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オランジュ音楽祭2009《椿姫》アルフレード(Vittorio Grigolo)抜粋(日伊字幕付き) [La Traviata オランジュ音楽祭]

 すでに"アルフレード=Vittorio Grigolo ハイライト"の音声ファイルは、アップしていますが、同様にテレビ放送の抜粋ビデオクリップを作ってYouTubeにアップしました。元のビデオにはフランス語の字幕が付いていますが、イタリア語キャプションと日本語字幕も付けましたので、お好きな方に切り替えてご覧下さい。

★オランジュ音楽祭2009《椿姫》アルフレード=ヴィットリオ・グリゴーロ抜粋(日伊字幕付き):
YouTube 再生リスト


1.ヴィオレッタの家のパーティーにアルフレードとガストンがやって来る。ガストンは、「ずっと前からあなたに憧れていて、今どきめずらしい純情な男なんです....」とヴィオレッタにアルフレードを紹介する。パーティー客一同に勧められて「楽しい杯で酒を飲みほそう...」と歌いだし、ヴィオレッタとの二重唱となる。
Brindisi 乾杯の歌
☆Alfredo"Libiam ne' lieti calici che la bellezza infiora,"


2.ダンスを楽しむため一同別室に移動するが、ヴィオレッタは気分が悪くなり、彼女を気づかってそこに残ったアルフレードと二人きりになる。そこで、アルフレードは身体を大切にするように忠告して、1年も前からヴィオレッタのことを愛していたことを告白する。ヴィオレッタは、自分はあなたにはふさわしくない女だから、その愛をあきらめるように告げる。しかし別れ際にアルフレードに花を一輪わたして、翌日の再会を約束する。
☆Alfredo"Oh qual pallor!...〜"
☆Alfredo"Un dì, felice, eterea,mi balenaste innante,"
☆Violetta "Prendete questo fiore. "


3.アルフレードはヴィオレッタと共にパリ郊外に移り住む。アルフレードは、ヴィオレッタが自分のために華やかなパリでの生活を捨てて、郊外に移り住んでもう三ヶ月もたった(シェーナ)....なんて自分は幸せなんだろう(アリア)...と歌う。そこにアンニーナが通りかかり声をかける。アンニーナからヴィオレッタが生活のために、馬や馬車をなど財産を手ばなそうとしていることを知り驚き、事情を知らなかった自分を恥じ(カバレッタ)、なんとかしようとパリに出かけていく。
アルフレードのシェーナとアリアとカバレッタ
☆Alfredo"Lunge da lei per me non v'ha diletto!..."
☆Alfredo"De' miei bollenti spiriti...."
☆Alfredo"Oh mio rimorso! Oh infamia!..."

このカバレッタはカットされることが多い

4.アルフレードの父が尋ねてきて息子と別れて欲しいと頼まれ、彼と別れる決意をする。アルフレードに手紙を書いていると、アルフレードが戻ってきて、父がここに来るかもしれない....と告げる。ヴィオレッタは、泣きながら自分をいつまでも愛してくれるように繰り返し庭に出て行く。
☆Violetta "Dammi tu forza, o cielo!..."
☆Alfredo "Violetta che fai?..."
☆Violetta "Amami, Alfredo, quant'io t'amo... Addio."
☆Alfredo "Ah, vive sol quel core"


5.召使いのジュセッペが、ヴィオレッタがアンニーナと出かけた...と知らせに来るが、事情を知らないアルフレードは、それほど気にかけない。そこへ、使いのものがやってきてヴィオレッタからの手紙をわたす。さすがに不安になり震えながら封をひらき、驚きの声をあげる。そこに父ジェルモンがやってくる。父は息子をなぐさめて、家族のもとへ戻ってくるようにさとすが、アルフレードは、ほっといてくれ...と耳をかさない。父ジェルモンは、あきらめて帰ろうとするが、もう一度、「お前をとがめたりはしない、過去のことは忘れよう...もう一度考え直して、父さんと妹を早く安心させてくれ..」と説得するが、アルフレードは、フローラからの手紙を見つけて、ヴィオレッタの行き先を知り、「復讐してやる..」と止める父親を振りきって飛び出して行く。
☆Germont "Di provenza il mar,il suol" 「プロヴァンスの海と陸」
☆Germont "No, non udrai rimproveri; copriam d'oblio il passato;"
☆Alfredo "Ah!Ell'e alla festa!Volisi l'offesa a vendicar..."
(カットされることが多い)

