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レバノンのバールベック Baalbeck音楽祭でLa traviata(2009.8.13) [La Traviata オランジュ音楽祭]

レビューが出ました。バールベック神殿は、音響が悪い上に、劇場外の騒音も聞こえるような環境だったが、それでもグリゴーロの声は良く響き、素晴らしかった....(2009.8.15)

 ヴィットリオ・グリゴーロは予定通り、レバノンのバールベック音楽祭で、《La traviata》のアルフレードを歌った模様.....
 この公演はグリゴーロのホームページで発表されていない(2009.8.14現在)ので、どうなっているのかちょっと気になってました。右の写真は、豆粒のようですが、グリゴーロに間違いないでしょう。
 今までですと公演の直前と公演の後に、グリゴーロ自身のメッセージが掲載されていましたが、このところそれがないんです......単に忙しいだけか.....心境の変化か....大人になった??のか.....ポップのファンたちも、寂しがっています。ドイツのオペラ雑誌 DAS OPERNGLASで「オペラに専念する」と語っていますし、二枚目のアルバムも暗礁に乗り上げているようですし、彼の"PopOpera"でファンになった人たちは、捨てられた気分なんでしょうか....不満ももれはじめているような感じです。

La Traviata clausura el festival de Baalbek (13 de agosto de 2009, 08:28 PM)
La Traviata, du mur d'Orange aux colonnes de Baalbeck(Publié le jeudi 13 août 2009 à 09H37)
★個人のブログ(英語)ですが、ちょっとグリゴーロの歌が聞けます。
★The Daily Star Lebano Saturday, August 15, 2009 Review(英) グリゴーロ好評!

Morir de amor en las ruinas de Baalbe 舞台写真有り
★L'Orient-Le Jour 15/08/2009 « La Traviata » de Verdi, une « dévoyée » toujours aux premières loges…
★舞台写真集:La Traviata Opera dazzles Baalbeck crowd

舞台写真を眺めてみると、チョーフィのヴィオレッタが、いかに可憐だったかがわかりますね。エルモネラ・ヤオもスマートなんだけどちょっとバランスが...日本人並みに顔が大きいみたい。

この古代遺跡は、音響が良くなく、それに加え外の騒音もあるとか、花火、コーラン、近くのレストランのポップ音楽が聞こえて来たり、こうもりの鳴き声までも.....猫も徘徊しているとかで、この時は、オペラ開始前に一匹舞台に出没したそうですが、その前のロックコンサートの時には、集団で現れてちょっとした騒ぎになったそうです。しかし、音響の悪さ、チケット代の高さも解消するほどの素晴らしい演奏で、観客は大満足でカーテンコールではロックコンサート並みに盛り上がったようです。

関連記事:
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コメント 2

ペーターのファンです。

時代のついた神殿のおかげで壮麗な屋敷の雰囲気たっぷりですが、場末のアミューズメントみたいないらない効果音が添加されてしまうんですね。ちょっと怖いもの聴きたさが出てきます。

空間が大きい、音響が良くないとくれば、グリゴーロにとっては遠慮なく動いて、思い切り声を出せる場所だったかもしれないなと妙にワクワクします。
私はポペラはどうでもいいからオペラに専念してほしいですが、それでは不満なファンも多いのでしょうね。人気者は辛い、というところでしょうか。
by ペーターのファンです。 (2009-08-18 11:56) 

keyaki

ペーターのファンさん
写真でみると丘の上にある遺跡で周りには何もないようですが、下の町の騒音が全部あがってくるんでしょうね。
グリゴーロは、どんな場所でもそこに合わせた歌唱ができるようですし、心置きなく大きな声で歌えて、拍手喝采で大満足だったでしょうね。
プロモーションツァーは無理としても、アルバムが発売されれば、皆さん大喜びなんでしょうけど.....
by keyaki (2009-08-19 01:58) 

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