ですね。
グリゴーロ自身は、こういうつまった日程は、初めてのような気がしますが.....しかし、劇場にとってはプレミエなので、多分、第二キャストのデムーロがかなり前からリハーサルに入っていたようですから、立ち位置とか、舞台での動きとかきっちり決めてあったんでしょうね。ビデオで見ると、背景画とか床の転換のタイミングとかも難しそうですし、グリゴーロ抜きで、きっちり決めていてくれということだと思います。
面白そうな見てみたい舞台ですね.....マチェラータのはDVDになっているのもありますが、これはないですよね。
by keyaki (2010-04-10 00:57) 

Nanako

切れ切れでサイズも小さいですが6:49のビデオがありました。http://palanciafm.blogspot.com/2010/04/el-palau-de-les-arts-culmina-su.html

by Nanako (2010-04-13 13:16) 

keyaki

Nanakoさん
ありがとうございます。
私も今朝発見して、次の記事にリンクしました。
ほんと、切れ切れなので、わざと音も小さくたのかも....グリゴーロは、流して歌っていますが、雰囲気は伝わってきますので、楽しませてもらいました。
デムーロは、急にトリノで、忙しくていいような悪いような....ですね。ダブルキャストが急にトリプルキャストってどうなってるんでしょう。第一キャストのテノールは、一時期グリゴーロがキャンセルすると出て来てましたから、同年代ですよね。

by keyaki (2010-04-13 13:53) 

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