6.フローラの邸宅のパーティーにアルフレードが現れる。アルフレードは賭けをはじめ、勝ち続ける。そこにドゥフォール男爵に伴われてヴィオレッタがやって来る。ヴィオレッタはアルフレードがいることを知って、来たことを後悔する。アルフレードはヴィオレッタに皮肉を言い、挑戦してきた男爵とも賭けをする。食事の準備ができたため一同は別室に移動する。ヴィオレッタは、アルフレードを呼び出し、危険だからここから出て行くように頼むが、アルフレードは一緒に帰ろう...と懇願する。ヴィオレッタは男爵を愛しているから一緒には行けない..と苦しい嘘をつく。アルフレードは狂ったように一同を呼び、皆の前で、お金を投げつけてヴィオレッタを侮辱する。あまりの仕打ちに一同は、アルフレードを責めるが、そこに息子を追ってきた父ジェルモンが登場。
☆Alfredo"Sì, amici..."
☆Alfredo"Mi chiamaste?... che bramate?..."
☆Alfredo"Ogni suo aver tal femmina per amor mio sperdea..."



7.父ジェルモンは、激しく息子を叱り、アルフレードもわれにかえって自責の念にかられる。ヴィオレッタは、「いつかは自分の愛を分ってくれる時が来るでしょう....」とアルフレードにやさしく語りかける。真実を知りながら沈黙を守る父ジェルモンの苦悩、アルフレードの嘆き、男爵の怒り、一同のヴィオレッタへの同情の歌で幕となる。
☆Germont "Di sprezzo degno se stesso rende"
☆Alfredo"Ah si' che feci! ne sento orrore."
☆Violetta "Alfredo, Alfredo, di questo core"


8.ヴィオレッタは、もう自分が長くないことを悟っている。アルフレードが戻って来ることを待ち続けているが、半ばあきらめている。アンニーナが嬉しいことがあると知らせに来る。そこにアルフレードが現れ、二人はしっかり抱き合う。アルフレードと「パリを離れて、一緒に暮らそう..」と歌い。ヴィオレッタも喜び、二重唱となる。ヴィオレッタは、教会に行きたい..と外出したがるが、衰弱していてそれもままならない。「こんなに苦しみぬいた私は、こんな若いのに死ななければならないの...」と悲痛な想いで歌う。アルフレードは、「死んじゃだめだ、生きてくれ...」とヴィオレッタを抱きしめる。そこに父ジェルモンがやって来る。ヴィオレッタとの約束を果たすために来たが、遅すぎた...と言われ、自分が作った不幸の大きさを知る。
☆Violetta&Alfredo"Parigi, o cara noi lasceremo,"二重唱「パリを離れて」
☆Alfredo"Oh mio sospiro, oh palpito,"


9.ヴィオレッタは「いつの日か清らかな娘さんが、あなたに心を捧げるとしたら、結婚してください...そして天国であなたを愛した女が二人を見守っていると伝えてね..」と自分の肖像画をアルフレードに手渡す。アルフレードは「死ぬなんて...そんなことを言わないで...」と嘆く。ヴィオレッタは突然「不思議だわ...何か力が湧いてきた...また生きられる..嬉しい」と叫び倒れる。アルフレード、父、医師、アンニーナが悲しむ中、ヴィオレッタは息を引き取る。
☆Violetta"Piu' a me t'appressa ascolta"
☆Alfredo"No, non morrai, non dirmelo"


★YouTubeには全編アップされていますので、それを再生リストにまとめました。ヴィオレッタ(Patrizia Ciofi)のアリア等お聞きになりたい方におすすめです。
Chorégies d'Orange 2009-La Traviata-Grigolo-Ciofi -Giossi

※写真はすべてチョーフィのフェイスブックから頂戴してきました。
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コメント 2

助六

画質と音質が素晴らしい。ありがとう。

少し聞き直しただけですが、チョーフィの出来はヴェネツィア初日よりこの晩の方がはっきり上ですね。
by 助六 (2009-10-15 08:06) 

keyaki

助六さん
お楽しみ頂けてなによりです。
YouTubeの大盤振舞いはありがたいです。時間制限はありますが、容量はないようなものですから、高画質のアップロードが可能です。テレビ放送もデジタルで、きれいですし、ネットのお蔭で居ながらにして....ですから。
by keyaki (2009-10-16 08:03) 

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